一人暮らしには布団?それともベッド?それぞれのメリット・デメリットや向いている人、快適に使用する方法まで解説

最終更新日 2025年12月04日

一人暮らしには布団?それともベッド?それぞれのメリット・デメリットや向いている人、快適に使用する方法まで解説

一人暮らしの準備をしていると、布団かベッドかで悩むことはありませんか。「布団とベッド、それぞれの良さを比較したい」「一人暮らしを布団スタイルにする場合に用意するものや注意点を知りたい」という声もあるでしょう。

本記事では、布団とベッドで異なるそれぞれのメリット・デメリットやおすすめな人、お手入れ方法などを寝具のプロである西川株式会社の話を参考に解説します。

一人暮らしは布団とベッドどちらがいい?必要なものをチェック【編集部解説】

一人暮らしの寝具として、布団とベッドのどちらかのスタイルを決められないときは、用意するものから判断しましょう。

必要なもののそろえやすさやお手入れのしやすさなどは、決める前に確認しておきたいものです。

布団で必要な寝具

一人暮らしをする際に布団を選択した場合、以下のものが必要になります。

  • 敷布団
  • シーツ
  • 掛け布団
  • 掛け布団カバー
  • 毛布
  • 枕カバー

布団は、基本的に敷布団とシーツがあればすぐに使えます。とはいえ、快適に眠るには季節に合わせて掛け布団や毛布を用意し、さらに枕を組み合わせるとより良い睡眠環境が整います。

ベッドと比較すると必要なものは少なく、販売されている布団セットは敷布団・掛け布団・枕の3点が多いのですぐにそろえられるでしょう。

敷布団の上に使うシーツは、専用のものに限らず、薄手の毛布やタオルケットでも代用可能です。もともと布団を使っていた人なら、そのまま手持ちのものを活用できるケースが多いでしょう。

ただし、フローリングの部屋に布団を敷いて寝る場合は、分厚い敷布団やマットレス、折りたたみ式すのこや絨毯(じゅうたん)などがあったほうが快適に過ごせます。

ベッドで必要な寝具

一人暮らしにベッドを取り入れる場合、以下のアイテムが必要です。

  • ベッドフレーム
  • マットレス
  • ベッドパッド
  • ボックスシーツ
  • 掛け布団
  • 掛け布団カバー
  • 毛布
  • 枕カバー

ベッドはフレームだけでは使えず、マットレスやベッドパッド、ボックスシーツなどをそろえる必要があります。掛け布団や枕は、布団と同じものを使用して問題ありません。

また、フローリングや絨毯ならどんなベッドでも使えますが、傷防止のフェルトや保護マットを敷くと安心です。和室の場合は畳のへこみを防ぐために、ベッドの重さが分散するタイプの脚や接地面の広いタイプのものを選びましょう。また、畳は湿気を吸い込むことで、ダニやカビの繁殖原因となることがあります。通気性を確保するために、底板が床に直接接するタイプよりも、床との間に空間ができる脚付きのフレームのほうがよいでしょう。

一人暮らしでの布団のメリット

一人暮らしをスタートするにあたり、布団にするか、ベッドにするか決めかねている人に、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。自分の部屋の寝所をどちらにするか、ぜひ参考にしてみてください。

まずは布団のメリットを見ていきましょう。

部屋を広く使え、レイアウトの幅は広がる

一人暮らしの部屋の多くは6~10畳程度の間取りです。たたんでしまっておける布団は限られたスペースの有効活用ができて部屋を広く使える上、部屋のレイアウトの幅も広がります。

初期費用が安い

一人暮らしを始める際には家賃や敷金、礼金だけでなく、テーブルなどの家具や電化製品、カーテンなどさまざまなものを用意しなくてはいけません。布団は敷き布団・掛け布団・枕のセットでも1万円程度で済むケースもあり、ベッドよりリーズナブルにそろえられることが多いです。持ち運びがしやすく、圧縮すれば小さくまとまるため、引っ越しの際には費用が安く済むのもメリットです。

