「最初の打合せで、どんな家に住みたいですか? と聞かれ、明るく開放的なリビングにしたいということぐらいしか思いつきませんでした。でも、カッコイイ家には住みたい…。そんなワガママな施主でした」と笑うMさん。そこから、担当した建築士と二人三脚で、プランニングは進んでいった。和室は必ず必要なものという固定概念も、設計士のアドバイスで拭い去ることが出来た。そのおかげで、LDKとはゆるやかに仕切られたピアノスペースも誕生。Mさんが気にしていた外観も、スッキリとまとめ… 続きを読む
「最初の打合せで、どんな家に住みたいですか? と聞かれ、明るく開放的なリビングにしたいということぐらいしか思いつきませんでした。でも、カッコイイ家には住みたい…。そんなワガママな施主でした」と笑うMさん。そこから、担当した建築士と二人三脚で、プランニングは進んでいった。和室は必ず必要なものという固定概念も、設計士のアドバイスで拭い去ることが出来た。そのおかげで、LDKとはゆるやかに仕切られたピアノスペースも誕生。Mさんが気にしていた外観も、スッキリとまとめることが出来た。M邸を担当した建築士は、外構のデザインも得意だ。部屋の中の様々な場所から見える庭の風景を考慮しながら、室内のプランを設計していくユニークなスタイル。そんな彼からの提案を受けているうちに、Mさんの夢も膨らんでいった。休日、ウッドデッキでBBQを楽しむ、家族の姿が浮かんできたのだ。こうして大きなウッドデッキも、プランの中に組み込まれた。新居での暮らしも1年が過ぎた。「オープン階段を上り下りしている時や、ダイニングで食事をしている時など、暮らしのいろんな場面で、大きな窓から庭の緑が見えます。叶えたかったのは、こんな開放的な暮らしでした。上手く言葉にならない私たちの望みも叶えられる、建築士さんと出会えて良かったです」。
1階の間取図からも、M邸の中心にキッチンがあることがよく分かる。「キッチンに立って家事に集中していても、目の隅にはリビングで遊ぶ子どもたちの姿があるので安心です。ふとした時に目を上げると、大きな窓から庭の緑が見えて、いつも癒されてます」と、Mさんもこの場所がお気に入りのようだ。キッチンからパントリー… 続きを読む
1階の間取図からも、M邸の中心にキッチンがあることがよく分かる。「キッチンに立って家事に集中していても、目の隅にはリビングで遊ぶ子どもたちの姿があるので安心です。ふとした時に目を上げると、大きな窓から庭の緑が見えて、いつも癒されてます」と、Mさんもこの場所がお気に入りのようだ。キッチンからパントリー、ウォークインクロゼット、そして水まわりと繋がる動線の使い勝手も良さそうだ。ピアノに夢中のお子様のために、ピアノスペースも用意された。将来は、セカンドリビングや家事室としても、活用できそうな空間である。
それぞれの居室は、2階の西側にまとまっている。朝、各部屋で目覚めた家族は、フリースペースを通って階下の共用スペースへ。そんな日々の暮らしをイメージしながら提案されたのが、東側オープン階段の上下に設けられた2つの窓である。この窓から射し込む朝日を浴びることから始まる家族の一日が、ありありとイメージでき… 続きを読む
それぞれの居室は、2階の西側にまとまっている。朝、各部屋で目覚めた家族は、フリースペースを通って階下の共用スペースへ。そんな日々の暮らしをイメージしながら提案されたのが、東側オープン階段の上下に設けられた2つの窓である。この窓から射し込む朝日を浴びることから始まる家族の一日が、ありありとイメージできそうな間取りである。
施主の中には、建築会社と巡り会う前から「こんな家を建てたい!」と、明確なビジョンを持つ人がいる。しかしそんな人は、少数派ではないだろうか。明るいリビングとか、家事がしやすい動線とか…そんな、まだカタチを取る前の漠然としたイメージから、家づくりを始める人が大半である。Mさんもその一人だった。家を建てようと決めて半年近く、様々な住宅会社を巡ってみたが、契約に至るまでの出会いはなかった。そんな時に巡り会ったのが、コラボハウス一級建築士事務所だった。営業のいない同… 続きを読む
