一人暮らしの準備とやることリスト~部屋探しから引越しまで

最終更新日 2026年03月26日
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一人暮らしの準備とやることリスト~部屋探しから引越しまで

一人暮らしのスタート。部屋は決まったけれど、何から準備を始めたらよいか分からない…という方のために、部屋選びから引越し、新生活スタートまでに必要なものや準備すること・やるべきことを解説する。

今回は、賃貸物件の専門家であるカエルホームズの木津さんにも話を伺った。効率的に準備を進めるための段取りや知っておくとよいこと、注意すべき点などについて紹介する。

一人暮らしスタートのための「準備」「やること」はこれ!

初めての一人暮らしは、新しい生活への期待が膨らむ一方で「何から始めたらいいんだろう?」と不安に思うことも多いだろう。部屋探しや引越し手配、さまざまな手続きなど、やるべきことはたくさんある。

順番に進めていけば、誰でもスムーズに新生活をスタートできるだろう。

一人暮らしスタートのためのやることリスト
時期 やること
引越し前 物件探し
引越し前 物件の内見
引越し前 物件の申し込み・審査・契約
引越し前 一人暮らしに必要な家具・家電などを用意
引越し前 引越し業者・引越し日時を決定
引越し前 電気・ガス・水道、インターネット回線を契約
引越し前 郵便物の転送サービスの手続き
引越し前 引越し前の届け出
引越し前 不要な物の処分
引越し前 荷づくり
引越し当日 電気・ガス・水道の準備
引越し当日 引越し荷物の搬出・搬入
引越し当日 荷ほどき・梱包材の処分
引越し後 引越し後の届け出
引越し後 住所登録の変更

【1】物件探し

一人暮らしの準備は、まず「どのような部屋に住みたいか」を思い描くことから始まる。新生活が始まる2~3カ月くらい前から探し始めれば、焦らずじっくり選べるだろう。

物件探しをするには、スマートフォンやパソコンで不動産情報サイトを眺め、どのような部屋があるのかを知るのがオススメだ。

住みたいエリアや無理なく支払える家賃、部屋の広さ、駅からの距離など、自身の希望を複数考えておくと、理想の部屋がぐっと探しやすくなる。

特に家賃は、手取り月収の3分の1以内に収めると暮らしに余裕が生まれるといわれている。全ての希望をかなえるのは難しいことも多いため、譲れない条件に優先順位をつけておくと、部屋探しがスムーズに進むはずだ。

□物件探しのポイント

理想の部屋を見つけるには、知っておきたいポイントが複数ある。特に重要なのは、先述のとおり、無理なく支払える家賃の部屋を選ぶことだ。

次に、どの街に住むかを考えよう。学校や職場への通いやすさはもちろん、毎日の買い物に便利なスーパーやコンビニが近くにあるか、夜道は明るくて安全かなど、安心して暮らせる環境かどうかを確かめておきたい。

部屋自体の条件では、広さや日当たりのよさに加え、お風呂とトイレが別々か、収納は十分かなども重要だ。特に女性なら、オートロックのようなセキュリティ設備があると、より安心して生活できるだろう。

【2】物件の内見

インターネットや資料で気になる部屋が見つかったら、次は不動産会社に連絡し、部屋を見学させてもらう「内見」へと進む。写真や間取図だけでは分からない、部屋の雰囲気を肌で感じるのは、部屋選びで失敗しないために重要だ。

また、部屋の中だけではなく、廊下や郵便受け、ゴミ捨て場といった共用スペースがきれいに保たれているかも忘れずにチェックしよう。共用スペースの状態から、管理の質や住人のマナーが分かることもある。最寄りの駅から部屋まで実際に歩き、道のりの安全性や時間を確認するのも、暮らしのイメージを具体的にするために役立つ。

□内見時にチェックしたい項目

内見の際には、メジャーとスマートフォンを持っていくのがオススメだ。部屋に入ったら、まず日当たりのよさや風通しを確認しよう。そして、家具の配置を想像しながら、コンセントの位置と数もチェック。

「ここにベッドを置きたいけど、コンセントはあるかな?」といった視点で見るのが重要だ。収納スペースは、扉を開けて奥行きや高さもしっかり確認しておこう。意外と見落としがちなのが、スマートフォンの電波がきちんと入るかどうか。

