郊外に土地を求めて理想の住まいづくりに取り組んだEさん。日ごろは都市部で忙しい毎日を過ごしている共働きのご夫妻にとって、家づくりとはライフスタイルの実現そのものであったという。「週末には来客も多いですし、知人や親せき・友人たちと充実した余暇を楽しみたい」という要望があった。そこでビー・エル・ビルドがプランニングしたのが、見晴らしのよい角地に建つ『「非日常」と「日常」の家』である。特徴は日本の伝統的な概念を住宅のゾーニングに当てはめていること。たまの休日は「… 続きを読む
郊外に土地を求めて理想の住まいづくりに取り組んだEさん。日ごろは都市部で忙しい毎日を過ごしている共働きのご夫妻にとって、家づくりとはライフスタイルの実現そのものであったという。「週末には来客も多いですし、知人や親せき・友人たちと充実した余暇を楽しみたい」という要望があった。そこでビー・エル・ビルドがプランニングしたのが、見晴らしのよい角地に建つ『「非日常」と「日常」の家』である。特徴は日本の伝統的な概念を住宅のゾーニングに当てはめていること。たまの休日は「外に開かれた」光に包まれる2階でホームパーティーなどを開き非日常を楽しみ、心の潤いを整えていく。そして多忙な日常は「内に開かれた」落ち着く1階で、ゆったりとくつろぐという具合にメリハリの利いた生活を満喫されている。なお、E邸は吹き付け断熱&太陽光パネルも搭載した、エコな高気密・高断熱住宅だ。さらに屋上緑化の採用により、2階の室温を低減。環境への負荷を最低限に抑えながら、オープンな大空間でも四季を通じて快適に過ごせるよう、ハード面にも力を入れている点も見逃せない。
セカンドリビングと位置付ける主寝室のある1階。設計上の特徴は中庭だが、採光をあえて中庭のみから得るものと定めている点に独自性がある。心落ち着くプライベート空間を目指している。主寝室が大きなスペースを占めているが、ここをセカンドリビングとしてくつろぎ空間を提案しているのが新しい。玄関と2階への階段も別… 続きを読む
セカンドリビングと位置付ける主寝室のある1階。設計上の特徴は中庭だが、採光をあえて中庭のみから得るものと定めている点に独自性がある。心落ち着くプライベート空間を目指している。主寝室が大きなスペースを占めているが、ここをセカンドリビングとしてくつろぎ空間を提案しているのが新しい。玄関と2階への階段も別に設けて、「非日常」と「日常」の動線がぶつからないゾーニングも見所。
吹き抜けのメインエントランスを上がると広がるのが、光に包まれるLDK。中庭を設けることで三面ガラス張りの非日常的な空間を演出。住宅の迫っていない角地の利点を最大限に生かし、周辺の緑を室内に取り込めるよう配置計画を立案。室内にいながら季節の移ろいも感じることができる。
吹き抜けのメインエントランスを上がると広がるのが、光に包まれるLDK。中庭を設けることで三面ガラス張りの非日常的な空間を演出。住宅の迫っていない角地の利点を最大限に生かし、周辺の緑を室内に取り込めるよう配置計画を立案。室内にいながら季節の移ろいも感じることができる。
E邸は明確なライフスタイルがあり、緊張と緩和、ハレとケの使い分けなど、どうしても譲れない主張・要望があった。「建築会社選びでは、こちらの要望を素直に聞くだけの工務店ではだめだし、かといって、設計を押し付けてくる建築家というのも避けたかった。そんな中、両方の良さを兼ね備えたビー・エル・ビルドと出会って、『探していたのはこの会社だ』と思いました」とEさん。中庭を真ん中に設けて、1階を「内に開かれた」プライベートゾーン、2階を「外に開かれた」パブリックゾーンとす… 続きを読む
E邸は明確なライフスタイルがあり、緊張と緩和、ハレとケの使い分けなど、どうしても譲れない主張・要望があった。「建築会社選びでは、こちらの要望を素直に聞くだけの工務店ではだめだし、かといって、設計を押し付けてくる建築家というのも避けたかった。そんな中、両方の良さを兼ね備えたビー・エル・ビルドと出会って、『探していたのはこの会社だ』と思いました」とEさん。中庭を真ん中に設けて、1階を「内に開かれた」プライベートゾーン、2階を「外に開かれた」パブリックゾーンとするプランを見たときに、ハートがゾクッとしたと当時の様子を語ってくれた。「全面ガラスの2階リビングなど奇をてらったように見えても、立地を上手く生かして、外部の視線なども配慮するなど、繊細な心配りがなされており、動線なども実際に生活してみて感心するほど。要望に対するレスポンスも迅速・的確で、キャッチボールが楽しかった」。Eさん夫妻の笑顔がその満足度を物語っていた。
