家を持とうと考えたとき、土地の資産価値を重視していたので、建物にはあまりコストをかけない方向で検討しました。建売住宅なども見学しましたが、どうも自分たちの住みたい家と違う気がして、自然素材を使いながらコストを抑えた規格住宅を手がけているecomoさんに話を聞きに行きました。プランについては、LDKを最大限広くとり、1階で暮らしが完結するような、平屋暮らしに近い間取りにしたいと考えていました。自分たちの要望を挙げていくと、結局は規格住宅の枠に収まらなかったの… 続きを読む
家を持とうと考えたとき、土地の資産価値を重視していたので、建物にはあまりコストをかけない方向で検討しました。建売住宅なども見学しましたが、どうも自分たちの住みたい家と違う気がして、自然素材を使いながらコストを抑えた規格住宅を手がけているecomoさんに話を聞きに行きました。プランについては、LDKを最大限広くとり、1階で暮らしが完結するような、平屋暮らしに近い間取りにしたいと考えていました。自分たちの要望を挙げていくと、結局は規格住宅の枠に収まらなかったのですが、その分、本当に納得のいく家づくりができました。最初の打ち合わせからずっと、設計士さんと直接話しができたことも大きかったと思います。デザインは、妻が希望した障子や畳のあるシンプルですっきりとした空間を私も気に入って、このテイストでいこうということになりました。造作家具のディテールに至るまで細かい要望がたくさんありましたが、私たちの言いなりにつくるのではなく、一つひとつをきちんと受け止めて考えてくれて、何度もやりとりを重ねられたからこそ、完成度の高い住まいになったと感じています。珪藻土の壁や無垢材の床や天井など、自然素材に囲まれて暮らす毎日は、安心感があって、心地よさも最高です。
LDKは21.8畳の広さ。リビング部分は高さのある勾配天井になっているため、畳数以上の広がりを感じる。ワンフロアで生活が完結するように、水回りはすべて1階に配置。洗面所の勝手口を開けるとすぐの場所に屋外洗濯物干し場、隣接して家族の毎日着る服をしまえるウォークインクロゼットを配置。洗濯物を洗って干して… 続きを読む
LDKは21.8畳の広さ。リビング部分は高さのある勾配天井になっているため、畳数以上の広がりを感じる。ワンフロアで生活が完結するように、水回りはすべて1階に配置。洗面所の勝手口を開けるとすぐの場所に屋外洗濯物干し場、隣接して家族の毎日着る服をしまえるウォークインクロゼットを配置。洗濯物を洗って干して、片付けるまで、すべてを最短距離で済ませることができるように工夫されている。ドアはすべて引き戸を採用している。
平屋のように暮らせる間取りにするため、1階は建ぺい率ギリギリまで広さをとっているが、2階はコンパクトに。ホールは季節外の衣類などを置く収納スペースも兼ねている。バルコニーは、建物の真ん中にあり、道路側から見ると1階の屋根の後ろになるため、プライバシーが保たれる。
平屋のように暮らせる間取りにするため、1階は建ぺい率ギリギリまで広さをとっているが、2階はコンパクトに。ホールは季節外の衣類などを置く収納スペースも兼ねている。バルコニーは、建物の真ん中にあり、道路側から見ると1階の屋根の後ろになるため、プライバシーが保たれる。
縦格子を使ったテレビボードは、Oさんのリクエストに合わせて造作。ディテールの仕上げまで細かく打ち合わせをして要… 続きを読む
縦格子を使ったテレビボードは、Oさんのリクエストに合わせて造作。ディテールの仕上げまで細かく打ち合わせをして要望通りのものが完成した
はじめての家づくりの相談で70項目の質問を用意していたというOさんご夫妻。性能の数値のこと、造作のことなど、じっくり話を聞いたそう。「自然素材を使っていて、気密性や断熱性、パッシブ設計など、私たちが理想としていた条件に合っていて、構造に無垢材を使っているところもいいな、と思いました。内装の細かいところまで丁寧に造り込んでいるし、この会社となら自分たちらしい家が建てられると感じました」。もともと自然素材や食材など、オーガニック志向だったそうだが、ecomoの… 続きを読む
はじめての家づくりの相談で70項目の質問を用意していたというOさんご夫妻。性能の数値のこと、造作のことなど、じっくり話を聞いたそう。「自然素材を使っていて、気密性や断熱性、パッシブ設計など、私たちが理想としていた条件に合っていて、構造に無垢材を使っているところもいいな、と思いました。内装の細かいところまで丁寧に造り込んでいるし、この会社となら自分たちらしい家が建てられると感じました」。もともと自然素材や食材など、オーガニック志向だったそうだが、ecomoの家づくりへの姿勢に驚いたエピソードがあったという。「家をつくるときに、ホルムアルデヒドの原因になる接着剤を極力使わないと聞いて、子どもにもいいなと思っていました。ただ、完成してから壁に絵などを飾るために、必要な場所にだけ下地をいれておくことにしたのですが、どこに飾るか決められず、いろいろなところに入れておこうとしたら、『下地を入れるのに接着剤を使用するので、あまり入れすぎないほうがいい』とアドバイスをいただきました。『人と地球に優しい家を建てる』という会社の方針がきちんとしていて、それに賛同するスタッフが集まっているから、どの人と話をしてもズレがありませんでした」とOさん。本当に安心できる会社だと実感されたそうだ。