持参したメジャーで、洗濯機置き場や冷蔵庫を置くスペースの寸法を測っておけば、後で家具や家電を買うときに失敗がなくなるだろう。

【3】物件の申し込み・審査・契約

住みたい部屋が見つかってから契約するまでには、さまざまな書類のやりとりが必要となる。主に必要な書類は以下のとおり。ただし「物件によって異なるので不動産会社に確認を」とカエルホームズの木津さん。

特に気をつけたいのが「連帯保証人となる親が遠方に住んでいる場合。申し込みから契約には、一般的に2週間ほどかかりますが、親が遠方の場合、契約書を送って押印後に返送してもらう必要があるため、プラス1週間ほど余裕を見ておくと安心です」

封筒の写真
(画像/PIXTA)

□契約に必要な書類

□ 契約者の身分証明書(運転免許証、健康保険証)
□(契約時に)住民票
□(物件により)収入証明書や内定通知書
□(連帯保証人がいる場合)連帯保証人の収入証明書、承諾書など

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【4】一人暮らしに必要な家具・家電などを用意

物件の契約には時間がかかるので、その準備を進めながら必要なものを考え、リストアップしていこう。今すぐ必要なのか、住んでからゆっくり考えるのか、買うのか、実家から持っていくのかなどを決め、急ぐもの・用意できるものから少しずつ用意していこう。

家の模型とチェックリストの写真
(画像/PIXTA)

大型家具・家電は、引越しの荷物が搬入される前に届くよう手配するのがオススメ。また、外から室内が見える場合、カーテンは入居時に取り付けたいもの。オーダーする場合、時間がかかるので早めに用意しよう。

□用意するかどうか検討したい家具

□ ベッド、寝具
□ ソファ(置き場所があるかチェック)
□ テーブル
□ デスク&チェア
□ 収納家具(備え付けの量が十分かをチェック)
□ カーテン(外から室内が見える場合は入居までに用意)
□ ラグ、カーペット

□用意するかどうか検討したい家電

□ 冷蔵庫(置き場所だけでなく搬入経路もチェックして選ぶ)
□ 洗濯機
□ 炊飯器(自炊をしない場合は不要なことも)
□ テレビ(パソコン)
□ 電子レンジ
□ 電気ケトル
□ エアコン(備え付けられている場合もある)
□ 照明(備え付けられている場合もある)
□ 掃除機

□用意するかどうか検討したいその他のグッズ

□ 掃除用具
□ 食器・調理器具
□ タオル、バスグッズ

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【5】引越し業者、電気・ガス・水道の契約

持っていくもの・新たに買って運び入れるものなどのイメージがついたら、どのように引越しをするのか決めよう。業者に依頼するか、家族や友人などに手伝ってもらって自力で行うのが一般的だ。

段ボールの荷物の写真
(画像/PIXTA)

□引越し業者・引越し日時を決定

引越し業者を選ぶには、複数の会社に見積もりを取り、比較検討を。インターネットでも一括見積もりができる。希望の日時やプラン(どこまでを業者に依頼するか)によっても料金が変わるのでよく考えよう。

□電気・ガス・水道、インターネット回線を契約

電力会社、ガス供給会社、地域の水道局に電話、希望するインターネットのプロバイダはホームページで手続きを。ガスの開栓には立ち会う必要があるため、引越し日が決まったらすぐに予約を。また、インターネット回線は工事が必要になるケースもあるため、早めに連絡しよう。

□郵便物の転送サービスの手続き

前の住所に届いた郵便物を、1年間、新居に転送してもらえるサービスがある。本人確認書類と、前の住所が確認できる住民票などを用意し、郵便局に届け出を。

【6】引越し前にやること 荷づくり・物の処分・届け出

荷づくりは引越し直前になって慌てないよう、できれば1週間くらい前から着手したい。引越し前・後とも、役所への届け出を忘れずに。

荷造りに必要なものの写真
(画像/PIXTA)

□引越し前の届け出

引越し前の市区町村の役所に「転出届」を提出。運転免許証やパスポートなどの身分証明書と印鑑を持っていこう。引越し2週間前からできるので、時間があるうちに済ませておきたい。また、このときにもらう「転出証明書」は、引越し後に転入届を提出する際、必要になるので、引越し後すぐに使う荷物と一緒に管理し、忘れないようにしよう。

