フルリモートワークになったことと、引退後のセカンドライフを考えて都心部から郊外への移住を決意したOさんご夫妻。周辺環境もじっくりと吟味しながら選んだ敷地に計画したのは、道路面に閉じ、中に開く平屋の家。「プライバシーを確保した中庭がほしいと思っていました。猫を遊ばせるスペースにもなると思って」とOさん。全体的にリゾート感のある印象に、LDKは勾配天井で広々と、視線の抜け感で開放的に、また、大量のレコードやCDコレクションが収まる収納棚など、新しい家の夢をスタ… 続きを読む
フルリモートワークになったことと、引退後のセカンドライフを考えて都心部から郊外への移住を決意したOさんご夫妻。周辺環境もじっくりと吟味しながら選んだ敷地に計画したのは、道路面に閉じ、中に開く平屋の家。「プライバシーを確保した中庭がほしいと思っていました。猫を遊ばせるスペースにもなると思って」とOさん。全体的にリゾート感のある印象に、LDKは勾配天井で広々と、視線の抜け感で開放的に、また、大量のレコードやCDコレクションが収まる収納棚など、新しい家の夢をスタジオ・チッタに相談。間取りからデザインにいたるまで、こだわりを詰め込んだ住まいを実現した。一番の特徴はそれぞれに役割を持たせた2つの中庭だ。メインは2方向から行き来できる遊びの空間。もうひとつは見て愉しむ観賞用のライトコート。どちらも外からの視線をカットしたプライベート空間で、採光と開放感をもたらしてくれる。外観は白とグレーでメリハリをつけたスタイリッシュな印象に。それとは対照的に、内装は天井やキッチンカウンターから続く腰壁にアカシアの板貼りを使い、リゾート感と豊かな個性が感じられる。外庭でパターの練習をしたり、中庭で愛猫と遊んだり、これからの暮らしをゆったり愉しむ住まいが完成した。
細長い敷地を活かしたワイドスパンの平屋。玄関の土間は奥行きを広く取り、大容量のSICを設置。幅を持たせた上がり框は靴の脱ぎ履きがしやすい。ホール脇の居室はゲストルーム。リビングは南面の外庭と2つの中庭に視線が抜けて開放的。対面キッチンにはパントリーを設置。プライベートゾーンに続く廊下は大量のレコード… 続きを読む
細長い敷地を活かしたワイドスパンの平屋。玄関の土間は奥行きを広く取り、大容量のSICを設置。幅を持たせた上がり框は靴の脱ぎ履きがしやすい。ホール脇の居室はゲストルーム。リビングは南面の外庭と2つの中庭に視線が抜けて開放的。対面キッチンにはパントリーを設置。プライベートゾーンに続く廊下は大量のレコードやCDをまとめた壁面収納になっている。水回りは洗面室と脱衣・洗濯室を分けて機能的に。寝室はリモートワークを考慮して共有のWICを中心に別々に用意した
都心部の建売住宅に30年ほど住んでいたというOさんご夫妻。夫の仕事がフルリモートになったことと、引退後のことも踏まえて田舎暮らしを考えるようになったそう。「周辺の環境がよいところでのんびりと暮らそう」。そこから家づくりがスタートした。土地は自分たちで探しながら、住宅雑誌を見て数社にコンタクトを取り、スタジオ・チッタもそのひとつだった。いくつかの候補地を実際に見てもらい、プラン提案を依頼。「提案の中にあった中庭が2つあるプランが気に入って、お願いすることにし… 続きを読む
都心部の建売住宅に30年ほど住んでいたというOさんご夫妻。夫の仕事がフルリモートになったことと、引退後のことも踏まえて田舎暮らしを考えるようになったそう。「周辺の環境がよいところでのんびりと暮らそう」。そこから家づくりがスタートした。土地は自分たちで探しながら、住宅雑誌を見て数社にコンタクトを取り、スタジオ・チッタもそのひとつだった。いくつかの候補地を実際に見てもらい、プラン提案を依頼。「提案の中にあった中庭が2つあるプランが気に入って、お願いすることにしました」と語っている。
ご要望のあった中庭を2つにしたことが最大の特徴です。敷地の向きやワイドスパンの細長い形状に合わせてメインの中庭を配置。こちらは猫ちゃんと遊んだり、BBQを愉しんだりする「動」のスペースに。もうひとつはリゾート感を得ることを意識したライトコートとして中庭の対角にレイアウトしました。デザインや植栽に工夫した観賞用で、採光や抜け感でリゾート感を演出する「静」の空間となっています。また、リビングと寝室の間に置いたメインの中庭はパブリックとプライベートをつなぐバッフ… 続きを読む
