部屋を探しているあなたと物件のオーナーを仲介してくれるのが不動産会社。予算や希望条件に合う物件を紹介してくれたり、契約の際の窓口になってくれる。
まずは不動産会社にメールや電話でアポイントを取ろう。その際、入居希望日や予算、希望条件などを詳しく伝えておくと、あらかじめ条件に合う物件を探しておいてくれるのでスムーズだ。日本語が不安な人は、以下のSUUMOのコンテンツから「外国語対応が可能な不動産会社」を探してみよう。
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不動産会社にアポイント→物件を紹介してもらう→実際に見学してみて、気に入る物件が見つかったら契約→入居。これが部屋探しの一般的な流れ。1~2週間で決まる場合もあれば数カ月かかることも。物件によってはすぐに入居できない場合もあるので、契約前に入居可能日をよく確認しよう。
不動産会社では様々な賃貸物件の情報を管理している。「予算」「住みたいエリア」「間取り」「広さ」などの各種条件を伝えると、膨大なデータベースの中からアナタの希望に合ういくつかの物件をピックアップしてくれるはずだ。必ずしも希望通りの物件が見つかるとは限らないが、後で後悔しないよう、この段階で自分の希望をできるだけ正確に、漏れなく伝えることが大事だ。気になる物件が見つかったら、実際に建物や部屋を見学。目星をつけた物件をいくつか回り、さらに絞りこんでいこう。
ちなみに都心を希望する場合、家賃の高さに驚くかもしれないが、日本では基本的に表示されている家賃からの値引きは難しいと心得たい。
「これぞ!」という物件が見つかったら、いよいよ契約へ。日本の賃貸は家賃以外に「敷金」「礼金」といった初期費用もかかる(詳細は次ページで紹介)ので、最初にある程度まとまった金額が必要だ。また、契約時には日本人の保証人を立てなければいけないケースがほとんど。保証人は契約者が病気や失業などによって家賃を払えなくなった時に、代わって支払いの責任を負う。身近な適任者がいなければ、保証人を代行する会社と契約することもできるので不動産会社に相談してみよう。
契約の際は契約書の内容をしっかりチェック。「ペット不可」「2人以上入居不可」「楽器不可」など、物件ごとのNG事項もおさえておきたい。日本語に自信がないようであれば、後々のトラブルを避けるため、できれば知り合いの日本人に同席してもらったほうが無難だ。
晴れて契約が完了したら、引越し会社に連絡して入居の準備を。引越しの日取りが決まったら不動産会社に連絡しておこう。
基本的に入居時は電気、ガス、水道、通信などがストップした状態。まずは管轄のインフラ会社に電話をしてライフラインを整えることが先決だ(ちなみに日本では電気、ガス、水道は全て有料)。その後役所に行って住所変更の手続きをしよう。また、ゴミの日や分別ルールは住む地域によって異なるため、しっかりチェック。マナー違反はトラブルの元だ。
管理人やオーナーが近くに住んでいる場合は挨拶をしておくのも大事なマナー。できれば手土産を持参するとアナタへの印象もグっと良くなり、困った時にお願いごとをしやすくなるかも。