O様邸の敷地は、間口が6.4m、奥行きは25mという細長い形です。土地探しの段階で、このような形状では理想の家ができるか心配で候補から外してしまうという方もいるのではないでしょうか。O様とは土地探しからご一緒させていただいていたので、敷地の形状や周辺環境、日照などの条件も調査し、希望されている家づくりができることをしっかり確認した上でのスタートでした。こんな暮らしがしたいというイメージを明確にお持ちでしたので、間取りについては、その暮らしをどのように叶える… 続きを読む
O様邸の敷地は、間口が6.4m、奥行きは25mという細長い形です。土地探しの段階で、このような形状では理想の家ができるか心配で候補から外してしまうという方もいるのではないでしょうか。O様とは土地探しからご一緒させていただいていたので、敷地の形状や周辺環境、日照などの条件も調査し、希望されている家づくりができることをしっかり確認した上でのスタートでした。こんな暮らしがしたいというイメージを明確にお持ちでしたので、間取りについては、その暮らしをどのように叶えるのかに重点を置きつつ、どの部屋にも光と風が気持ちよく入るように工夫しました。完成してからも、日々、楽しみながら住んでいただいているご様子をとてもうれしく思っています。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 97.18m2 (29.3坪) |
敷地面積 | 147.37m2 (44.5坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 1,500万円~1,999万円 |
竣工年月 | 2020年10月 |
住所 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 オーシャンゲートみなとみらい 8F |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
リビングは畳敷き。全開放できる障子戸は、枠を細くシンプルにデザインして造作。上の窓からは雲が流れる様子や月が見えるそう。回り縁や巾木を付けず、窓枠は見せないように納めるなど、できる限り余分な線を消した仕上げで、すっきりと美しい空間に
LDKの上には2階を設けず、開放的な勾配天井のリビングを実現。天井はヘム(ツガ)の羽目板張り。ダイニング部分の天井高は2.2mと、あえて低く抑えているので、リビングとのメリハリがつき、さらに開放感が強調されている
室内は珪藻土の塗り壁仕上げ。窓から差し込む光で陰影が生まれて、味わいのある壁の素材感が楽しめる。「珪藻土と聞いて、最初は真っ白な壁になるのかなと思っていたのですが、実際はやわらかくしっとりとした色合いで気に入っています。これが珪藻土そのものの色なんだそうです。色や素材感については、仕様打ち合わせですべて3DCGで確認していたので、完成してから『その通りだったね』と妻と話しました」
敷地は間口がやや狭く、奥行きのある形。1階が広く、2階がコンパクトな建物で、道路に近い部分には2階がのっていないため、正面から見ると平屋建てのようにも見える。軒がないデザインだが、窓の上に庇をつけて、室内に入る日射をコントロール。庇の長さは、夏の直射日光を遮り、冬は暖かい日差しを取り込めるように計算されている
低く抑えた天井高とバランスがよくなるように、ダイニングテーブルやチェアも通常より低いデザインでオーダー。窓や照明の高さにも細かく気を配り、家族が集まるダイニングを居心地の良い空間にしている。屋久杉の無垢材を使った床はツヤがあり、香りが強いことも特徴。キッチン背面の吊り戸収納は造作で、家の雰囲気にも合うようにデザイン
縦格子を使ったテレビボードは、Oさんのリクエストに合わせて造作。ディテールの仕上げまで細かく打ち合わせをして要望通りのものが完成した
柱がなく、すっきりと美しい木製の片持ち階段。階段下はカウンターを造り付けワークスペースとして活用。ロボット掃除機の定位置にもなっている
リビングから建物を縦方向に眺めると、敷地の奥行きの深さがよくわかる
玄関の正面にはFIX 窓を配置して、窓の外にシンボルツリーを植えている。扉を開けた瞬間に、視線が抜ける驚きが心地よい。土間は、和風の洗い出し仕上げ。右手の壁一面がシューズクロゼットになっている。ドアの取っ手や窓枠のないミニマルなデザインが空間を広く見せる
洗面所に隣接するウォークインクロゼット。家族が毎日着る服をすべて一箇所で集中管理。洗濯をして、干して、たたんで、片付けるまで、ほとんど移動せずにできるように工夫されている
シンプルな造作洗面。アイアンのタオルバーは、かけたいもののサイズに合わせて高さを設定。洗濯機の上には、将来的にガス乾燥機を導入できるように棚を造作し、ガスコンセントを用意
2階洋室。将来的に2部屋に分けることもできるように扉を2箇所に設けた
窓の位置は、周辺の環境もきちんと調査して配置。隣家の樹木の緑や果実が実っていく様子を日々楽しむことができるそう
2階ホールは壁面に収納を造作し、通路と収納を兼ねた多機能な空間として活用。毎日着る服は1階のウォークインクロゼットに収納し、シーズンオフの衣類はこちらに収納している
2階の納戸から、5畳のロフトへあがることができる。空間を無駄なく利用しているのでコンパクトな2階も収納スペースはたっぷり
2階の洋室。隣接する家からの視線が気にならないようスリット窓を高い位置に設けているため、カーテンをつけずに生活できる
玄関ホールからLDKへ続く動線。引き戸を開けている状態
同じアングルで引き戸を閉じた状態。引き戸の上は通常は下がり壁となるが、かわりにアクリル板をはめ込んでいるので、扉を閉じても室内へと続く天井が途切れず、視線の抜ける場所があるので圧迫感を感じない