手入れがしやすい

布団は天日干しのほか、素材によっては丸洗いをすることも可能です。自分で手入れができるので、寝具を清潔に保て、比較的カビも発生しにくいでしょう。

コンパクトに収納可能

布団はたたんでクローゼットや押し入れにしまうか、収納袋などに入れてコンパクトに収納ができます。家族や友達が来た際や、宅トレをする際など広いスペースが必要な場面で便利です。

引っ越しのために収納された布団
布団は持ち運びがしやすく、引っ越しも簡単(画像/PIXTA)

一人暮らしでの布団のデメリット

次に、一人暮らしでの布団のデメリットを見ていきます。

毎日たたむのが面倒

布団は毎日たたむ必要があるので、ぎりぎりまで寝ていたい人や忙しいとき、疲れているときには面倒に感じるかもしれません。かといって出しっぱなしにしておくと、ほこりがたまり不衛生です。梅雨から夏にかけては布団や床にカビが生えやすくなるので、湿気をためない注意が必要です。

収納するのが面倒(収納場所を取る)

布団は収納すれば部屋を広く使えますが、ほかのものを収納する場所が少なくなり、狭い部屋ではデメリットになることもあります。

床に敷くのでほこりを吸いやすい

布団は床に敷くことが多いので、ほこりを吸いやすいのがデメリットです。ハウスダストのアレルギーがある人は症状が出てしまうことがあるかもしれません。床に直接敷かず、すのこ板を敷き布団の下に敷くなど床からの距離を離すようにしましょう。

冷えやすい

床に近い位置で寝るため冷えが伝わりやすいのも難点です。寒いと感じる場合は、厚みのあるマットレスや断熱シートを敷くのがおすすめです。

きちんと畳まれた布団
朝時間がない人は布団を畳むのが面倒に感じることも(画像/PIXTA)

一人暮らしでのベッドのメリット

一人暮らしの部屋でベッドを使用するメリットはどんな点でしょうか。

片づける手間がなく、リラックススペースとして使える

ベッドは片づける手間がありません。そのほかソファ代わりに使うなど、リラックススペースとして使えるのもメリットです。

ベッド下に収納ができる

収納付きベッドなら使わない季節の掛け布団などを収納でき、スペースを有効活用できます。コンセントや棚が付いている機能性が高いものや、デザインがおしゃれでインテリアとして部屋の印象をアップしてくれるものもあります。

疲れて帰ってすぐ眠れる

学校や仕事などで疲れて帰ってきたときに、布団を敷く手間なく、すぐに横になって眠れるのはメリットの一つです。仕事やバイトなど日々忙しい人は、「ベッドでよかった」と思うことが多いかもしれません。

ほこりを吸い込みにくく、通気性がいい

床の冷えが伝わりにくくほこりを吸い込みにくい点や、通気性がいいのもベッドのメリットの一つです。

ベッドでリラックスする男性
ベッドはリラックススペースとしても活用できる(画像/PIXTA)

一人暮らしでのベッドのデメリット

次に、一人暮らしでのベッドのデメリットを見ていきましょう。

初期費用がかかる

ベッドはベッドフレームやマットレスなど1セット購入すると、布団1セットよりもコストがかかります。一度購入すると気軽に買い替えられない家具のため、暮らしてみて「もっと小さなベッドにすればよかった」「コンセントが付いたベッドフレームがよかった」など後悔する可能性もあります。

場所を取る上に、部屋のレイアウトが決まってしまう

シングルサイズは97×195cm、セミダブルだと120×195cm程度なので、一人暮らしの部屋では場所を取ります。スペースを取ることで、部屋のレイアウトがある程度決まってしまうデメリットもあります。

ベッドが大きすぎて、家ヨガができない女子
ベッドがあると、空きスペースが狭くなる

手入れがしにくい

分厚いマットレスを使用している場合は、気軽に陰干しや丸洗いをすることができません。カビ防止のために陰干しは必要ですが、人によっては手間に感じることもあるでしょう。