□不要な物の処分

引越し先に持っていかない物について、捨てる・売る・譲るなど処分方法を考えよう。

捨てる場合は、引越し当日までのゴミ回収の日をチェック。例えば不燃ゴミがたくさん出たが、引越し当日までに不燃ゴミの回収日がないとなると、引越し先に持っていって処分することに。引越し業者が処分してくれるケースもあるが、有料のことが多いので、なるべく引越し前のゴミ回収の日に間に合わせよう。

□荷づくり

オフシーズンの布団や衣類など、今すぐ必要ではないものから箱に詰めていこう。引越し前日まで使っていたものは、引越し先でもすぐに使うものが多いので、スーツケースや旅行用バッグなどに入れておくと便利だ。

引っ越し準備のイメージ写真
(画像/PIXTA)

【7】引越し当日のやること 引越し・荷ほどき

□電気・ガス・水道の準備

電気はブレーカーを上げて照明などがつくかどうかチェック。水道も使える状態かをチェック。ガスは開栓作業の立ち会いが必要なので、事前に決めていた日時には家にいるようにしよう。

□引越し荷物の搬出・搬入

引越し業者の車に荷物を載せたら、部屋の掃除をして移動。引越し先に着いたら、家具・家電は大きなものから搬入していくとラク。外からの視線が気になる部屋では、カーテンは早めに取り付けを。

□荷ほどき・梱包材の処分

荷物を出して、引越しに使ったダンボール箱やクッション材など梱包材を処分。リサイクルやゴミ処分の方法は、新居の自治体のホームページなどで確認しよう。梱包材を引き取ってくれる引越し業者もある。

段ボール回収のイメージ写真
(画像/PIXTA)

【8】引越し後の各種手続き

新生活がスタートするときは、さまざまな住所登録の変更手続きが必要になる。早めに済ませよう。

□引越し後の届け出

転入届は引越し後2週間以内に、引越し先の役所に届出を。同じ市区町村内での引越しの場合は「転居届」を提出。引越し前に転出届けを提出したときに受け取った「転出証明書」のほか、運転免許証やパスポートなどの身分証明書、マイナンバー通知カード(もしくはマイナンバーカード)を用意し、届け出をしよう。

□住所登録の変更

携帯電話、銀行、クレジットカード、保険、国民年金、国民健康保険(他の市区町村に引越した場合は加入手続き)、自転車の防犯登録など、住所を登録しているところはすべて住所変更の手続きを。各社の住所登録をまとめて変更できる便利なサイトもあるので活用しよう。

書類を提出する人のイラスト
(画像/PIXTA)

一人暮らしのためのお金の準備【編集部解説】

一人暮らしを始めるのに、いったいどれくらい必要なんだろうと疑問に思うこともあるだろう。

一人暮らしにかかるお金は大きく分けて、部屋を借りるときなどに最初にまとめて支払う「初期費用」と、毎月の家賃や食費などの「生活費」の2種類。ここでは、それぞれのお金について詳しく見ていこう。

初期費用の相場

「初期費用」とは、部屋を借りて新生活を始めるために最初にまとめて必要になるお金のことで、具体的には以下のような費用がかかる。

項目 概要
敷金 家賃の未払い分や、不注意でつけてしまった傷の修理費などが引かれ、残った分は戻ってくる。目安は家賃1~2カ月分。
礼金 大家さんへのお礼として支払うお金で、戻ってくることはない。目安は家賃1~2カ月分。
仲介手数料 部屋を紹介してくれた不動産会社に支払う手数料。目安は家賃0.5~1カ月分。
前家賃 入居する月の家賃をあらかじめ支払うもの。月の途中から入居する場合は、日割りで計算されることが多い。
保証会社利用料 連帯保証人がいない場合に、保証人の代わりになってくれる会社の利用料。
火災保険料 もしもの火災などに備えるための保険料。
鍵交換費用 前の入居者から鍵を新しくするための費用。

これらの契約にかかる費用だけでも、一般的に「家賃の5~6カ月分」が目安といわれる。それに加え、引越し会社に支払う費用や、ベッドや冷蔵庫といった新しい家具・家電をそろえるための費用も必要だ。