E様がご購入された土地に何度も足を運び、ご要望を実現するためにどのようなプランニングがふさわしいかを熟考しました。角地という好立地で、周囲に緑が多い環境から、2階はオープンな設計とし、大勢のお客様を迎える大空間(リビング)とする案はすぐに固まりました。しかし、1階の採光をどうするかということから発想したのが「アウトボイド(吹き抜け)」の中庭でした。1階、2階に光を供給する役割を果たすと同時に、風の通り道ともなる庭としての機能、視覚的な楽しさなどがお施主様に… 続きを読む
E様がご購入された土地に何度も足を運び、ご要望を実現するためにどのようなプランニングがふさわしいかを熟考しました。角地という好立地で、周囲に緑が多い環境から、2階はオープンな設計とし、大勢のお客様を迎える大空間(リビング)とする案はすぐに固まりました。しかし、1階の採光をどうするかということから発想したのが「アウトボイド(吹き抜け)」の中庭でした。1階、2階に光を供給する役割を果たすと同時に、風の通り道ともなる庭としての機能、視覚的な楽しさなどがお施主様に好評でした。暮らし方に合わせてメリハリの利いた空間設計にしたいというリクエストがあり、私たちはそれを「非日常(ハレ)」と「日常(ケ)」という日本的な概念でご提案しました。「非日常の動線」をどうするか、「日常の動線」をどうするか、空間の分離と連続性など、パズルのような課題をクリアしながらプランが出来上がったとき、「これしかない!」という自負がありました。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 212.74m2 (64.3坪) |
敷地面積 | 170.88m2 (51.6坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 4,000万円~ |
竣工年月 | 2010年7月 |
店舗名 | ビー・エル・ハウジングプラザ |
住所 | 埼玉県川越市的場1-25 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
埼玉県川越市的場1-25
定休日:水曜日
南側から見たE邸外観。スクエアな建物にガルバリウム鋼板を施したスッキリとした佇まいが印象的。タイルを升目状に敷いたアプローチを進むと左手に階段があり、メインエントランスに通じる。正面はビルトインガレージになっていて、普段使いではそこを通ってプライベートな玄関へと行くことができる設計
2階リビングをダイニング方向から眺めるとガラスの家に迷い込んだかのような錯覚を感じる。右手は全面大開口で外の景色が見えているが、角地ということもあり周囲の視線は気にするほどでもない。左手は吹き抜けの中庭で、飛行船で空中を浮遊しているような不思議な高揚感を覚える
メインエントランスから階段を上がると、特注大開口サッシを3方向に配した天井高3.5mの2階リビングが広がる。光を余すことなく取り入れながら緑豊かな景色も楽しむことができ、DKへとつながる約35畳の空間を開放的に演出。非日常の「ハレ」舞台にふさわしい空間となっている
角地に建つE邸は周囲に住宅が迫ることもない立地を上手く活用して、大胆に開放的な設計が採用されている。夕闇に浮かび上がるシルエットは、3方向を大開口で包まれた2階リビングが「非日常」の雰囲気を漂わせ、そこだけが異空間のような耀きを放っている
シンプルな造形美を追求し、細部まで妥協のないデザインで設計したオリジナルの鉄骨階段。踏み板が宙に浮いているような片持ちの施工が施されている。白い空間にリズミカルに配置された踏み板は視覚的効果を狙った配色も施されている
メラミンで造作した純白のL字型ベンチはフロートスタイルで施工が施され、まるで宙に浮いているような美しいオブジェになっている。夜はキッチン下、ダイニングの床の下に施された間接照明が美しく彩る。ガラステーブルはオリジナル作品。天井の杉板、タイル壁・床が醸し出す質感が、同一空間にあるリビングから見るとよいアクセントになっている