一人暮らしで布団がおすすめなのは、こんな人

次に、布団がおすすめな人はどういう人か見ていきましょう。

部屋を広く使いたい人

ワンルームや1K、荷物が多い場合などでも、部屋を広く使うことができます。収納場所がない場合は収納袋に入れてクッションとして使ったり、カバーをかけてソファのように使う方法もあります。

初期費用を安く済ませたい人

最近は価格的にも手軽な布団が多く販売されており、一人暮らしの初期費用を抑えたい人に向いています。布団なら小さくまとまるので、引っ越しの際も費用を安く抑えられます。

寝相が悪い人

寝相が悪くベッドから落ちたことがある人でも、布団なら床からの高さがないので多少寝相が悪くても心配ありません。

干したての布団が好きな人

布団は場所さえあればすぐに干せるので、天日干しした布団のふかふかした寝心地が好きな人にはおすすめです。

ロフトがある部屋の人

一人暮らしの部屋についているロフトは広さや高さが十分ではないので、ベッドは置けません。布団を畳んで収納すれば、スペースを有効に使えます。

寝る場所として使用できるロフト
ロフトは天井が低いので布団がおすすめ(画像/PIXTA)

一人暮らしでベッドがおすすめなのは、こんな人

一人暮らしでベッドがおすすめなのは、どのような人でしょうか。

忙しい人、面倒くさがりの人

仕事や学校、バイトなどで忙しく帰りが遅い人や面倒くさがりの人は、帰宅後すぐ横になれてソファ代わりに使用できるベッドがいいでしょう。

ベッドをソファ代わりにしたい人

ベッドを置くとソファを置くスペースがない場合もありますが、ベッド自体をソファ代わりに使ってもOK。リラックススペースとして使用する場合は、クッションを置くなど快適に過ごせるよう工夫しましょう。

収納スペースが欲しい人

収納付きベッドなら収納場所が増え、狭い一人暮らしの部屋には便利です。

インテリアとしてベッドを置きたい人

ベッドはフレームや素材がおしゃれなものや、照明やコンセントなどが付いた機能性が優れたものも多いので、インテリアの一つとしておしゃれなフレームを選ぶのもいいでしょう。

布団などをしまえる収納つきのベッド
収納付きベッドなら、収納が少ない部屋でも安心(画像/PIXTA)

一人暮らしで布団かベッドか迷ったときの選び方【編集部解説】

一人暮らしの寝具選びでは、布団にもベッドにもそれぞれの利点があります。迷ったときには、これからご紹介する3つのポイントに着目してみてください。

予算で選ぶ

布団かベッドを選ぶ際には、寝具を用意する費用から判断しましょう。

それぞれの予算は以下のとおりです。

  • 布団(セット):1万円~
  • ベッド(ベッドフレームとマットレス):3万円~

布団は一式を安くそろえられ、1万円程度で購入可能です。カバーやシーツも手頃で、出費を抑えやすいのが特徴です。

一方ベッドは、フレームとマットレスだけでも布団より高く、さらにベッドパッドやシーツをそろえると費用がかさみます。特にマットレスは種類が多く、良質なものは10万円以上になることもあります。

そのため、コストを抑えたいなら布団、快適性や耐久性を重視するならベッドと、自分の優先順位に合わせて選ぶのがおすすめです。

収納スペースの広さを考慮して選ぶ

布団とベッドで迷ったら、布団の収納スペースの広さを考慮することも大切です。

布団はたたんで収納スペースにしまえるので、寝室を昼間に有効活用できます。しかし、布団を収納できるスペースがなければ、メリットを発揮できません。

ベッドは常にスペースを取りますが、ソファ代わりやベッド下収納、ロフトベッドで上下空間を活用するなど工夫できます。布団とベッドはどちらも一長一短があるため、自分の部屋の広さや収納スペースに合わせて選びましょう。

生活スタイルに合わせて選ぶ

布団とベッドを選ぶときには、生活スタイルに合うのがどちらかを考えてみてください。

布団は毎朝布団をたたんで収納する必要があるのに対し、ベッドは掛け布団をきれいに整えるだけで労力はあまりかかりません。さらに、ベッドは常に置いてあるので、いつでも椅子やソファとして使えて、就寝前に寝具を準備することなく眠りにつけます。

