新築マンションを買ったら、日々の家計はどんな風に変わるのだろう?生活レベルを落とさずにローンを返済していけるかは気になるところ。今回は、お小遣いや貯蓄の額、家計の管理方法やローンの組み方など、共働き夫婦のお財布事情を大公開。また、ファイナンシャルプランナーの平野さんのアドバイスを紹介。それを参考に、自分たちの資金計画をイメージしてみよう!
共働き世帯の夫(男性会社員)のお小遣いは月平均で3万~4万円
【画像1】共働き世帯の夫(男性会社員)の月平均お小遣い額。女性会社員のお小遣い額は未婚女性を含む。(出典/新生銀行「2017年サラリーマンのお小遣い調査」より)
夫のお小遣いは、子どもあり世帯のほうが約1万円も安い。養育費、教育費を捻出するに当たり、まずメスを入れやすいのがお小遣いを含む趣味費だ。ただし、削り過ぎてストレスになったり、家庭内に不和が生まれないようご注意を!ちなみに、女性会社員のお小遣いは平均3万3951円。20代は約4万2000円、30代は約3万3000円と年齢を重ねると減少傾向にある。
貯蓄額は月7万円!?貯め時は、子どもが中学生までの間
共働きファミリーの場合、子どもがいても、中学生以下の場合は毎月6万~7万円前後を貯蓄できている。「公立学校に通わせる前提であれば、養育費、教育費が抑えやすい義務教育までは”ため時”といえます。子どもが高校、大学生と成長すると一気に支出は増えるので、ためられる時期にしっかりためておきましょう」(平野さん)
【画像2】共働き夫婦・子ども1人世帯の月平均貯蓄額(出典/「平成26年全国消費実態調査」の可処分所得や平均貯蓄率を基に平野さんが作成)※専門学校生、短大、高専生、大学生、大学院生を含む
家計管理の方法は?貯蓄がたまりやすいのは、夫婦の貯蓄状況が把握しやすい”全額共通口座型”!?
世帯年収1000万円未満で主流なのは、「全額共通口座型…28%」
2人の収入をすべて共通口座(財布)に入れ、そこから貯蓄や生活費、住居費などを捻出。2人の小遣いのみ振り分ける。
【画像3】全額共通口座型(出典/2016年2月26日~29日実施アンケートより/リクルート住まいカンパニー調べ)
過去5年以内に首都圏で新築マンションまたは中古マンションを購入した、購入当時共働き世帯だった805組に家計管理の方法を調査。その他を含むため合計値は100%にならない。
●メリット
予算管理が簡単、貯蓄状況も把握しやすい
●デメリット
一方に管理をまかせっきりになることも
世帯年収1000万円以上で主流なのは「それぞれの口座型…30%」
共通口座(財布)はつくらず、食費や光熱費など決められた項目別に各自が負担する。貯蓄も各自で管理する。
【画像4】それぞれの口座型(出典/2016年2月26日~29日実施アンケートより/リクルート住まいカンパニー調べ)
過去5年以内に首都圏で新築マンションまたは中古マンションを購入した、購入当時共働き世帯だった805組に家計管理の方法を調査。その他を含むため合計値は100%にならない。
●メリット
お互い自由に使えるお金が最も多い
●デメリット
相手の家計、貯蓄に無関心になりやすい
生活費のみお互いが振り込む「一部共通口座型…20%」
生活費や固定費分をお互いが共通口座(財布)に振り込む。小遣いや貯蓄は各自で管理する。
【画像5】一部共通口座型(出典/2016年2月26日~29日実施アンケートより/リクルート住まいカンパニー調べ)
過去5年以内に首都圏で新築マンションまたは中古マンションを購入した、購入当時共働き世帯だった805組に家計管理の方法を調査。その他を含むため合計値は100%にならない。
出費負担と貯蓄を分担!「一方が全額負担型…19%」
夫の収入で生活費や住居費といった毎月の出費のすべてを負担する方法。妻の収入は全額貯蓄に回す。
【画像6】一方が全額負担型(出典/2016年2月26日~29日実施アンケートより/リクルート住まいカンパニー調べ)
過去5年以内に首都圏で新築マンションまたは中古マンションを購入した、購入当時共働き世帯だった805組に家計管理の方法を調査。その他を含むため合計値は100%にならない。
ローンの組み方においては、約2割の夫婦がペアローンを選択
【画像7】共働き夫婦のローンの組み方(出典/2016年2月26日~29日実施アンケートより/リクルート住まいカンパニー調べ)
過去5年以内に首都圏で新築マンションまたは中古マンションを購入した、購入当時共働き世帯だった805組に家計管理の方法を調査。その他を含むため合計値は100%にならない。
主流なのは、夫のみでローンを組む方法。一方で、夫婦それぞれが自分の名義で組む「ペアローン」は、共働き夫婦の5組に1組が利用しているよう。ペアローンなら、10年間で最大400万円の税金が戻る住宅ローン控除を夫と妻の2人分利用できるのも魅力のようだ。
ローン借入額は4000万円台が主流!年収別のマンション購入事情についても併せてご紹介
世帯年収600万円未満~800万円未満の購入物件と資金計画
【画像8】共働き世帯年収別マンション購入事情(2016年8月~2017年7月に首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)で新築マンションを購入した共働き夫婦を集計。「首都圏新築マンション契約者動向の調査」より/リクルート住まいカンパニー調べ)
世帯年収800万円~1500万円未満の購入物件と資金計画
【画像9】共働き世帯年収別マンション購入事情(2016年8月~2017年7月に首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)で新築マンションを購入した共働き夫婦を集計。「首都圏新築マンション契約者動向の調査」より/リクルート住まいカンパニー調べ)
世帯年収1500万円以上の購入物件と資金計画
【画像10】共働き世帯年収別マンション購入事情(2016年8月~2017年7月に首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)で新築マンションを購入した共働き夫婦を集計。「首都圏新築マンション契約者動向の調査」より/リクルート住まいカンパニー調べ)
こちらの記事では、共働き夫婦のお財布事情を紹介しました。次回の記事では、世帯年収別に共働き夫婦の家計簿を見てみましょう!自分と同じくらいの世帯年収の家計のやりくりを知ることで、購入できる家の金額や購入後の家計のイメージをもつことができるかもしれません。
まとめ
調査によると、共働き世帯の夫(男性会社員)のお小遣いは月平均で3~4万円、貯蓄額は月平均7万円ほど
夫婦の貯蓄状況が把握しやすい「全額共通口座型」が貯蓄がたまりやすい
ローンの組み方は夫のみ組む方法が主流、ローン借入額は4000万円台が多い
・2017年11月7日『SUUMO新築マンション』
「貯蓄、小遣い、住宅ローン・・・共働き夫婦の家計公開」
・掲載情報は2017年11月7日時点のものとなります
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●取材協力
ファイナンシャルプランナー/平野泰嗣さん、平野直子さん(Life & Financial Clinic所属)
夫婦ファイナンシャルプランナーとして、夫と妻で協力して人生設計を実現するためのマネー術のアドバイスなどを行う