玄関を入ると正面のピクチャーウインドウから植栽が眺められ、リビングや書斎の窓からは坪庭まで視線が抜けて開放感たっぷり。Mさんの平屋では、家中のあちらこちらで緑の潤いを感じられるのが幸せだ。Mさんは「平屋暮らしで家庭菜園やガーデニングを楽しみたい。TVを置かずに畳の上でプロジェクターを眺めてゴロゴロできたら」と理想の暮らし方を要望。設計士は、東間口のゆったりとした敷地とヒアリングをもとに、坪庭を囲むコの字の間取りを描き出した。坪庭を設けたのは、延床面積を増や… 続きを読む
玄関を入ると正面のピクチャーウインドウから植栽が眺められ、リビングや書斎の窓からは坪庭まで視線が抜けて開放感たっぷり。Mさんの平屋では、家中のあちらこちらで緑の潤いを感じられるのが幸せだ。Mさんは「平屋暮らしで家庭菜園やガーデニングを楽しみたい。TVを置かずに畳の上でプロジェクターを眺めてゴロゴロできたら」と理想の暮らし方を要望。設計士は、東間口のゆったりとした敷地とヒアリングをもとに、坪庭を囲むコの字の間取りを描き出した。坪庭を設けたのは、延床面積を増やさずに広がりをもたらすための工夫。庭の外を格子でゆるやかに遮ることで視線が気にならず、いつでも自然との一体感を味わえる。また、LDKの畳リビングは一角をR(曲線)に切り取り、同じくRを描くやさしいベンチを造作。「他の家とはひと味違う色づかい」というリクエストから、畳とドアは水色、スタディデスクは黄色で造作して、北欧のようなカラフルなインテリアを実現した。設計士と意気投合したMさんは、ちょっと攻めた提案もワクワクと満喫。ライフスタイルにぴったりの平屋になり「無理をしないでのんびり過ごせています」とのこと。家事ラク動線もでき、花や野菜を育てる丁寧な暮らしを楽しんでいる。
キッチン~パントリー~洗面脱衣室が直結し、家事の時短に。水回りからウォークインクロゼットを通って物干しテラスに出られ、洗濯の洗う・干す・しまうが1ゾーンで完結するのもうれしい。洋室は子どもたちの成長に応じて、2室に間仕切りできる
キッチン~パントリー~洗面脱衣室が直結し、家事の時短に。水回りからウォークインクロゼットを通って物干しテラスに出られ、洗濯の洗う・干す・しまうが1ゾーンで完結するのもうれしい。洋室は子どもたちの成長に応じて、2室に間仕切りできる
土地の特性に合わせた設計を得意としているグランハウスの設計士。同じ要望でも土地が違えば間取りは一変するため、土地購入前に候補地に合わせたプランを提案してくれる。そのメリットを存分に生かしたのがMさんだ。「ゆったりとした土地で平屋暮らしをしたい」と考えていたMさんは、設計士のアドバイスを受けながら土地探しを進めていった。気になる土地ごとにプランを提案してもらったが、総予算が合わない、庭が取りづらい…などと折り合わず断念。2年ほどかけて3カ所でプラン提案しても… 続きを読む
土地の特性に合わせた設計を得意としているグランハウスの設計士。同じ要望でも土地が違えば間取りは一変するため、土地購入前に候補地に合わせたプランを提案してくれる。そのメリットを存分に生かしたのがMさんだ。「ゆったりとした土地で平屋暮らしをしたい」と考えていたMさんは、設計士のアドバイスを受けながら土地探しを進めていった。気になる土地ごとにプランを提案してもらったが、総予算が合わない、庭が取りづらい…などと折り合わず断念。2年ほどかけて3カ所でプラン提案してもらった後、ついに希望エリアで今の土地に出会ったという。設計士は土地を見て、「かなり広い分、庭で家庭菜園などが楽しめる。導入路が少々細いことも土地のゆとりでカバーできる」と考えて、メインの南の庭と坪庭を楽しむコの字の平屋を提案。ファーストプランで満足したMさんは納得して土地を購入でき、平屋づくりに没頭できたとか。延床面積を抑えることでコスト面もクリアし、「要望を何ひとつ諦めずにすみました」と設計士の発想力に感服しているそう。
住まいづくりでは決めることが多く、庭や外構はついつい後回しになるかもしれません。でも私たちは、庭も設計のひとつだと考えています。M様邸は、その発想が存分に息づいた住まいになりました。というのも、窓の位置や視線の抜け方によって、空間の表現は大きく変わります。M様邸には南側にメインの庭、東側に坪庭という2つの庭をつくりましたが、その切り取り方は6パターンぐらいに。玄関正面の窓から眺める植栽、LDKのデッキにつながる庭、物干し用のテラス、そして坪庭もリビング・キ… 続きを読む
住まいづくりでは決めることが多く、庭や外構はついつい後回しになるかもしれません。でも私たちは、庭も設計のひとつだと考えています。M様邸は、その発想が存分に息づいた住まいになりました。というのも、窓の位置や視線の抜け方によって、空間の表現は大きく変わります。M様邸には南側にメインの庭、東側に坪庭という2つの庭をつくりましたが、その切り取り方は6パターンぐらいに。玄関正面の窓から眺める植栽、LDKのデッキにつながる庭、物干し用のテラス、そして坪庭もリビング・キッチン・書斎という3カ所から望めます。どの窓からも違う景色が眺められ、2つの庭にさまざまな見どころをつくることができました。こうした眺望を楽しむ窓設計は、ロケーションのよい土地のメリットでもありますね。設計士は、「自然と一体感を味わいながらのんびり暮らしたい」「利便性の高い街中でプライベート感を高めたい」といった理想の暮らし方に合わせて、土地条件からアドバイスします。コストを抑えつつ、開放感を生み出す設計も得意です。ぜひ設計士のアイデアを楽しみにしてください!