生活費

無事に引越しが終わったら、毎月の生活費を自分で管理していく。暮らしの出費で特に大きいのは家賃だが、それ以外にも食費や光熱費など、さまざまなお金がかかる。総務省の調査を基にした、1カ月の平均的な生活費の内訳は次のとおりだ。

費目 1カ月あたりの平均額
食料 4万8204円
住居 2万3373円
光熱・水道 1万2817円
家具・家事用品 5938円
被服及び履物 5175円
保健医療 8502円
交通・通信 2万564円
教育 9円
教養娯楽 2万375円
その他の消費支出(交際費など) 2万4592円
消費支出 合計 16万9549円
出典元:総務省統計局統計調査部『家計調査 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要

この表はあくまで平均的なデータであり、特に「住居」の項目は持ち家の人なども含まれるため、実際の家賃とは異なる点は理解しておきたい。

一人暮らしをはじめる前にしておきたい準備【編集部解説】

部屋探しやお金の準備と並行して、実際の暮らしに向けた心の準備もしておくと、新生活がよりスムーズに始められる。これまでは家族と一緒だったために気付かなかったような、さまざまな出来事に一人で対処する必要が出てくる。

ここでは、一人暮らしを始める前に知っておくと安心な準備について見ていこう。

基本的な家事ができるようにしておく

一人暮らしが始まると、食事の準備から洗濯、掃除まで、全ての家事を自分一人でこなす。新生活が始まってから慌てないよう、実家で暮らしている間に、基本的な家事のやり方を教わっておくと心強い。

例えば、洗濯機の使い方や洗剤の量の目安、効率的な掃除の仕方など、一度でも経験しておくと気持ちの余裕が大きく変わる。

料理も、まずはお米を自分で炊いてみたり、簡単な炒め物やみそ汁をつくってみたりして少しでも家事に慣れておくのが、快適で健康的な一人暮らしを送るための重要な準備になる。

トラブルが起こったときの連絡先を押さえておく

一人暮らしをしていると「急にお湯が出なくなった」「トイレの水が止まらない」「鍵をなくしてしまった」など、思いがけないトラブルが起こることもある。

そんなもしものとき、どこに連絡すればよいのかを事前に確認しておくのは重要だ。部屋の設備の不具合や近隣との騒音トラブルなど、住まいに関する困りごとの連絡先は、基本的には物件の「管理会社」や「大家さん」である。

賃貸契約の際に受け取った書類に連絡先が書いてあるはずなので、必ず目を通しておこう。
その連絡先をスマートフォンの電話帳に登録したり、書類の写真を撮って保存したりしておけば、いざというときにすぐ連絡ができて安心だ。

病気やケガをしたときにかかる周辺の病院を確認する

一人暮らしで心細く感じる瞬間の1つが、急に熱が出たり、ケガをしてしまったりしたときかもしれない。体調が悪い中、一から病院を探すのは大変だ。

新居での生活に少し慣れたら、家の近くにどのような病院があるのかを事前に確認しておこう。風邪をひいたときにかかる内科はもちろん、歯医者さんや、もしものケガに備えて外科や整形外科の場所も把握しておくと安心だろう。

また、土日や夜間に対応してくれる救急病院の連絡先も調べて、スマートフォンのメモなどに控えておくのもオススメだ。自身の健康を守るための重要な準備として、時間のあるときにチェックしておきたい。

一人暮らしスタートの忙しい時期。スケジュールには余裕をもって

一人暮らしをスタートさせるには、物件の契約や引越しだけでなく、さまざまな手続きが必要。新生活がスタートするという忙しい時期に、準備するもの・やることがたくさんあるので、スケジュールには十分な余裕をもって進めよう。モレやヌケがないよう、ひとつずつチェックしながらクリアしていこう。

まとめ

余裕を持ったスケジュールで物件探しを進め、内見で納得してから契約へ

一人暮らしに必要な初期費用や生活費の目安を把握し、計画的にお金の準備を

引越し業者、電気・ガス・水道の契約は引越し希望日が決まったらすぐに

荷づくりは使わないものから計画的に進め、役所への届出も忘れずに

家事の練習や緊急連絡先の確認など、安心して暮らすための備えも万全に

SUUMOコンテンツスタッフ

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取材・文/SUUMO編集部
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