自然素材に対するSさんのこだわりを、もっともよく表現しているのがリビングまわりの素材選びである。ダイニングからは一段(約20cm)掘り下げられたピットリビングとなったこの空間の天井は、レッドシダーの格子天井。床には600mm角の陶器製タイルが敷き詰められている。落ち着いた色調の壁面は、すべて和紙を主原料とした壁紙。ダイニング部分の無垢床ともあわせ、異素材を上手に組み合わせた、こもり感のある心地よい空間に仕上がっている。また外観も、Sさんのこだわりのひとつ。… 続きを読む
自然素材に対するSさんのこだわりを、もっともよく表現しているのがリビングまわりの素材選びである。ダイニングからは一段(約20cm)掘り下げられたピットリビングとなったこの空間の天井は、レッドシダーの格子天井。床には600mm角の陶器製タイルが敷き詰められている。落ち着いた色調の壁面は、すべて和紙を主原料とした壁紙。ダイニング部分の無垢床ともあわせ、異素材を上手に組み合わせた、こもり感のある心地よい空間に仕上がっている。また外観も、Sさんのこだわりのひとつ。「一般的なサイディングを使用した場合の継ぎ目が、どうしても気になった」というSさんが選んだ外壁材は、漆喰系の塗り壁。1階部分の一部を淡いグリーンに、その他を白に塗り分けられている。外観の印象に温もりを添えているのが、2階部分の一部に使用されたレッドシダーの無垢羽目板。丁寧な施工で細かく鎧張りされたデザインが、道行く人の注目を集めている。こうしたデザイン性と同時に、『W断熱工法+トリプルガラスサッシ+全館空調システム』で実現する、快適な住み心地への期待も大きかった。「温かく過ごせる、冬の住み心地はもちろんですが、開放的な吹抜けから、心地よい風が家中を吹き抜けていく、夏の住み心地も快適です」と、Sさんは大いに満足している。
約20cmの段差でダイニングスペースと分けた「ピットリビング」を採用。中央に据えられた階段も、浮遊感のあるオープン階段の採用によって、視野を遮ることはない。玄関横の土間収納やキッチン横のパントリーなど、適所に配置された収納設備によって、手間をかけずにスッキリとした暮らしが実現できそうな間取りだ
約20cmの段差でダイニングスペースと分けた「ピットリビング」を採用。中央に据えられた階段も、浮遊感のあるオープン階段の採用によって、視野を遮ることはない。玄関横の土間収納やキッチン横のパントリーなど、適所に配置された収納設備によって、手間をかけずにスッキリとした暮らしが実現できそうな間取りだ
南面の吹抜けに対して、大きく開かれた2階。家族構成によって変化していく、柔軟性に富んだ間取りである。フレキシブルスペースは、住み手のライフスタイルやアイデア次第で、様々な空間として活用できそうだ
南面の吹抜けに対して、大きく開かれた2階。家族構成によって変化していく、柔軟性に富んだ間取りである。フレキシブルスペースは、住み手のライフスタイルやアイデア次第で、様々な空間として活用できそうだ
自然素材を模した建材が増えてきた。しかもその完成度は、本物と見まごうほど高い。しかし同社は、5年後、10年後、20年後の未来を考えてみた。完成当初の輝きは、時とともにどんどん色褪せてくるのではないだろうか。これに伴い、施主の家に対する愛着も薄れていく。ほとんどの施主が一生に一度。お金をかけ、時間をかけ、家族みんなの想いを注ぎ、つくりあげていく住まいが、本当にそれで良いのだろうか。「木、漆喰、石、紙…」と、アサヒアレックスが、自然素材にこだわった家づくりを実… 続きを読む
自然素材を模した建材が増えてきた。しかもその完成度は、本物と見まごうほど高い。しかし同社は、5年後、10年後、20年後の未来を考えてみた。完成当初の輝きは、時とともにどんどん色褪せてくるのではないだろうか。これに伴い、施主の家に対する愛着も薄れていく。ほとんどの施主が一生に一度。お金をかけ、時間をかけ、家族みんなの想いを注ぎ、つくりあげていく住まいが、本当にそれで良いのだろうか。「木、漆喰、石、紙…」と、アサヒアレックスが、自然素材にこだわった家づくりを実践している理由はそこにある。そして、「建てるなら、住むほどに愛着が深まる家を!」と考えていたSさんが、家づくりのパートナーに同社を選んだのも同じ理由だ。同社のデザインに対するこだわりにも、Sさんは深く共感した。アサヒアレックスが求めているのは、時代を超えて愛し続けられるデザイン。そのベースにあるのが、機械に頼らず太陽の光や熱、風など自然の力を利用する設計技術「パッシブデザイン」の発想だ。こうして、窓の大きさや位置、屋根の角度など、一つひとつのデザインに合理的な理由がある、機能的で美しいS邸が完成した。「住みはじめて体感した、冬の温かさは想像以上のものでした」と、Sさんは笑顔で語ってくれた。
