渋谷エリア勤務の人はどこに住んでいる?~二人暮らし編~

最終更新日 2024年03月01日
渋谷エリア勤務の人はどこに住んでいる?~二人暮らし編~

カップルでの同棲や新婚生活はもちろん、きょうだいや友人知人などでも楽しい二人暮らし。仲良く過ごすためにも、住まい選びは重要です。それでは、渋谷エリアに通勤する二人暮らしの人は、どんな路線・どんな街で暮らしているのでしょうか。家賃や選ぶときに重視した項目、周辺のお気に入りスポットなど、実際に渋谷駅周辺で働いている人たちに、アンケートを行いました!

そもそも渋谷エリアってどんなところ?

渋谷を「日本一訪れたい街」へ より魅力的な街に再開発が進行中

「ハチ公像」や「スクランブル交差点」などでもおなじみの渋谷エリア。中心となる渋谷駅には、JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン。東急東横線や田園都市線、京王井の頭線などの私鉄や、東京メトロ銀座線、半蔵門線、副都心線などの地下鉄も乗り入れていて、一日中、多くの人が行き交っています。かつては若者の街のイメージが強かった渋谷ですが、IT企業などオフィスの集積地という一面もあり印象が変化しつつあります。2024年にはヒカリエの隣にオフィスメインの複合施設「渋谷アクシュ」が誕生予定です。

渋谷エリアは、渋谷を「日本一訪れたい街」にするための再開発が、2027年度完了予定で進行中。渋谷駅周辺の未利用地を活用し、経済優先から人のための街づくりに重点を置いたもので、規模の大きさは「100年に一度」といわれるほど。渋谷の新たなランドマークとなっているヒカリエもこの再開発の一貫。2019年は渋谷スクランブルスクエア、2020年には低層複合施設「ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)」がオープンするなど、日々変化を遂げています。

路線図

Q1 渋谷エリア勤務で二人暮らしの人は何線沿線に住んでいる?

東急田園都市線、小田急線、西武池袋線などが上位に

東急田園都市線、小田急線、西武池袋線などが上位に

渋谷エリアに勤務している人に、現在、暮らしている沿線を聞いてみたところ、東急田園都市線が最も多く、次いで小田急線、西武池袋線という結果に。ちなみに、現在の住まいの最寄駅を聞いたところ、池尻大橋や駒沢大学、溝の口、たまプラーザといった駅を挙げる人も多く、乗り換えなしで、住環境の評判もよい東急田園都市線の人気を裏付けていました。

続く4位は同率で、JR京浜東北線と山手線、東急東横線、京王井の頭線の4路線が並び、さまざまな沿線に分散する傾向に。渋谷エリア勤務の一人暮らしとの違いでいうと、最寄駅に登戸や王子、大宮など乗り換えが必要な駅を挙げている人も多く、より広い範囲で住まいを探す傾向にあるようです。

渋谷エリア勤務の一人暮らしとの違いはより広い範囲で住まいを探す傾向

Q2 渋谷エリア勤務で二人暮らしの人の通勤時間は?

40分以内が多く、一人暮らしと比較するとやや長め

40分以内が多く、一人暮らしと比較するとやや長め

気になる通勤の所要時間ですが、1位が40分以内で24.3%、2位60分以内で21.4%、3位30分以内が15.5%と続きます。これは、渋谷エリア勤務の一人暮らしと比べると、通勤時間が長くなっています。

4位は50分以内で14.6%となっていますが、一方で、5位には20分以内が8.7%ほどいます。一人暮らしほどではなくとも、できるだけ通勤時間を短くしたい派も健在なよう。二人で暮らすための環境を重視して、ある程度通勤時間をかけてもいいのか、それとも通勤時間はとにかく短くしたいのか、考えが分かれるのかもしれません。

Q3 渋谷エリア勤務で二人暮らしの人は最寄駅から徒歩何分の家に住んでいる?

駅徒歩10分以内が最多、徒歩5分以内も人気!