施主の中には、建築会社と巡り会う前から「こんな家を建てたい!」と、明確なビジョンを持つ人がいる。しかしそんな人は、少数派ではないだろうか。明るいリビングとか、家事がしやすい動線とか…そんな、まだカタチを取る前の漠然としたイメージから、家づくりを始める人が大半である。Mさんもその一人だった。家を建てようと決めて半年近く、様々な住宅会社を巡ってみたが、契約に至るまでの出会いはなかった。そんな時に巡り会ったのが、コラボハウス一級建築士事務所だった。営業のいない同社では、設計士と直接話し合いながら家づくりを進めていく。そんな同社の家づくりなら、これまで言葉にして伝えられなかった、家を建てることによって実現したい、家族の新しい暮らしを、上手に聞き出してくれるのでは、と期待したのだ。そしてもうひとつ。同社のホームページで目にした「営業のいない分、人件費にかかるコストをカット」というフレーズも気になっていた。初回の見積もりを提示された時に「なるほど」と納得。この会社なら!と、建築を依頼することに決めたという。完成した家へのMさんの満足度は高い。「設計士に直接要望を伝え、その想いをくんでくれた提案を直接受ける…その繰り返しで、家族の期待を超える家になりました」と、Mさんは感謝している。
M様と最初にお会いしたときに、とても仲の良いご家族だなと思いました。きっと、そんなご家族が楽しく暮らせるほど良い距離感が、設計のポイントになると感じました。日頃から、近いだけが家族の距離感ではないと思っています。今は小さなお子様も、成長に連れ一人の空間も必要になってきます。今回の案件では、時間の経過も考慮したプランを心がけました。幸い、85坪を超える土地でしたので、その分、室内にもゆとりが持てます。その空間をゆるやかに仕切ることで、一緒にいても離れていても… 続きを読む
M様と最初にお会いしたときに、とても仲の良いご家族だなと思いました。きっと、そんなご家族が楽しく暮らせるほど良い距離感が、設計のポイントになると感じました。日頃から、近いだけが家族の距離感ではないと思っています。今は小さなお子様も、成長に連れ一人の空間も必要になってきます。今回の案件では、時間の経過も考慮したプランを心がけました。幸い、85坪を超える土地でしたので、その分、室内にもゆとりが持てます。その空間をゆるやかに仕切ることで、一緒にいても離れていても、楽しく暮らせる家にしたいと考えました。様々なアイデアを提案していく中で、M様がもっともこだわっていたのが、2階に設けたフリースペースでした。ご本人は「逃げ場」とおっしゃっていましたが、本気で逃げ場を求めるなら、階下との仕切りにはそれなりの建材を選ぶはずです。しかし、ご家族とは離れられないM様に提案したのは、細いアイアン製のもの。趣味の読書に集中しながらも、ご家族の気配を階下に感じながら、リラックスした休日を過ごしているそうです。M様と会話のキャッチボールをしながら、細部を詰めていったこの家は、私にとっても思い出深い仕事となりました。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 124.20m2 (37.5坪) |
敷地面積 | 286.45m2 (86.6坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | - |
竣工年月 | 2020年9月 |
店舗名 | 中百舌鳥オープンスタジオ |
住所 | 大阪府堺市北区百舌鳥梅町3‐47-1 グレース中百舌鳥トキワ1F |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
岡山県岡山市北区辰巳421-1 1階
定休日:12月29日~1月2日
植栽も含めた設計を得意とする設計士による外観デザイン。白をベースにワントーンでまとめられているが、下部を塗り壁、上部を横張のガルバリウム鋼板と、質感を変化させた上手な演出。玄関ポーチの奥に使ったタイルや窓枠に濃いめの色を使い、全体の印象を引き締めている。鋭角的な屋根が切り取る空とのコントラストも美しい