しかし、寝室を就寝以外の趣味や仕事のスペースとして活用したいなら、布団のほうがより広いスペースを確保できます。

一人暮らしの生活は空間が限られているため、自宅でどのような時間を過ごしたいかで判断しましょう。

一人暮らしで布団派の人におすすめのアイテム【編集部解説】

一人暮らしの寝具を布団にするなら、布団やシーツなどの必需品以外にも用意するものがあるのでしょうか。こちらでは、布団で生活する人向けに、あるとより快適になるオススメのアイテムを2つご紹介します。

折りたたみ式すのこ

折りたたみ式すのこは、一人暮らしで布団を使う際に便利なアイテムです。

木と木の間に隙間があるため通気性がよく、カビ対策として布団の下に敷けば湿気がこもりにくくなります。床との間に高さができることで寝心地も向上し、フローリングの部屋でも安心です。

さらに、布団をのせたまま折りたたんで日当たりのいい場所に移動できるため、布団干しも手軽に行えます。

除湿シート

一人暮らしで布団を使うなら、除湿シートを用意すると安心です。

布団の下に敷くことで湿気を吸収し、ダニやカビの発生を防ぎながら消臭効果も期待できます。寝汗をかきやすい人や、忙しくて布団を毎日片づけられない人には特に便利です。

さらに、天日干しや洗濯機での丸洗いも可能で、安価ながら手入れが簡単で長く使えるアイテムです。

一人暮らしでベッドにしない場合、毎日の布団の収納はどうする?

一人暮らしで布団を選ぶ場合は、収納スペースを確保する必要があります。

布団派の人は、毎日布団をたたんで出し入れするので、布団を収納する場所やそのスペースの大きさは重要です。

ここでは、布団の収納スペースに関する3つのポイントを解説します。

大きめのクローゼットや押し入れがある部屋を選ぶ

物件選びの際に、布団が収納できる大きさのクローゼットか押し入れがある部屋を選ぶと便利です。はじめからクローゼットや押し入れがあれば、部屋の雰囲気を壊すことなく、すっきりと布団をしまうことができます。

一般的なクローゼットの奥行きは約60cmです。シングルサイズの敷布団を3つ折りにすると奥行きが約65~70cmなので、平置きにするとぎりぎりです。クローゼットの奥行きに合った収納ケースを使ったり、突っ張り棒で布団が倒れるのを防ぐといいでしょう。マットレスは立てるとうまく収まります。

押し入れは平置きでもすっきり収まります。ただし、湿気や汚れ防止にすのこ板や除湿シートを敷くなど対策をしておかないと、ダニやカビが発生する原因になるので注意しましょう。

布団をしまえる大きめのクローゼット
備え付けのクローゼットや押し入れに布団をしまうと、部屋がすっきりする(画像/PIXTA)

ここからは、寝具のプロである西川株式会社にマットレスのほか、寝具の収納やお手入れ方法などを聞いてみました。

マットレスを使う

布団が省スペースになると分かっていても、毎朝布団をたたむのは面倒と思う人も多いかもしれません。そんな人にはマットレスタイプの敷き布団がおすすめです。

「最近は厚みが9cm程度のウレタン製の軽いマットレスが多く発売されており、ほこりが立ちにくい、手入れが楽などメリットも多いので、選ぶ人が増えています」(西川株式会社、以下同)

「マットレスは床に敷いて布団のように使えますし、ベッドを購入した際もサイズが合えばそのまま使用可能です。敷き布団は天日干しが必要ですが、マットレスは除湿シートを敷いたり、壁に立てかけて湿気を逃すだけでお手入れは完了します」(西川株式会社)

マットレスは1枚もののほか、3つ折りにできるタイプなど、さまざまな種類が販売されています。「『質のいい睡眠を取りたい』『ストレスなく眠りたい』『お手入れが楽なのがいい』『清潔に保てる寝具がいい』など、それぞれのこだわりを満たしてくれるマットレスも多いので、店頭で寝心地を試してみて体に合ったものを選ぶといいでしょう」(西川株式会社)

