Oさんが求めたのは、ただの「和風」ではなく、真の和の美しさを宿した住まい。旅先で見た幕末志士の家や京都の町家に魅了され、それらの意匠を取り入れたいと考えていた。いぶし瓦を使った門構え、檜の鎧壁、悟りの窓と呼ばれる丸窓。そこから眺める紅葉や灯篭のある中庭は、まさに和の趣を存分に感じることができる。また中庭があることで光と風が家全体に行き渡り、どの部屋にいても自然を身近に味わえるようだ。檜の香りがほんのり漂い、時間が経つにつれて木の表情が変わっていくのも楽しみ… 続きを読む
Oさんが求めたのは、ただの「和風」ではなく、真の和の美しさを宿した住まい。旅先で見た幕末志士の家や京都の町家に魅了され、それらの意匠を取り入れたいと考えていた。いぶし瓦を使った門構え、檜の鎧壁、悟りの窓と呼ばれる丸窓。そこから眺める紅葉や灯篭のある中庭は、まさに和の趣を存分に感じることができる。また中庭があることで光と風が家全体に行き渡り、どの部屋にいても自然を身近に味わえるようだ。檜の香りがほんのり漂い、時間が経つにつれて木の表情が変わっていくのも楽しみのひとつになったという。そして生活の機能性にもこだわった。キッチン裏の収納は障子風の引き戸で隠せる造り。急な来客にもすっきりとした空間を保てる工夫が施されている。玄関には手洗いコーナーを設置。帰宅後すぐに手を洗うことができるため、コロナ禍を経た今の暮らしにも馴染むアイデアとなった。「和のデザインだけでなく、暮らしやすさも追求した家だからこそ、毎日の生活が心地いいですね」と語るOさん。さらに、2階の天井を低めに設定し、空間に落ち着きを持たせたのも工夫のひとつだ。旅館のような佇まいを持ちながらも、日々の暮らしやすさを犠牲にしない設計が、この住まいの大きな魅力となっている。
ワンフロアで暮らしを完結できるように、生活空間を1階に集約した間取り。細長い敷地ながら、中庭を配置することで光の届きにくい家の中央部分にも採光・通風を確保。キッチンから和の趣のある中庭を眺めることができる。書斎のある和室、寝室からも中庭の緑を愛でる設計になった。洗面脱衣室のすぐ外には、洗濯物を干すデ… 続きを読む
ワンフロアで暮らしを完結できるように、生活空間を1階に集約した間取り。細長い敷地ながら、中庭を配置することで光の届きにくい家の中央部分にも採光・通風を確保。キッチンから和の趣のある中庭を眺めることができる。書斎のある和室、寝室からも中庭の緑を愛でる設計になった。洗面脱衣室のすぐ外には、洗濯物を干すデッキを用意し、目隠しの格子を採用。洗面台は、子どもと並んで顔を洗うことができるように、洗面ボウルを2か所設けている。
元々平屋が希望だったため、2階は子ども部屋とトイレのみ。将来子どもが巣立ったあと、夫婦だけで暮らすことをイメージしながらプランニング。家族団らんの時間は、1階で過ごすため、2階は最小限のスペースを確保している。
元々平屋が希望だったため、2階は子ども部屋とトイレのみ。将来子どもが巣立ったあと、夫婦だけで暮らすことをイメージしながらプランニング。家族団らんの時間は、1階で過ごすため、2階は最小限のスペースを確保している。
LDKにカウンターデスクと収納を設置。ベンチもすっきり収まるように愛和が造作した。本を読んだり、パソコンや勉強… 続きを読む
LDKにカウンターデスクと収納を設置。ベンチもすっきり収まるように愛和が造作した。本を読んだり、パソコンや勉強をするスペースとして活用している
「和の建築にこだわりたい」。家づくりを考え始めたときから、その思いは揺るがなかったというOさん。旅先で見た町家や幕末の志士たちの家、京都の坪庭。そんな日本の美しさを日常の暮らしに取り入れたいと考えていた。さまざまな工務店を検討する中で出会ったのが愛和だった。決め手となったのは、細長い敷地を最大限に活かした間取りの提案力である。「間取図が秀逸でした。敷地を上手く活かした設計が素晴らしくて。中庭の提案も良かったですね。光と風を取り込み、家全体が明るく開放的に。… 続きを読む