駅徒歩10分以内が最多、徒歩5分以内も人気!

現在、住んでいる路線や通勤時間が分かったところで、駅から自宅までの徒歩分数を聞いてみました。すると10分以内が最多で29.1%、続いて2位の5分以内が23.3%、3位の15分以内が16.5%という結果に。駅からの所要時間が10分~15分と、少し長めでも気にしない人が多いことが分かります。通勤時間が一人暮らしよりも長い傾向にあるのは、駅から家までの距離も一つの要因なのかもしれませんね。

その後、4位に7分以内が14.6%と続きますが、5位には20分以内がランクイン。一人暮らしにランクインしていた徒歩1分は、二人暮らしでは登場しませんでした。二人暮らしでは駅前のにぎやかさや利便性よりも、住み心地のいい環境が好まれるようですね。

Q4 渋谷エリア勤務で二人暮らしの人はどれぐらいの家賃の家に住んでいる?

8万円~9万円未満が最多。10万前後に集中する傾向に

8万円~9万円未満が最多。10万前後に集中する傾向に

それでは、最も気になる二人暮らしの家賃についてチェックしていきましょう。最も多くの人が選んだのは8万円~9万円未満で19.4%、2位以下は9万円~10万円未満15.5%、10万円~11万円未満13.6%、11万円~12万円未満10.7%、12万円~13万円未満7.8%という結果が続きます。順位が下がるとともに、家賃が値上がる傾向にあり、みなさん、家賃はできるだけおさえたいと手堅く考えているのが分かります。

渋谷駅や周辺エリアは、池尻大橋や三軒茶屋、代官山や中目黒など、人気のエリアが多く、家賃相場も高め。利便性や周辺環境などすべての条件を満たす家に住みたいと思うと家賃は上がっていくのかもしれません。悩ましいところではありますが、「家賃はどこまで出せるのか」などのプランについて、二人できちんと話し合いたいですね。

「家賃はどこまで出せるのか」などのプランについて、二人できちんと話し合いたい

Q5 渋谷エリア勤務で二人暮らしの人はどんな間取りの家に住んでいる?決め手は?

仲良しが多い!? 1LDKがもっとも人気!

仲良しが多い!? 1LDKがもっとも人気!

家賃が分かったところで、気になるのが間取りです。10万円を超える物件に住む人も多いようですが、みなさんどのような間取りで暮らしているのでしょうか。1位は、なんと1LDKで29.1%。この順位に驚く人は多いはず。

次いで、2LDKが21.4%、2DKが16.5%と、二人暮らしの王道の間取りが続きます。しかし、4位は1DKで11.7%、5位は1Kで6.8%となっていて、意外とコンパクトな間取りで暮らしている人も多いことが分かりました。渋谷エリア勤務で二人暮らしをしている人は、仲良しさんが多いのかもしれませんね。

渋谷エリア勤務で二人暮らしをしている人は、仲良しさんが多い

Q6 渋谷エリア勤務で二人暮らしの人がその街(駅)を選んだ決め手は?

「交通利便性」と「生活利便性」を重視

「交通利便性」と「生活利便性」を重視

次に、渋谷エリア勤務の人が、今の街(駅)を選ぶ際に重視した項目を聞いてみました。二人暮らしの人は、46.6%もの人が「交通利便性」を決め手に今の家を選んだようです。

  • 京王線 明大前:勤務地が近い 渋谷も新宿も近い(38歳・男性)
  • JR中央線 高円寺: 夫婦ともに通勤しやすい(33歳・女性)
  • 小田急線 狛江: 通勤に便利、小田急線が好き(36歳・女性)
  • 東京メトロ丸ノ内線 中野坂上: 新宿が徒歩圏なので(31歳・男性)