市販の布団収納ケースを利用する

最近は布団を中にしまってクッションとして利用できる布団収納ケースが数多く販売されています。デザインや素材にこだわったものや、シーツや敷きパッドなども一緒に収納できるサイズもあるので、好みに合わせて選ぶといいでしょう。

「マットレスも付属の収納ケースはありますが、毎日しまい込む必要はありません。ケースに入れずに立てかけておくほうが、湿気がたまらず清潔な状態が保てます」(西川株式会社)

布団をしまえる収納ケース
布団をしまうとクッションになる収納ケース(画像/PIXTA)
<季節ごと>布団保管サービスを使う

毎日の収納ではありませんが、季節が変わりしばらく使わない布団や毛布、ブランケットなどはクリーニングして長期間預かってくれるサービスを利用すると、場所を取らず便利です。自宅で保管するより専門業者に預けたほうが、ダニやカビの発生の心配もないので安心です。

店頭に持ち込む、自宅まで業者が取りに来てくれる、詰めて送るだけなど、出し方もさまざまです。受け入れている布団の素材に制限がある業者もあるので、事前に確認してから出すようにしましょう。

冬(夏)の布団を一定期間預かってくれる保管サービス
自宅に取りに来てくれる保管サービスもあり

一人暮らしで布団を快適に使うにはどうすればいい?お手入れの方法は?

日々の敷き布団、羽毛布団、布団カバーのお手入れ方法を聞いてみました。

〇敷布団のお手入れ方法

布団を直接床に敷くと湿気がこもるので、カビやダニの原因になります。「布団は週に1度天日干しをするのが理想ですが、ベランダに干せない人や忙しくて干す時間がない人は、すのこ板や除湿シートを布団の下に敷くといいでしょう。折りたためるすのこ板なら立てて収納できるほか、布団を掛けると室内干しができるので便利です。そのとき、部屋も風通しをよくしておくと、より効果的です。マットレスも同様に、すのこ板や除湿シートを使うと快適に使用できます」(西川株式会社)

〇羽毛布団のお手入れ方法

羽毛布団は1カ月に1~2回天日干しをするか、風通しのいい日陰に干します。片面1時間くらいを目安に両面干しましょう。「厚手の羽毛布団は基本的に洗えません。薄手のものであれば、ものによっては洗える場合があるので、品質表示のタグを確認してからお手入れをしてください」(西川株式会社)

〇布団カバーのお手入れ方法

「1週間に一度程度、洗濯をします。布団や枕自体は洗えないことが多いので、カバーをまめに洗うことをおすすめします」(西川株式会社)

<快適な敷き寝具の条件は3つ>
  • 保温性……冬は床からの冷えが伝わるので、敷き寝具には保温性が重要!約33度(±1度)の温度と約50%(±5%)の湿度を保てる寝具を選ぼう!
  • 吸透湿性……人は寝ている間にコップ1杯の汗をかきます。湿気を吸ってくれる綿やウール、透湿性に優れたウレタンなどの素材がGood!
  • 放湿性……吸収した水分を放出できると、布団の中が蒸れないので快適。放湿性に優れているのはウール素材!

マットレス・敷布団の選び方/西川公式オンラインショップ

折りたためるすのこ板とマットレス
すのこ板を下に敷くと、カビ・ダニ防止になる(画像/PIXTA)

丸洗いOKな布団を選んで、一人暮らしでも布団を清潔に

寝汗をかいても家庭の洗濯機で気軽に、丸洗いOKな布団も多く販売されています。はじめから丸洗い
OKな布団を選ぶのも清潔に保つ一つの方法です。

素材にもよりますが、1週間に一度を目安に天日干しと洗濯する日を併用すると長持ちします。敷き布団も掛け布団も湿気を逃すのがポイントなので、室内で陰干しをするだけでも快適に使用できます。

「丸洗いOKではない布団を洗濯機で洗うと、布団の中の羽毛がずれたり機能を損なう可能性があるので、必ず取り扱い説明書やタグを確認してから洗濯するようにしてください」(西川株式会社)

一人暮らしでベッドを快適に使うにはどうすればいい?お手入れの方法は?