「和の建築にこだわりたい」。家づくりを考え始めたときから、その思いは揺るがなかったというOさん。旅先で見た町家や幕末の志士たちの家、京都の坪庭。そんな日本の美しさを日常の暮らしに取り入れたいと考えていた。さまざまな工務店を検討する中で出会ったのが愛和だった。決め手となったのは、細長い敷地を最大限に活かした間取りの提案力である。「間取図が秀逸でした。敷地を上手く活かした設計が素晴らしくて。中庭の提案も良かったですね。光と風を取り込み、家全体が明るく開放的に。閉塞感を感じさせない設計には、一目で心を奪われました。愛和さんはアットホームな雰囲気で、親しみやすく、私達と同じ目線で考えてくれた事も嬉しかったですね」。特に中庭の存在は、採光や通風のためだけではなく、「和の庭」としての風情を楽しめる点が大きな魅力だったようだ。「こうしたい」という要望には真摯に向き合い、プロの視点で最適な形を考えてくれる。Oさんの想いをじっくりと聞き取りながら、具体的な提案を重ねてくれた。また、随所に施された職人技の造作など、「ただ家を建てる」のではなく、一つひとつの工程を丁寧に仕上げていく姿勢にも感銘を受けた。温もりや職人のこだわりを感じられる家づくりが、施主にとって大きな決め手となったようだ。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 123.98m2 (37.5坪) |
敷地面積 | 239.18m2 (72.3坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 3,000万円~3,499万円 |
竣工年月 | 2022年11月 |
住所 | 岐阜県美濃加茂市本郷町1-7-23 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
岐阜県美濃加茂市本郷町1-7-23
定休日:毎週火曜、第2水曜、第4水曜
中庭を望むことができる明るいキッチン。中庭の塀は格子で囲まれておりプライバシーを守ってくれる。開放感とプライバシーの両方を兼ね備えた設計である
凛とした風格漂う門構え。愛和の大工が手加工し、和風旅館のように仕上げている。細部まで「和の美」を大切にしながら、機能性も兼ね備えたO邸。いぶし瓦の門や檜の鎧壁は、年月とともに味わいが増し、家とともに成長していく楽しみがある。いぶし瓦の色に合わせ、雨どいまで銀色に統一するというこだわりようだ。2階の天井を低く設定することで、落ち着いた雰囲気も醸し出している
檜の香りがお出迎えする門。「門を通ると檜のいい香りが漂ってきます」とOさん。足元は伝統的な玉砂利の洗い出し仕上げ。深い庇を味わいながら住まいへといざなう場所である
土地形状を活かした奥行きのあるLDK。開放感あふれる高天井のリビング。「平屋のようにワンフロアで暮らせるような間取りにしています。将来子どもが巣立ってから、夫婦ふたりに戻った時も暮らしやすいように設計しました」
中庭は愛和からの提案だった。紅葉や灯篭、つくばいをしつらえることで、風情を楽しむだけでなく、キッチンや寝室まで光が届き快適さも両立している
丸窓障子をしつらえた和モダンテイストなリビング。ダイニングにはおしゃれなペンダントライトを採用
LDKにカウンターデスクと収納を設置。ベンチもすっきり収まるように愛和が造作した。本を読んだり、パソコンや勉強をするスペースとして活用している
キッチン裏のカップボードや冷蔵庫は、障子風の引き戸で隠せるようになっている。急な来客時にもスッキリとした印象を保てる
天板や蛇口を黒で統一したスタイリッシュなキッチン。カップボードや冷蔵庫は右側の障子風引き戸の中に。生活感をできるだけ抑えて、モダンで洗練された印象に
書斎のある和室。悟りの窓といわれる丸窓から、中庭を望むことができる。書斎に座って静かにお茶を楽しむ時間は、とても贅沢に感じられる
玄関ホールの横に位置する和室は、来客を直接案内することもできる。「和にこだわり、暮らしを大切にしたいと願う人にこそ、愛和の家づくりを知ってほしいですね」とOさん
丸窓や正面に飾り床を設けて和の趣を感じる玄関。「私たちが思い描いていた『和の意匠』が、ただの理想ではなく、具体的なカタチになっていく過程は、本当にワクワクする時間でした」と振り返ってくれた
旅館のような佇まいのある玄関。手洗いコーナーとベンチを配置
中庭は、和の情緒を楽しむ庭としての役割も果たしてくれる。窓を開けるたびに四季の移ろいを感じることができる