お金は家づくりの大切な要素。たくさんのコトバを聞くが、わかりにくいことも多い。そこで家づくりのお金のプロに、知っておきたい新常識を聞いた。さまざまなお金のポイントについて学び、「脱お金初心者」を目指そう。
建てる前から完成後まで、そのつど現金での支払いが必要になるのが諸費用。家づくり全体の費用のおよそ1割になるから見逃せない。下表のように項目も多岐にわたり、支払いの時期、金額もバラバラ。建築費などによって額も変わってくるので、自分の場合はいつ、どのくらい必要なのかを住宅メーカーに聞いて準備しておこう。
家づくりの総費用は本体工事費、付帯工事費、諸費用に分けられる。中でもいくつかのタイミングにおいて現金で必要になる諸費用が、ポイントとなる
自分の望む家がいくらでできるのか、1社の見積もりでは判断できない場合が多いため、見積もりは複数取りたい。チェックにかかる手間を考えると3社程度が適切。提案された見積もりは総額だけを比べるのではなく、プラン、使われる設備・建材といった詳細まで比較することが大事だ。不明点は担当者に聞いて確認しよう。
設計や採用する設備・建材によって価格が変わるのが注文住宅。希望する家の費用の相場をつかむために、複数の会社から見積もりを取って比べよう
HOUSING(2014年7月号)掲載
【調査概要】
3年以内に注文住宅を建てた男女にアンケート
(有効回答数103件。2014年3月実施 マクロミル調べ)