ご要望のあった中庭を2つにしたことが最大の特徴です。敷地の向きやワイドスパンの細長い形状に合わせてメインの中庭を配置。こちらは猫ちゃんと遊んだり、BBQを愉しんだりする「動」のスペースに。もうひとつはリゾート感を得ることを意識したライトコートとして中庭の対角にレイアウトしました。デザインや植栽に工夫した観賞用で、採光や抜け感でリゾート感を演出する「静」の空間となっています。また、リビングと寝室の間に置いたメインの中庭はパブリックとプライベートをつなぐバッファゾーンという役割も。それぞれに意味を持たせた中庭計画でO様がイメージされた暮らしを具現化しています。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 97.30m2 (29.4坪) |
敷地面積 | 398.63m2 (120.5坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 2,620万円 |
竣工年月 | - |
店舗名 | 千葉Studio |
住所 | 千葉県千葉市中央区末広1-2-6 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
細長い敷地を活かしたワイドスパンの平屋住宅。外観はクリアホワイトを基調に異素材のSOLIDOを組み合わせてスタイリッシュな佇まいに。外庭も広々と取り、植栽の緑が爽やかに映える
玄関ドアを開けた瞬間、ライトコートが見える設計でリゾート感を演出。左手には広さのあるSICを備えている。窓のあるドアからリビングへ。右手のドアはゲストルームのもの
LDKに入ると、左のライトコート、右の外庭、正面の中庭と3方に視線が抜ける。勾配天井の大らかな空間に明るい自然光が入り、さらなる開放感に包まれる。キッチンカウンターから廊下に続く腰壁で空間の連続性を生み出した
抜け感とリゾート感をもたらすライトコートは高い外壁を立てて周囲の視線と景観に配慮。対面キッチンはカウンターを造作して手元を隠し、扉付きの背面収納で見た目をスッキリと
ライトコートはリゾート感を意識してデザイン。爽やかな海辺のリゾートを思わせるタイルと砂利で仕上げ、鉢植えのグリーンを添えた。メンテナンス用にSICから出入りできるドアを設置している
キッチンカウンターや天井に用いたアカシアは濃淡のある木目が特徴的。「サンプルで提案してもらい、面白そうだからやってみようと採用しました」とOさん。ナチュラルな小物ともよく似合う
キッチンに取り付けた円錐形の真鍮のペンダントライトは同社のインテリアショップで選んだもの。部材や素材をひとつずつ丁寧に吟味できるのも同社の家づくりの醍醐味
外庭とライトコートに面したリビングは開放感たっぷり。天井の板張りを美しく見せるため、ダウンライトは最小限に。外庭側の窓の上部に設置したスポットライトを使って間接照明のような柔らかい光を投影し、寛ぎ感を演出
テレビボードは既製品だが、TVなどの配線を壁裏に隠す施工をする過程で同社が設置。レコードプレイヤーはここに置き、趣味の音楽鑑賞をリビングで思う存分愉しめるように
キッチンからも外庭の植栽や緑豊かな借景が眺められる。TV背面にあしらったコンクリート調のクロスがシックなアクセントに。シーリングファンやシャンデリアのデザインにもこだわって日常にリゾート感を採り入れた
中庭はリビングと寝室の両方から出入り可能。コの字型の建物と背の高い外壁でプライバシーが守られている。両サイドにタイルデッキのステップを設け、人工芝を敷き詰めた中央部にアクセスしやすく。猫ちゃんの外遊びやバーベキューに活躍している
LDKからプライベートゾーンへと続く廊下。ちょうど中庭部分にあたる壁面に大量のレコードやCDコレクションを収めるための収納を造作した。上部に明り取り窓を取り付けて採光を得る工夫もなされている
壁面収納の上部3段は造作で、CDを入れる収納BOXとレコードがスッキリ収まるようにサイズを細かく打合せながら製作。アカシアの板張りや床材の色に合わせてダークカラーで塗装した。下部は臨機応変に使えるオープンスペースで今はOさんが用意した置き家具が収まっている
トイレはタンクレスでスッキリ広々と。水回りはLDKと寝室の間に配置し、どちらからも使いやすい。ワンクッション置くことで来客も気兼ねなく使えるというメリットも
洗面台は、天板はクリア塗装のゴムの集成材、扉はシナ合板で造作。シンプルなデザインで明るい雰囲気に。トイレと向き合う位置にあり、洗面とトイレの手洗いを兼ねている
2つの中庭を囲むユニークなフォルムと、窓廻りのセットバックなどで立体感を創出。さらにテクスチャーやカラーの異なる外壁材を使うことで、立体感を際立たせて個性的なデザインに
外庭はワイドスパンを活かして様々な木を植え、季節感を愉しむことができる。夜は植栽をライトアップ。ゴルフのパター練習場も実現