完成から10年の歳月を経てもなお、ひのきのやさしい香りに心癒される『地産地風の家』。日本建築の長所と、現代の暮らしに欠かせない住みやすさも両立している。構造材、仕上げ材のすべてが上質な岐阜県産のひのき材と、調湿・消臭効果を持つ漆喰壁を採用。時の流れとともに、色白だったひのき材は徐々に気品ある飴色へと変わり、その美しさと独特の風合いを楽しむことができる。職人技が光る無双障子や襖などの建具、木材の個性を生かした造作収納も見どころに。自然の光や風を上手に活用するパッシブデザインをはじめ、真壁造りの蓄熱効果と床下エアコンを組み合わせることで「夏は涼しく冬は暖かい」快適な住環境を実現。そして、平屋のように暮らせる間取りも秀逸。存在感のある梁を見上げる高天井のリビングは、光と風が交差する開放的な空間。廊下を設けず無駄のない設計や効率的な家事動線にも注目を。自然素材がもたらす心地よさを体感してほしい。