Ryoko:「20代だったらまだ分かるけど、30歳だと重いですよね」
Yue:「確かにキツイよね」
Kaori:「そうかなあ。周りの30代はけっこう実家暮らしいるよ?」
Ayaka:「でも30歳を過ぎても実家にいるってことは、長男だからか、抜け出せない理由があるのか──」
Ryoko:「──あるいは夢を追い続けているのかもしれない」
Yue:「いやいや。いい大人が少年のような目をして夢を語らないでほしい(笑)」
Kaori:「私は親の面倒を見ているので、同じような事情があるのかなって思いますね」
Ayaka:「でも私はその事情込みで重いって思いますね。てことは、私がそこに入って行かなきゃいけないんだって」
Yue:「まあ、でも、そういう条件付きは置いておいて、好きこのんで実家暮らしをしてる人ってどうなんだろ?」
Ayaka:「貯金は相当あると思いますね」
Ryoko:「うーん、でも例えば実家暮らしで羽振りが良くてクルマを持ってて、それで私を家まで送ってくれたとしても、『あー、そのクルマで実家に帰るんだ』って思うと萎えますね。まだ一人暮らしでレンタカーのほうが全然いい」
Yue:「なんかね。実家暮らしで一度も一人暮らししたことがない人は、レンタカーすら借りられないイメージ? 不動産を探したりとか、引っ越しの手続きってけっこう面倒くさいから」
Ryoko:「なんだか実家暮らしの人って男性として、サバイバル能力が感じられないんですよね。結婚しても家事の手伝いとかやってくれなさそうだし。そういう親に甘えているというそしりは免れないと思う」
Ayaka:「やっぱり私も地方からこっちの大学に出てきて一人暮らししなきゃいけないって時には、本当に独立しなきゃいけないんだって精神的に追い詰められたし、いろいろ自分でやんなくちゃいけないこともあったし、そういう経験があれば強いと思います」
Yue:「些末なことをいうと、昔実家暮らしの男と付き合ったことがあるんだけど、うちがホテルになるのがヤだった。最後には『ホテルじゃねえ!』って言ってました(笑)」
Kaori:「実家暮らし同士だと、なおさらホテルを利用しなくちゃいけなくなるので、それも費用対効果が悪いというか」
Yue:「さすが経理(笑)。あと、誘われるにしてもホテルなのか、部屋なのかで女子の気持ちは違うじゃないですか。部屋ならいくらでも相手を誘える言い訳が見つかるし。『DVD観よう』とか、『ペットがいる』とか。女子だってその話なら乗りやすい」
Ryoko:「そういや、私も一度ありました。ピアノで聴かせたい曲があるから家に来てって言われてまんまと口説かれました(笑)。一人暮らしだと、そういう処世術は身につくかもしれませんね」
kaori:「絶対一人暮らしがいいですね」
Ayaka:「でも付き合う前は相手が実家暮らしとか分かんないですからね。でも私は実家を見てみたい派なんですよ。バックグラウンドが知れるから。一度、実家暮らしの彼氏の親がいない時に泊まりにいったことがあるんですけど、いろいろシミュレーションできて良かったですね。『この家が私のものになるんだ』とか(笑)」
Yue:「いや、それでも私は相手が実家暮らしなら、諦める理由を考えるかも(笑)。本当にね、お互い一人暮らしだといいんですよ。夜遅くても会いたい時に会えるし、遠慮なく電話できる」
Ryoko:「急に泊まりに行ったり、泊まったり、突発的なイベントに対応できるのが一人暮らしの強みですね」
Kaori:「あと、同棲じゃないんだけど、自分の歯ブラシとかコップとか一緒に買いに行ったり、そういうものがちょこちょこ増えていくのも幸せですよね」
Ayaka:「でもたとえ一人暮らしでもNGな人とか、部屋もあると思うんですよ。パソコンオタクで機材が散らかってる部屋とか、前の彼女のものがまだあるとか」
Yue:「そう、本命ができた時に元カノのものがまだ処分できてないって、いくら関係が切れてても本気度を測りかねるかな。あと大家が真下に住んでるとヤダ(笑)」
Kaori:「私は万年床がキツいですね。換気ができてなくて男のにおいがこもっているとか、枕の匂いがキツいとか、洗濯物が溜まりすぎてるとか」
Ryoko:「結局、水回りとか、リネンとか、換気みたいな、ほっとくとどんどん汚れていくところをキチンと手入れできてるかどうかなんでしょうね」
Yue:「そういうエリアうんぬんよりも、相手の部屋が自分の部屋から遠いと萎える。デートした後とか、もうかなり」
Ryoko:「分かります。私も家が遠い人と近い人とだったら近い人を選びます」
Yue:「そんなの当たり前だよね。すぐ会える方がいいじゃんね」
終電が遅い都心に住んだ方がデートもしやすい?