床をスキップさせることで仕上げに変化を添え、さり気なく空間を分けたダイニング。その向こうに見えるのは、ディテールにこだわり組み上げたオールステンレスのオーダーキッチンで、5mm厚のステンレス板が使用されている。白で統一した設備機器や収納設備は造り付けで、フルフラットの天板などデザインへのこだわりを感じさせる
中庭から柔らかい光が入る1階のセカンドリビング(主寝室)。開口部をここのみに限定することで、忙しい日常を静かに過ごす日常の空間を演出している。天井から軒天と杉板を外部まで延長させることで中庭と一体化し、まるでリゾートホテルにいるような安らぎを実現。あえて天井高を2.3mと低く抑え、織物生地を張った壁で囲まれた趣きのある空間に仕上げている
セカンドリビング(主寝室)に設えられたバーカウンター風のテーブル。普段はここで、簡単な食事をとったり考え事にふけったりするとか。寝室をただ眠るためだけの空間としないという同社からの提案が組み込まれている。キャビネットとの間を抜けるとシャワー室が配置されている
2階リビングからダイニングとのつながり。余計な家具を置かず、シンプルに、スッキリと暮らしたいという施主の要望が見事に空間に結実している
リビングには大型スクリーンも出すことができ、映像を使ったイベントもできる。プロジェクターはテーブル下部に配置するなど、煩雑になりがちなAV機器類は造作収納にすっきりと収めている。「パーティーなどでは盛り上がります」とEさんはご満悦
来客などはメインエントランスから入ってもらうが、家族が日常的に利用できるようガレージ内部にプライベート玄関へのアプローチが設けられている。「非日常の動線」と「日常の動線」が交わらないようにと配慮されているのは流石。「2WAYの設計スタイルを組み込むことで、ストレスフリーの暮らしを楽しんでいます」とEさん
E邸で重要な役割を果たしているのがアウトボイドの中庭。プライバシーを重視した1階に光を落とす装置として機能している他、自然を感じながら暮らすことができ、空間の広がりをもたらすなど、メリットは数多くある。白いタイル張りの中庭には竹を植栽
キッチンに立つとリビングとダイニング、中庭とのつながりを感じられ、晴れやかな気持ちで調理できると好評。できるだけ壁で仕切らずに、床の段差や色使いなどで空間を視覚的に区切ったりする設計のセンスの良さがある。家族がそれぞれ自分の好きな場所で思い思いに時間を過ごしていても、一目で気配を感じられるのもいい
広めの空間を確保した清潔感あふれるゲスト用のサニタリースペース。白いタイルを表情を変えながら全面に施し、ロングサイズの洗面カウンターや鏡などとの組み合わせでスタイリッシュに演出している。ホテルライクな空間づくりのお手本となる設計だ
カウンターと洗面ボウルが一体成型されたお洒落なデザインもこのサニタリーの見所。水栓ノズルもシンプルで近未来的なフォルムが採用されている。右手に浴室が見えているが仕切りはガラス製でホテル仕様になっている
書庫兼書斎には造作カウンターと本棚を設置。木の質感を演出したダークな色調の空間は心静かに読書をしたり、思索に耽るのに最適。正面の開口はフィックス窓で、ベンチ風のしつらいは寛げる畳スペースとなっている。下部には収納が施工されている
プライベートエントランスを入ると、そこにも2階に通じる階段が設けられている。階段下の空間には景色をくりぬく窓を用いて、ストリップ階段による透き見で視線が抜けていくよう工夫されている。差し込む光を白の大理石タイルに反射させて、光を階段ホールと廊下に行き渡らせる配慮も心憎い
1階のトイレはコンパクトに収められているが、凝りに凝った装飾やディテールが目を引く。正面の壁面は図柄も華やかで、間接照明に一段と煌びやか。左手の壁は天然石風の図柄でシックな落ち着きを感じさせる。床は焦げ茶色のタイルを敷き詰めている。鏡のデザインも遊び心がある
E邸の玄関は外からは見えない位置に配置されており、タイル張りの石段を上がるとメインエントランスが左手に現れる。正面に見えているのが中庭。縦格子が斜めに意匠的に配置され、空いた空間に緑があしらわれている。ダイレクトに家の中を見通せない日本的な設計手法が内部空間への期待感を盛り上げる