アサヒアレックスでは、土地の特性をしっかりと見極めた上で、設計に取り組んでいます。S様邸は左下がりに緩やかな傾斜地となっていました。そこで、基礎を高くすることで斜度を調整。玄関へのアプローチには階段をご用意しました。これにより、土地造成のコストを削減。駐車スペースも3台分を確保することができました。日々の暮らしに、太陽熱や風を取り入れて、できる限りコストをおさえながら快適な住空間を実現する設計思想「パッシブデザイン」を、当社は積極的にご提案しています。S様… 続きを読む
アサヒアレックスでは、土地の特性をしっかりと見極めた上で、設計に取り組んでいます。S様邸は左下がりに緩やかな傾斜地となっていました。そこで、基礎を高くすることで斜度を調整。玄関へのアプローチには階段をご用意しました。これにより、土地造成のコストを削減。駐車スペースも3台分を確保することができました。日々の暮らしに、太陽熱や風を取り入れて、できる限りコストをおさえながら快適な住空間を実現する設計思想「パッシブデザイン」を、当社は積極的にご提案しています。S様邸の建つ土地の、季節ごとに移り変わる太陽の高度をもとにしたシミュレーションを重ね、太陽の恵みをもっとも効率よく室内に取り込む窓の配置や大きさ、夏場の日差しを防ぐことができる庇の長さ…などをご提案しました。S様邸の開口部も、こうしたプロセスを経て決定しています。もうひとつのポイントである風通しへの配慮も充分です。通常、1階に大きな窓を設け、2階の高い位置に小さな窓を設けると、家の中を爽やかな風が通り抜けて行きます。そのセオリーに沿って設計されたS様邸では、これまでと比べ、エアコンに頼る頻度は確実に減ったというお言葉もいただきました。コストをおさえた快適生活を実現したいとお考えのお客様は、どうぞお気軽にご相談ください。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 117.36m2 (35.5坪) |
敷地面積 | 162.21m2 (49.0坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 2,860万円 |
竣工年月 | 2020年5月 |
住所 | 宮城県仙台市太白区長町南4-11-18 2F |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
宮城県仙台市太白区長町南4-11-18 2F
定休日:火・水曜日
白と淡いグリーンに塗り分けられた外壁が、青空に映えるS邸の外観。小さな羽目板を鎧状に張り巡らされた外壁や1階・2階部分の軒天を飾る無垢羽目板のアクセントが、外観の印象にやさしさと温もりを与えている
吹抜けのあるダイニング部分とは好対照をなす、天井高の低いリビング。天井に張り巡らされたレッドシダーの格子の効果もあって、こもり感のあるくつろぎスペースとなっている。600mm角という大判の陶器製タイル。ヒンヤリとした心地よい足ざわりは、S邸の夏の風物詩
和紙を主原料としたクロスのマットな質感が、落ち着いた雰囲気づくりに一役買っている。調湿効果も高い
リビングの格子天井には、間接照明も仕組まれ、寛ぎの空間をやさしく照らす
季節ごとの太陽の高度や日のまわりをシミュレーションしながら設計した窓のおかげで、家中に明るい自然光が射し込む。家族の距離感を近付ける、オープンな設計
南面に設けられた大開口。トリプルガラスサッシの採用によって、高い断熱性と気密性をキープしている。窓を開け放つと、心地よい風が家中を吹き抜けていく
S邸の間取りにフィットした横長のダイニングテーブル。レッドシダーのナチュラルな床材は、様々なテイストの家具とマッチする
ダイニングには、長いカウンターも設置されている。スタディースペースやリモートワークなど、様々なシーンで活躍しそうだ
カウンター、収納棚、飾り棚と、住み手の使いやすさを最優先に造作されたアイテムであふれたキッチン。写真奧、引き戸の向こうは2帖のパントリー
掃除のし易さを考慮して、レンジ付近の壁面にはホーローパネルを使用。油汚れも、サッと一拭き
オーダーメイドの鉄骨とナチュラルな段板で造作されたオープン階段。視界も、光も、風も通り抜けて行く
キッチン奥に設けられたパントリー。扉を開けると、駐車場へとつながる動線。大量の食品や日用品のストックも余裕で収納できる
明るく広い、洗面脱衣室。大きな洗面台は造作されたもの。忙しい朝の渋滞もスムーズ。引き戸の向こうはパントリー。キッチンからの回遊動線も確保されている
2階フレキシブルスペースから見下ろしたダイニング。2階と1階の距離感の近さが実感できる
2階フレキシブルスペース。黒いアイアン製の手摺りを採用することで、視覚的に空間を広く見せている
吹抜け上部に設けられたフィックス窓の大きさがよくわかる
リモートワークの場としても活用できそうなフレキシブルスペース。天井に開けられているのは、全館空調の吹き出し口。家中どこにいても、同じ温度の快適さをキープしてくれる
ウールの絨毯が素足に心地よい主寝室。街を見下ろす眺望も自慢
玄関へのアプローチ。軒天を飾るレッドシダーの羽目板も美しい
植栽を飾る自然石。その前面は3台分確保された駐車場。駐車場はアスファルトではなく砂利を採用。降った雨水が自然に地中に吸収されていく