一人暮らしがスタート。部屋は決まったけれど、何から準備を始めたらいいかわからない・・・そんな人のために、部屋選びから引越し、新生活スタートまでに準備すること・やるべきことを解説。さらに、効率的に準備を進めるための段取りや知っておくといいこと、注意すべき点などについて紹介しよう。このページを印刷すると、やることのチェックリストにもなるので、引越しの際に活用しよう。
時期 | やること |
---|---|
引越し前 | 物件の申し込み・審査・契約 |
引越し前 | 一人暮らしに必要な家具・家電などを用意 |
引越し前 | 引越し業者・引越し日時を決定 |
引越し前 | 電気・ガス・水道、インターネット回線を契約 |
引越し前 | 郵便物の転送サービスの手続き |
引越し前 | 引越し前の届け出 |
引越し前 | 不要な物の処分 |
引越し前 | 荷づくり |
引越し当日 | 電気・ガス・水道の準備 |
引越し当日 | 引越し荷物の搬出・搬入 |
引越し当日 | 荷ほどき・梱包材の処分 |
引越し後 | 引越し後の届け出 |
引越し後 | 住所登録の変更 |
住みたい部屋が見つかってから契約するまでには、さまざまな書類のやりとりが必要となる。主に必要な書類は以下のとおり。ただし「物件によって異なるので不動産会社に確認を」とカエルホームズの木津さん。
特に気をつけたいのが「連帯保証人となる親が遠方に住んでいる場合。申し込みから契約には、一般的に2週間ほどかかりますが、親が遠方の場合、契約書を送って押印後に返送してもらう必要があるため、プラス1週間ほど余裕を見ておくと安心です」
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物件の契約には時間がかかるので、その準備を進めながら必要なものを考え、リストアップしていこう。今すぐ必要なのか、住んでからゆっくり考えるのか、買うのか、実家から持っていくのかなどを決め、急ぐもの・用意できるものから少しずつ用意していこう。
大型家具・家電は、引越しの荷物が搬入される前に届くよう手配するのがオススメ。また、外から室内が見える場合、カーテンは入居時に取り付けたいもの。オーダーする場合、時間がかかるので早めに用意しよう。
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持っていくもの・新たに買って運び入れるものなどのイメージがついたら、どのように引越しをするのか決めよう。業者に依頼するか、家族や友人などに手伝ってもらって自力で行うのが一般的だ。
引越し業者を選ぶには、複数の会社に相見積もりを取り、比較検討を。ネットでも一括見積りができる。希望の日時やプラン(どこまでを業者に依頼するか)によっても料金が変わるのでよく考えよう。
電力会社、ガス供給会社、地域の水道局に電話、希望するインターネットのプロバイダのホームページで手続きを。ガスの開栓には立ち会う必要があるため、引越し日が決まったらすぐに予約を。また、インターネット回線は工事が必要になるケースもあるため、早めに連絡しよう。
前の住所に届いた郵便物を、1年間、新居に転送してもらえるサービスがある。本人確認書類と、前の住所が確認できる住民票などを用意し、郵便局に届け出を。
荷づくりは引越し直前になって慌てないよう、できれば1週間くらい前から着手したい。引越し前・後とも、役所への届け出を忘れずに。
引越し前の市区町村の役所に「転出届」を提出。運転免許証やパスポートなどの身分証明書と印鑑を持っていこう。引越し2週間前からできるので、時間があるうちに済ませておきたい。また、このときにもらう「転出証明書」は、引越し後に転入届を提出する際、必要になるので、引越し後すぐに使う荷物と一緒に管理し、忘れないようにしよう。
引越し先に持っていかない物について、捨てる・売る・譲るなど処分方法を考えよう。
捨てる場合は、引越し当日までのゴミ回収の日をチェック。例えば不燃ゴミがたくさん出たが、引越し当日までに不燃ゴミの回収日がないとなると、引越し先に持っていって処分することに。引越し業者が処分してくれるケースもあるが、有料のことが多いので、なるべく引越し前のゴミ回収の日に間に合わせよう。
オフシーズンの布団や衣類など、今すぐ必要ではないものから箱に詰めていこう。引越し前日まで使っていたものは、引越し先でもすぐに使うものが多いので、スーツケースや旅行用バッグなどに入れておくと便利だ。
電気はブレーカーを上げて照明などがつくかどうかチェック。水道も使える状態かをチェック。ガスは開栓作業の立ち会いが必要なので、事前に決めていた日時には家にいるようにしよう。
引越し業者の車に荷物を載せたら、部屋の掃除をして移動。引越し先に着いたら、家具・家電は大きなものから搬入していくとラク。外からの視線が気になる部屋では、カーテンは早めに取り付けを。
荷物を出して、引越しに使ったダンボール箱やクッション材など梱包材を処分。リサイクルやゴミ処分の方法は、新居の自治体のホームページなどで確認しよう。梱包材を引き取ってくれる引越し業者もある。
新生活がスタートするときは、さまざまな住所登録の変更手続きが必要になる。早めに済ませよう。
転入届は引越し後2週間以内に、引越し先の役所に届出を。同じ市区町村内での引越しの場合は「転居届」を提出。引越し前に転出届けを提出したときに受け取った「転出証明書」のほか、運転免許証やパスポートなどの身分証明書、マイナンバー通知カード(もしくはマイナンバーカード)を用意し、届け出をしよう。
その他、携帯電話、銀行、クレジットカード、保険、国民年金、国民健康保険(他の市区町村に引越した場合は加入手続き)、自転車の防犯登録など、住所を登録しているところはすべて住所変更の手続きを。各社の住所登録をまとめて変更できる便利なサイトもあるので活用しよう。
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一人暮らしをスタートさせるには、物件の契約や引越しだけでなく、さまざまな手続きが必要。新生活がスタートするという忙しい時期に、準備するもの・やることがたくさんあるので、スケジュールには十分な余裕をもって進めよう。モレやヌケがないよう、ひとつずつチェックしながらクリアしていこう。
物件の申し込み・審査・契約に必要な書類は物件により異なる
家具・家電などは急ぐもの・用意できるものから少しずつ用意
引越し業者、電気・ガス・水道の契約は引越し希望日が決まったらすぐに
荷づくり・引越し・荷ほどきは順序をよく考えて
引越し後の各種手続きは引越し後なるべく早めに
オーナー自身が空室のポータルサイト掲載を依頼し、閲覧数や内見結果などの募集効果を把握できる賃貸オーナー向けサービス「ECHOES(エコーズ)」を運営