一世一代の買い物だから、やっぱり気になる「お金」のこと。そこで、今回は資金や住宅ローンについて解説。先輩たちのデータとクチコミを参考にしながら、お金に対する疑問を解消しよう
ここでの「自己資金」とは左ページの「贈与」も含めた金額。自己資金は総費用の2 割〜3 割以上あると安心だ。借入額が多いほど毎月の返済額が高くなるのはもちろん、総支払利息も高くなるので注意しておこう。
住宅ローンの借入額は「借りられる額」より「返せる額」から考えるのが安心。現在の家賃などをベースとし、生活費や教育費、修繕費など家を建てた後に増える費用があれば、それらも見込んだうえで検討しよう。
住宅ローンは大きく「変動型」「固定期間選択型」「全期間固定型」の3 種類。それぞれ金利水準や金利上昇のリスクが異なる。金利の低さだけで選ぶのではなく、将来の家計なども考え自分に合ったタイプを選ぼう。
変動型
ほかの2つに比べ、低金利で借りられるのが特徴。金利は半年ごとに見直されるが、返済額は5 年間変わらないのが一般的。将来金利が上がると返済額がアップする可能性がある。
固定期間選択型
3 年、5 年、10 年など選んだ期間中は金利が固定され、返済額も変わらない。固定期間終了後、変動型か固定期間選択型を選ぶ。そのとき適用される金利は市場金利により変わる。
全期間固定型
市場の金利が上がっても返済額は完済まで固定。フラット35もこのタイプ。今は超低金利時代なのであまり高くない。借入時に総返済額が決まり、長期的な資金計画が立てやすい。
【調査概要】
リクルート住まいカンパニー注文住宅動向調査(有効回答数1641人、2015年9月実施)
1年以内に注文住宅を建築した人・2年以内に注文住宅建築を検討している人へのインターネット調査(有効回答数1010人、2015年9月実施。マクロミル調査)
3年以内に注文住宅を建築した人へのインターネット調査(有効回答数361人、2016年3月実施。マクロミル調査)
※調査データのパーセンテージは四捨五入により100%にならないことがあります。
2016年6月21日 SUUMO注文住宅 東京で建てるより転載