MJR浦上ザ・レジデンス （取材レポート）

マンションを購入するとき、皆さん「住宅ローンの返済額」についてはしっかりチェックされると思いますが、意外と見落としがちなのが「修繕積立金のランニングコスト」です。修繕積立金は、マンションを良好な状態で管理する上で欠かせない費用ですが、近年は工事費上昇に伴って徴収額の負担が増加。国交省のデータを見ても10年前に比べて2割増しとなっています。

また、マンション業界では、新築時の徴収額を極力抑え、長期修繕計画に合わせて段階的に見直しを行う「段階増額積立方式」を慣例としていますが、この方式だと築年数を経るごとに負担が増える傾向に。国交省調査でも「積立金が不足している」と回答したマンションが36.6％を占めており、適切な修繕を実施できずに建物の劣化が放置されていたり、不足金を補うために戸あたり数十万円の一時負担金が発生するなどの事例も見られます。

積立金不足は“良好な住まい環境”を維持する上でも大きな課題──そこで、国交省は2024年6月に「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」を改正。徴収額を段階的に引き上げる場合は最大1.8倍まで（初期額は基準額の0.6倍以上～最終額は1.1倍以内）が適切であると明示されました。ただし、これは目安であって法的強制力はありません。そのため、現在検討中のマンションが“どのような長期修繕計画に基づいて積立金を設定しているか？”を事前に確認することが大切です。

共用施設が充実しているということは“自宅専有部の外まで生活空間を拡張できる”ということ。例えば、コネクトラウンジを日常的に活用すれば、自宅内のワークスペースが不要となりお部屋をより広く使うことができるほか、ライブラリコーナーで新しい分野の本と出会うことで子どもたちの知的好奇心が育まれることもあります。

また、キッズコーナーは子育て中のパパ・ママ同士の交流の場に。館内コミュニティが円滑に広がれば、学校や習い事の情報交換をしたり、お互いに子どもの預かりサポートを行うなど、嬉しい“ご近所づきあい効果”も期待できます。この「入居者同士が心地良くつながる安心感」は、大規模マンションならではのスケールメリットの1つと言えるでしょう。

マンションギャラリーは、モデルルームだけではなく共用施設を一部再現するなど、新生活の疑似体験が可能です。本物件の魅力を確認できるので、ぜひ見学をおすすめします。

■取材後記
マンションは住まいであると同時に、子どもや孫へ受け継ぐ大切な不動産。その価値をより長く適正な状態で維持するためには、美観の保全や共用機能の更新など「健全な管理体制と長期修繕計画」が不可欠です。住まい探しをする時はどうしても「購入するためのお金」ばかりに目が向きがちですが、ぜひこの機会に「入居した後のお金」にも注目しながら、長く安心して暮らせるマンションを選んでみてはいかがでしょうか。

〈MJR浦上ザ・レジデンス〉をご契約されたAさんファミリーに、インタビューを実施し、本物件の魅力や決め手など、お話しいただきました。

「住まいを購入しようと決心したのは、家族が増えて今の住まいが狭く感じるようになったからです。住まい選びの条件は『立地』と『広さ』。当初はマンションだけでなく、一戸建ても視野に入れて住まい探しをしていました。」

「一戸建ての場合、私たちが探した中では郊外や坂の上に物件が多く、高い利便性という『立地』の条件を満たす物件に出会うことができませんでした。その点〈MJR浦上ザ・レジデンス〉は、電停へ徒歩2分の立地・平地・商業施設が近く、私達の条件にピッタリ。将来、歳を重ね子どもが独立して夫婦二人になったとき、車がなくても路面電車で移動できて、徒歩で多彩な施設が利用できる点も決め手の一つになりました。また、ライフスタイルが変化して、マンションを手放すようなことがあっても、電停に近くて利便性の高いこの立地なら『大きな価値』になるのでは、と考えました。」※5

「モデルルームを見学した際、リビングに入ってすぐに『広い、開放感がすごい』という印象が強かったことを今でも覚えています。広いリビングで家族一緒に過ごすことが理想だったので、新生活が今から楽しみです。」

「実際に住まいを購入する段階になると、マンションでも一戸建てでも後々のメンテナンスが必要であること、月々の支払いの他にも必要なランニングコストを強く意識するようになりました。マンションは修理が必要な場合でも窓口が一元化されているので、手間や負担が軽くなる点に魅力を感じました。」

「修繕積立金について〈MJR浦上ザ・レジデンス〉は、入居時の金額だけ比較すると他よりも高めだなと感じましたが、1年目と20年目を比較して引き上げ負担が少ないという説明を受けてみると『入居時だけでなく長期的な視点で、後々の総支払額を確認しておくことも大切』だと思いました。」

「入居時から支払いが続いていくので、当初のランニングコストが安くても後々大きく上がったり、修繕が必要な時に大きな負担が掛かるのは不安があります。その点、〈MJR浦上ザ・レジデンス〉は従来のMJRに比べて修繕積立金の引き上げ負担が従来よりも少なく設定されているので、将来の支払いイメージができ、長期的な視点でも安心できたことは大きな決め手となりました。」

「検討当初は売主に対するこだわりはあまり考えていませんでした。実際に検討を進めていくうちに、メリットやデメリットを包み隠さず説明してもらえるといった担当者の真摯な姿勢は、鉄道事業で安全・安心にこだわるJR九州さんならではの安心感だと感じました。」