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 延床面積 | 95.23m2 (28.8坪) |
| 敷地面積 | - |
| 工法 | 木造軸組 |
| 本体価格 | 2,000万円~2,499万円 |
| 竣工年月 | 2022年3月 |
| 店舗名 | 四日市オープンスタジオ |
| 住所 | 三重県四日市市ときわ2-12-28 |
| 問い合わせ | |
| ホームページ | この会社のホームページへ |
坪庭を囲むコの字の平屋のM邸。前に大きく張り出した庇のアプローチは、「雨にぬれずに車から家へ」というMさんの要望に応えたもの。前向き駐車にすれば庇の下を通って移動でき、インナーガレージよりもコストダウンができる
「TVを置かず、畳で寛ぐ暮らし」をカタチにした畳リビング。柔らかな雰囲気を醸す水色の畳は、キッチンへ向かう動線上をRにすることで、踏まずに移動できる。プロジェクター付き照明で白い壁をスクリーンに見立て、好きな映像を大画面で堪能
天然芝や植栽が青々と茂る広い庭と、どこか温かみのある平屋の外観がマッチ。設計士は、Mさん夫婦には手仕事のようなナチュラル感が似合うと考え、くすみのある白のガルバリウム鋼板を使った外壁を提案。「他とはひと味違う」個性を放っている
北欧のカフェのようなかわいい世界観! ドアは畳リビングの水色に揃えた色づかいにし、デスクの脚は「水色には黄色が映えます」と設計士が提案。Mさんも「だったらデスクの断面も黄色に」と楽しんだそう。Mさんが探した家具や雑貨ともマッチ
セミクローズドなキッチンは、多忙なMさんのリクエスト。床と同じカバ材を張った腰壁でぐるりと囲んで、ナチュラル感を高めながら、手元をすっきりと目隠しした。キッチン~パントリー~洗面脱衣室が一直線につながり、料理と洗濯をテキパキ行える
キッチンや水回りから、坪庭の先まですっと抜けるこの景色は、設計士からの提案。坪庭には目隠しの格子があるため、開けた眺めや緑を心おきなく楽しめる。窓から朝日が差し込み、爽やかな1日をスタートできそう
引き戸の玄関ドアを開くと、絵画のように切り取った庭景色が目の前に!「玄関を広くしたい」という要望から、面積を広げずに抜け感を演出した。土間収納はあえてなくして壁面収納をたっぷりと。視線はピクチャーウインドウに集中させて、生活感を抑えている
「どこかに書斎を」をいう希望を聞き、設計士は坪庭に面した書斎を設計。南向きの窓から坪庭を眺める心地よさと程よいこもり感を両立させた。Mさんが選んだブルーグレーの壁紙と木目の造作がよく合い、図書館のように集中できる
リビングのスクエア窓を額縁に見立てた、小粋なデザイン。坪庭に植えたモミジが秋には真っ赤に紅葉し、家の中で季節の移ろいを楽しめる。対面にある書斎の気配が伝わらないよう、お互いの窓の高さを変えているのもポイント
雨天に車へ乗り込むための庇として設計されたアプローチ。質感のいい木目の軒天によって住まいの延長空間に感じられ、家族やゲストを楽しく家の中へ誘ってくれる。格子越しに坪庭がちらりとのぞく、風情のある設え
室内側の眺望を重視して樹木を配置しつつ、ガーデニングや家庭菜園を楽しむ余白を設けた庭。さっそく親子で好きな花や野菜を育てているそうで、多忙な日々の癒しになっている
「洋服は土間から上がってからかけたい」という希望を設計途中に聞いて、玄関ホールの一角に可動棚とクロークを設置。間仕切り壁ができたことで、かわいいおうち型ニッチも誕生
「ソファを置かない」というMさんのライフスタイルから、収納を兼ねたベンチを造作した。Rを描く畳に合わせて、ベンチのデザインにもRを活用。自分たちらしい造作も、同社の得意とするところ