プラウド八事清水ケ岡 （取材レポート）

「大通りから20m入ったらすぐに風致地区となります。戸建ての多い閑静な邸宅地のため、地域の声に耳を傾け、駐車場の出入り口は大通り沿いに変更しました。住宅街の静かな環境に配慮し、交通量が増えないようにしています。

さらに、建物も7階建てとしましたが、正直、もっと高くすることも可能でした。しかし、この邸宅地にふさわしいデザインはどのような高さや形の建物なのかを考えていたことや、周辺の住宅地に影を落としてしまうことが景観を損ねてしまい、近隣住人の皆さまの住環境も一変させてしまうことなど、多角的かつ総合的に考えを重ねた結果、計画を変更したという経緯があります。

先ほども言いましたが、＜プラウド八事清水ケ岡＞はプラウドの原点回帰ともいえるプロジェクトです。今後も住宅地でいくつかのプラウドの販売を控えていますが、本件が立地・商品ともにフラッグシップになっていくと考えています。今は都心マンションの供給に注目が集まっていますが、『閑静な街、邸宅地に暮らしたい』というニーズは、誰もが心のどこかで持ち続けているであろう“普遍的な願望”ではないでしょうか。そういった普遍的なニーズをいまの時代に合わせ、お客さまの気持ちに寄り添ったマンションを供給し続けたい。マーケットを先駆ける『プラウド』として、これからもそうありたいと思っています」。

プラウドの商品企画で重要な役割を果たしているのがプロジェクトチームミーティング（以下、PTM）。部署間の垣根を越え、商品企画への闊達な意見を交換する野村不動産ならではの取り組みについて伺った。

推進課 安永氏：「PTMによって、このエリアで接客実績のある営業部から、本件のお客さま像を共有してもらえたことで、配棟計画、部屋の面積割、デザイン、駐車場の設置率など、多岐にわたって意見を取り入れることができています。

例えば、一住戸ずつ間取りを複数パターンつくり、お客さまのニーズにより合うものになるよう磨き込んでいきました。ハーフバルコニーを多く採用しているのも、PTMでのフィードバックによるところです。

さらに、外観デザインにも強くこだわりました。サッシ位置を外壁面から少し下がった位置に調整することで、陰影感と重厚感を生み出しています。外壁タイルはイメージに合うものがなかったため、最終的に約1年半もの期間をかけて特注で作成しました。また、ガラス手すりもグレー調にすることなどで、全体デザインとの調和を意識しました。PTMで幾度も議論を重ねたことにより、具体的なお客さまを意識して商品企画を進められたため、納得のいくモノづくりになっていると感じます」。

営業課 室田氏：「PTMでコンセプトやターゲット像、想いを早い段階から議論できたことが大きかったです。陽明小学校まで徒歩10分ですので、過去実績から子育て環境を大切になさっている方々が多いと考えていました。加えて、子どもや家族との時間を大切にしたい、そういった方々を主軸に据えPTMは進められました。

地下鉄名城線「総合リハビリセンター」駅徒歩3分なので、共働きの子育て世帯にも便利な立地です。「贅沢な邸宅感」「効率的な生活」とコンセプトを2本立てにしたのも、高級感のみならず、お客さまの実際の生活にもきちんと目を向けたかったからです。

また、邸宅地の歴史に裏打ちされた閑静で穏やかな雰囲気を感じられる場所ですので、それをまず大事にしたいという想いもありました。その想いをPTM全員が共有していたからこそ、この街の価値を高め、地域の皆さまの未来につながるデザインが生まれたのだと思っています。

お客さまがここに長く住まわれ、お年を召されたとしても、駅徒歩3分かつ、なだらかなアプローチであることも安心材料といえるでしょう。そういう意味でも将来を見据え、ずっと住み続けていただけるマンションであると思っています」。

営業課 青山氏：「『家族との時間を大切にしたい方』という側面でいいますと、共用部にもその思想が色濃く反映されています。エントランスラウンジからつながっているスタディラウンジもそのひとつ。どなたも気軽に使っていただけるようエントランスから部屋へ向かう動線にレイアウトしました。
また。壁ではなくガラスで仕切っていますので閉塞感もなく、安全面からも誰かの目が届くよう配慮しました。家庭教師に来てもらったり、お友達と一緒に勉強したり、また、お仕事でも使えるよう個室や半個室ブースもご用意したりとか。子どもたちだけでなく、家族みんなが利用できるつくりになっています。

共用部以外にも、PDCA的アプローチでお客さまのニーズに寄り添った仕様がいくつかあります。リビングに面してレイアウトしたランドリーブースも、『洗濯機のある洗面室はどうしても生活感が出てしまう』という声を反映したものです。リビングから扉一枚開けると洗濯できるという、かなり特殊なプランで、洗面室側からもアクセスできるツーウェイの収納スペースを備えています。キッチンでお料理しながら洗濯される方も多いと思うので、このレイアウトによって時短になり、家事の効率性が上がり、ひいては家族の時間が増えればいいなと思っています。

高級感、贅沢感に振り切ってしまうのではなく、やはり『効率的な生活』も大切にしたい、そんな想いが当物件には込められています」。

営業課 青木氏：「各住戸前に宅配食材を収納できるトランクルームを設けたことも、効率的なゆとりある生活を後押ししてくれるはずです。忙しい毎日、買い物に割く時間を軽減することで、ご家族と一緒に過ごす時間が増えればいいかなと思っています。

そもそもの話なのですが、プラウドのブランドコンセプトは『世界一の時間』です。お客さまが実際に暮らされてから、どういう子育てができるのか、どういう暮らしができるのかを考えたとき、当物件は駅も近くて、周辺には風致地区があるようなエリアですから住環境もいいといえるでしょう。まさに、お客さまには将来にわたり『世界一の時間』を体験していただけるものと確信しています。

お客さまの未来を想い、時代の先を見据えた住みやすさや想像を超える美しさ、選び抜いた立地で、お客さま一人ひとりの自分らしい暮らしを追求したのが、この＜プラウド八事清水ケ岡＞であると思っています。住むほどに愛される『世界一の時間』をお届けできる物件であると自信を持っておすすめできますので、完成をどうぞご期待ください」。