Ryoko:「前も家が近いだけで選びそうになりました(笑)」
Kaori:「(神奈川在住の)私も以前、埼玉の人と付き合ってたんですが大変でしたね。デートは必ず東京都心に集合でしたからゆっくりできない」
Ayaka:「エリアでいうと、恵比寿とか一見よさげですけど、派手に遊んでそうで嫌ですね。そりゃオシャレですけどね。ほどよいのは世田谷かな」
一同「世田谷はいい」
Ryoko:「東急線、小田急線あたりは特にいいですね。手前の目黒もちょっと高めでしょうけど、やる気が感じられていいと思います」
Ayaka:「京王井の頭沿線もいいですよね。下北沢から吉祥寺にかけて」
Yue:「エリアにこだわらないとすれば、近くに川がある部屋とかいいかな。大きな公園でもいい」
Ayaka:「あと、彼女を作りたいなら都心のほうがいいかもしれないですね。都心に住んでたほうが友達からのお誘いが増えて出会いのチャンスが広がりそう。夜遅くまでデートできるメリットもあるし、もし婚活するなら短期間だけでも超都心に住むのもありかもしれませんね」
Ayaka:「私は座り心地の良いソファーがあれば十分です。で、照明は間接照明ですかね。あったかいんですよね。蛍光灯の光は萎えます」
Ryoko:「流してる音楽の趣味がいいといいですね。DJブースがあるのはやりすぎですけど。さりげなくかけたCDが良かったりすると」
思わずくつろいでしまう座り心地の良いソファー。
モテる部屋には必須アイテムだ
Ayaka:「別にいい家具を買う必要はなくて、例えば自分で作った家具とかがあればすごくいいですね。不格好でも『友達と作ったんだ』なんて言われると、身の丈に合ってるし、こだわりもあるし素敵だと思います」
Yue:「きちんとコーディネイトできてないとキツいけどね。せっかくデザイナーズがあっても浮いちゃってたり(笑)」
Ryoko:「家具やリネンの選び方ってその人が出るんですよ。家電はお金を出しさえすればいいものが買えますが、家具やリネンはそうはいかない。けっこう高い買い物なのに、選択眼や決断力が必要。自分が快適に暮らすためのものを適当に選んでたり、逆にデザイナーズものに頼ってたりするとダメです」
Yue:「確かに。よく考えたら社会人のお付き合いって夜が中心になるので、夜をいかに快適に過ごすかが大事じゃないですか。だから照明とかベッドとかは力を入れたほうがいい」
Ayaka:「家具でいうとベッドはセミダブルにしたほうがいいです(笑)。シングルベッドはキツすぎます」
Kaori:「あと、例えばちゃんとした茶器があるとか、エスプレッソマシンがあるとか、ホームベーカリーがあるとか、自分の家じゃ食べたり飲んだりできないものが味わえるものがあると、遊びに行ってみたくなりますね。焼きたてパンを食べながらエスプレッソとか最高じゃないですか」
一同「うんうん」
Yue:「最後もやっぱりNGから言いますけど、なるべく大家がいないほうがいいかなあ(笑)。低い建物でもいいから最上階がいい。高層物件の下層階より、低層物件の最上階」
Kaori:「それでいうと壁も厚くてちゃんと防音している部屋がいいですね。音が聞こえちゃうようだとリラックスできないし」
Ryoko:「部屋の日当たりも重要ですよ。休みの日にお家デートしてるときなんかは、やっぱり開放感が違いますからね」
Ayaka:「今の職場がものすごく日当たり悪いから分かります(笑)。あと普通に駅から近いほうがいいですね。バスじゃないと行けない部屋とかだと、すぐ最終逃します。まあ、泊まって行けばいいんですけど、翌朝仕事に行くのも大変です」
Kaori:「洋服好きだったり、本好きだったりするなら、ちゃんと収納しきれる部屋がいいですね」
Yue:「あと、できればお風呂とトイレは別々がいい! 湿気ムンムンのトイレに入りたくない(笑)。ついでにいうと水まわりの掃除はこまめにやったほうがいいです」
Ryoko:「そう、お手入れも大事です(笑)。細かいですけど、洗濯機が室内に入る部屋。部屋の広さや間取りはどうしても贅沢言えない分もあるので、よっぽどひどくない限りそこは目をつむります」
Yue:「確かに一人暮らしだと10万円も出せないじゃないですか。すると2部屋あるほうが珍しいだろうから、そこは仕方ない。身の丈に合ってる部屋ならいいんじゃないかしら」