次いで、2位には「生活利便性」が33.0%、3位には「知人・家族が近くに住んでいる」が26.2%と続きます。

  • 東急田園都市線 三軒茶屋:スーパー、個人商店、医療機関がひととおりそろっている(35歳・女性)
  • 西武池袋線 椎名町:スーパーなどが充実している。ターミナル駅に近い(32歳・女性)
  • 西武池袋線 ひばりが丘:姉家族が近くに住んでいるので(35歳・女性)
  • 小田急線 新百合ヶ丘:近くに実家があるから(33歳・女性)

特徴的なのが、4位で「街の雰囲気がいい」を挙げる人が15.5%にもなること。確かに渋谷エリア勤務の多くの人が選んでいる路線は、住宅街も多く、比較的落ち着いた暮らしをしやすいエリアともいえます。5位に「公共施設の充実」を挙げる人も、4.9%ほどいて、一人暮らしよりもさまざまな観点で、住まい探しをしていることがうかがえますね。

  • 京王線 幡ヶ谷:田舎ではなく、都会過ぎずのちょうどよい感じ(38歳・女性)
  • 東急田園都市線 鷺沼:落ち着いた雰囲気の街(34歳・女性)
  • 東急東横線 学芸大学:駅からの徒歩圏に区役所の出張所がある(32歳・男性)

商店街からパーキングエリアまで! 思わぬ穴場スポットがたくさん

それでは、渋谷エリアに勤務している二人暮らしの人に、自分が暮らしている街の「お気に入りスポット」とその理由を聞いてみました。

  • 東急目黒線 西小山:商店街。アーケードがついていて雨の日でも楽(32歳・女性)
  • 京王井の頭線 駒場東大前:駒場野公園。都心にあるのにとても癒やされる。緑が多い(30歳・女性)
  • 小田急線 本厚木:海老名パーキングエリア。高速に乗らなくても楽しめるグルメスポットだから(30歳・女性)
  • JR京葉線 新浦安:潮風公園。海が一望できる。ランニングとサイクリングコースがあり、車を気にせず運動ができる(33歳・男性)
  • 東急田園都市線 三軒茶屋:世田谷公園。大きな噴水もあって散歩に最適(35歳・女性)
  • 京王井の頭線 富士見ヶ丘:神田川。ホタル祭りが行われるくらい自然が豊か(35歳・女性)
ホタル祭りが行われるくらい自然が豊か

Q7 渋谷エリア勤務で二人暮らしの人が家探しをするときに候補に入れていた街(駅)は?

最後に住まい探しをするときに住みたいと候補に入れていた駅と、断念した理由を聞いてみました。複数の沿線や物件を比較することで、家賃や環境、駅からの距離など、最終的に自分は何を大切にしたいのかが、見えてくるようです。

  • 東京メトロ丸ノ内線 新中野:多摩センター。実家があるから住みたいと思ったが、都内まで遠いため断念した(27歳・女性)
  • 東急田園都市線 用賀:二子新地と迷った。家賃が安いから。でも渋谷から近いほうをとった(30歳・女性)
  • 東急田園都市線 鷺沼:新百合ケ丘、経堂も候補に入れていた。街の雰囲気と職場までのアクセスがよく迷ったが、家賃が高いのと予算内で気に入る物件がなかったため、今の所にした(34歳・女性)
  • 東急田園都市線 駒沢大学:宮前平。交通の利便性や街並みを考えるとやはり今の場所がよかったから(34歳・女性)
  • JR武蔵野線 西浦和:武蔵浦和と悩んだ。埼京線で渋谷駅まで一本で行けるものの、家賃が高いため、断念した(29歳・男性)

渋谷エリア勤務の人たちは、二人暮らしになると通勤のしやすさはもちろんのこと、周囲の環境や雰囲気を大切にしながら、住まい選びをしていることが今回の調査から分かりましたね。家賃を上げて広い家に住むか、コンパクトな間取りでも便利な立地の家に住むか、さまざまな選択肢があるのが渋谷エリア勤務の人のメリットなのかもしれません。ぜひ自分たちのライフスタイルに合った家探しをしてください。

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取材・文:嘉屋 恭子 イラストレーション:杉崎 アチャ
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