リフォームでかなえたい希望は、家族構成やライフスタイルによって異なります。ここでは共働き夫婦、小さなお子さんがいるファミリー、高齢者のいる家庭と、タイプ別にオススメのリフォームをご紹介します。
ミストサウナやマッサージ機能つきシャワーでリラックス

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毎日外出の多い方や共働き夫婦にとって、お風呂の時間は大切なリラックスタイム。疲れた身体をほぐして、考えごとをしたりお肌のケアに時間をかけたり……お風呂がリラクゼーションルームになれば、翌日の鋭気も養えます。
リラックス効果が高いと評判のミストサウナは、40〜50℃の細かなミストで浴室を満たしてくれるものです。息苦しさもなく、たっぷり汗をかいて家にいながらエステ気分を楽しめます。読書をしながら入浴したい方には、ぬれないクリアミストのサウナがオススメ。また、マッサージ機能のついたシャワーやジェットバスは、お疲れ気味の身体をゆっくりほぐしてくれます。
子どもとゆっくり お風呂の時間は大切な触れ合いの時間
特に小さなお子さんがいる家庭の場合、お風呂は大切なコミュニケーションの場。子どもとゆったり入れる広さの浴室なら、1.25坪以上は欲しいところです。長方形ではなく大きな曲線をした形状の浴槽にしたり、収納を壁に組み込んだりすると、一回り広く感じる空間にすることができます。
対面で会話をしながら楽な姿勢で身体を洗ってあげられる洗い場ベンチは、小さいお子さんにも便利です。
高齢者に安全 介護者の負担も軽くしたい
高齢者がいる場合は、安全面が最も気になるところでしょう。手すりを設置したり、床や浴槽の底を滑りにくくしたり、また、またぎやすい浴槽の高さにすることを検討してみてください。浴室内で倒れた場合の救助を考えると、扉は折れ戸や引き戸タイプがオススメです。
脳卒中や心筋梗塞を引き起こすヒートショックは高齢者に多く、冬の入浴時に多い事故。ヒートショックは激しい温度差によって起こるので、脱衣場に暖房を設置し、浴室を暖かくすることで予防できます。
また、高齢者のためのリフォームは、『高齢者住宅改修費用助成制度』で助成金が支給されます。手続き等を事前に調べ、制度を有効に利用しましょう。
まとめ
そのほか、お風呂掃除の負担を軽減する、限られたスペースのお風呂でも開放感を出すなど、最近のリフォームはさまざまな不便を解消できる工夫がつまっています。理想のお風呂での過ごし方を考えて、ぴったりのお風呂を選んでくださいね。