南側に大きな開口が設けられた、明るいLDK。リビングの窓は、あえて掃き出しにせず腰壁を残した。ソファーを壁に付けて配置できるので、内部の有効寸法を最大限に活用できる。これも設計士からの提案のひとつだ。床材に使用されているのはオークの無垢材。木目が美しく、空間の印象を温かくしてくれる
リビングの上部は吹抜けとなっている。高い位置に設けられた窓から、たっぷりの自然光が射し込んでくる。玄関ホールへの引き戸はハイドア。視覚的にも、空間を広く見せる効果がある
カウンターの高さや広さ、収納の配置など、使い勝手を第一に設計されたキッチン。棚板の色合いも、他と同系色でまとめられ、空間の統一感が図られている。この場所に立つと、正面にはダイニング、左隣りにはピアノスペース、リビングのソファーでくつろぐ家族とも目線を合わせられる、まるで、家全体の司令塔のような位置に配置されている
白を基調とした温かい空間の印象を、黒いアイアンのオープン階段が引き締めている。テレビが掛けられた壁面の奥はピアノスペース。壁の色で変化をつけたいというMさんのご要望を受け、担当インテリアコーディネーターが提案したのが自然石のタイル。抑えめの色合いで、上品な印象に仕上がっている
娘さんのために用意されたピアノスペース。リビングとは壁で仕切られているので、集中して練習することが出来る。しかし家族の耳にもその音が響く、オープンな設計だ。高い位置に設けられた横長の窓のおかげで、手元まで明るい
2階に設けられたフリースペース。家族みんなの本が収納できる、大きな本棚が造作された。細いアイアンの手すりで、階下とはゆるやかに仕切られている。これから子どもたちの成長にしたがって、家族の距離感も変わっていく。しかしどんな時でも、どこかで繋がっていたい…そんなMさんの思いをカタチにした設計である
LDKと2階フリースペースとを繋ぐオープン階段の東側には、上下に2つの窓が設けられた。M邸の東側には道路があるため、そこを通る人々からの視線が届かぬよう、窓の横幅は短くなっている。それぞれの居室で目を覚まし、みんなが集うLDKへと向かう家族を、明るい朝日が迎えてくれる
同系色のタイルや木製のカウンターなど、他の空間との統一感が図られた洗面スペース。大きな鏡と深い洗面ボウルが使い易そうだ。カウンターを横幅いっぱいに広げることも検討されたが、それよりも収納を重視したいと、背の高い可動棚が造作された
洗面所からウォークインクロゼットへと繋がる動線。大容量の収納設備に驚かされる。子どもたちの荷物も収納されていて、外出時や帰宅時の動きを想定した提案となっている
玄関扉を開けると、全面ガラス窓から見える庭の緑が、来客を迎えてくれる。初めてM邸を訪れた人は、必ずこの場でため息を漏らすそうだ。フルオープンではなく、手前をカウンターで隠すことで、風景に奥行きを与えている
美しいオークの無垢材が目を引く、玄関ホールからリビングの風景。チラリと見えるアイアンのオープン階段やユニークなデザインの洗面ボウル、水栓など、暮らしの隅々にデザイン性の高いアイテムが取り入れられている
落ち着いた空間になるように、トイレはシンプルでスッキリとした演出に。ユニークなデザインのペンダントライトがつくる影が、空間に変化を与えている
2階フリースペースに造作された本棚は可動式になっていて、すべての棚を取り払うこともできる。将来はここに壁掛けテレビを設置するというプランも…。様々な可能性のある未来に、柔軟に対応できる設計プランの作成も、設計士の腕の見せどころだ
手前のグリーンが映えるよう、背後には、ダークブラウンに塗装された横板で、塀が造作されている。住宅とともに庭も提案できる設計士だからこその、プラスアルファの提案だ。これから植栽の成長とともに、空間の印象も変化していくことだろう
玄関ホールのFIX窓から見上げる空。天井部分には間接照明が設置され、昼と夜の変化を楽しめる空間となっている