一人暮らしでマットレスやベッドシーツなどを使う場合の、ベッド周りのお手入れ方法も聞いてみました。

マットレスのお手入れ方法

「湿気を逃すため、毎日壁に立てかけて陰干しをします。収納ケースに毎日入れる必要はありません。使用する際に除湿シートやすのこ板を下に敷くとお手入れが楽です。除湿・消臭スプレーは使ってOKですが、マットレスを濡らしすぎない程度に使用してください」(西川株式会社)

ベッドシーツ・枕カバーのお手入れ方法

ベッドシーツは1週間に一度、枕カバーは顔が触れるものなので2~3日に一度の頻度で洗濯しましょう。

敷きパッドのお手入れ方法

敷きパッドはマットレスや敷布団の一番上に敷く寝具で、1週間に一度洗濯をするのが理想です。「最近はハンガーを使って省スペースで干せる敷きパッドや乾きやすい敷きパッドも販売されているので、最初からお手入れしやすい商品を選ぶのもいいでしょう」(西川株式会社)

除湿シートのお手入れ方法

「吸った湿気を吐き出すために、定期的に日陰干しをしたり、風を当ててください。湿気がたまると色が変わるものは、色が変わったらお手入れ時期です。水洗いしかできないもの、洗濯機OKなものなど商品によって異なるので、品質表示ラベルを確認してからお手入れしましょう」(西川株式会社)

毛布のお手入れ方法

冬も寝ている間に汗をかきます。洗濯表示に洗濯機マークや手洗いマークが付いていれば月に1~2度程度洗いましょう。水洗い不可マークが付いていたらクリーニングに出します。洗う時間がないときは、風通しのいい場所に陰干しをするだけでも湿気を逃すことができます。

枕のお手入れ方法

「枕は陰干しをします。気になる人は洗える素材の枕を選び、洗濯したら中までしっかり乾かします。そば殻や低反発のウレタンは基本的に洗濯が不可です」(西川株式会社)

来客用の布団がない場合はどうすればいい?収納が少ない一人暮らしのお部屋にぴったりな代替方法は?

一人暮らしでも来客があるなら予備の布団があると便利です。しかし、限られた一人暮らしの部屋ではスペースが足りなくなるかもしれません。

ここでは、家族や友人が一人暮らし部屋に泊まる際にも快適に眠れるように、代替案を4つご紹介します。

布団のレンタルをする

来客用の布団がない場合には、敷き布団、掛け布団、枕などのレンタルサービスを利用する方法があります。地域や業者によって異なりますが、基本的に自宅に配送、引き取りをしてくれることが多く、返却の際にクリーニングをする必要はありません。レンタル料はかかりますが、部屋に余分な寝具を収納しておくスペースがない場合には便利なサービスです。

寝袋を用意しておく

寝袋を使うのも方法の一つです。寝袋はキャンプや避難用として持っておくと役立つほか、コンパクトに収納できるので、使わないときには小さく収納してしまっておけます。洗濯しやすいポリエステルを選べば使い終わった後のお手入れも楽です。

キャンプ用エアマットレスを使う

キャンプ用のエアマットレスは、空気を入れてシーツで包めば敷布団の代わりになります。毛布や掛け布団は必要ですが、一番かさばる敷布団がないのでスペースを無駄に使わずに済みます。普段は丸めて収納袋にしまうことができ、キャンプにも使用できます。

普段使っているマットレスをシェアする

普段ベッドを使っている人なら、マットレスの下に薄いマットレスを入れ、友達や家族が泊まりに来るときには薄いマットレスを床に敷いて敷布団の代わりにすることができます。収納場所を取らないのがポイントです。

まとめ

布団のほうがベッドより用意するものが少ない

布団のメリットは安価で省スペースなこと、デメリットは出し入れが面倒で衛生面が気になること

ベッドのメリットは手間がかからず通気性がいいこと、デメリットは費用が高くレイアウトが少ないこと

布団かベッドかは、予算・スペース・生活スタイルから検討する

布団にはおすすめのアイテムやアイデアがある

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