緑豊かな住宅地で、更地だった敷地には何本もの樹木が植えられていたという。敷地北側の大樹を残し、それを取り囲むように建物を設計。夏の暑さが厳しい地域のため、南側の開口を減らし、北側に開いているのが特徴だ。外の視線が入りにくい窓、格子で隠れたバルコニー、絞った横長窓などでプライバシーを確保しながら明るく開放的に。吹抜けリビングの大きな窓から、空へと伸びる大樹の姿を眺めることができるという。1階にはLDKと水廻りのほか収納と音楽室を、2階には3つの個室とスタディ… 続きを読む
緑豊かな住宅地で、更地だった敷地には何本もの樹木が植えられていたという。敷地北側の大樹を残し、それを取り囲むように建物を設計。夏の暑さが厳しい地域のため、南側の開口を減らし、北側に開いているのが特徴だ。外の視線が入りにくい窓、格子で隠れたバルコニー、絞った横長窓などでプライバシーを確保しながら明るく開放的に。吹抜けリビングの大きな窓から、空へと伸びる大樹の姿を眺めることができるという。1階にはLDKと水廻りのほか収納と音楽室を、2階には3つの個室とスタディコーナー、和室と書斎を設けた。インテリアは装飾を減らしてシンプルに。木の風合いが美しい床材や天井材、丁寧に作り込まれた建具や家具の魅力を活かしてコーディネート。南北に抜ける吹抜けリビングは、白を基調に明るく広々と。隣のキッチン・ダイニングは、床と天井の木目を揃えて、あたたかな心地よさを感じられる空間としている。街並みと調和した洗練された外観。敷地にあった木や、近隣の建物との関係を考慮した間取り。住まい手の好みや暮らしに寄り添った魅力的なインテリア。対話を繰り返しながら、オーダーメイドで家づくりを進める、三井ホームの強みが存分に発揮された邸宅だ。
商品名 | 三井ホームのフリープラン |
部材・設備 | - |
商品名 | 三井ホームのフリープラン |
部材・設備 | - |
延床面積 | 328.87m2 (99.4坪) |
敷地面積 | 452.73m2 (136.9坪) |
工法 | 2×4、2×6(プレミアム・モノコック構法) |
本体価格 | - |
竣工年月 | - |
リビングは南北方向に開口を設けた吹抜けで明るく広々と。キッチンとダイニングは同じ木貼り天井でつなげて一体感を持たせ、落ち着きが感じられるよう設計。天井高と内装の仕上げを巧みに変化させているのが特長だ
木の質感の魅力を活かしてコーディネートされたキッチンとダイニング。壁面とキッチンのカウンター部分にたっぷりと収納を設け、すっきりとした空間を保つことができるよう工夫。家族の様子を見ながら家事ができる対面式キッチンを採用した
中庭にはウッドデッキが敷かれ、外でお茶や食事を楽しむことができる。空へと開かれた部分と、軒のある部分があり、日差しの強い季節や、天候がすぐれない時でも、アウトドアで多彩な過ごし方が可能だ
2階部分の高窓から中庭の大樹の姿を眺めて過ごせる吹抜けリビング。豊かな広がりを感じられる空間に、ゆったりとした時間が流れていく。周囲の建物の位置を考慮したうえで、敷地に元々あった大樹を活かした緻密な設計が、この眺めを可能にした
吹抜けリビングの右側が北方向で、こちらからは大樹や隣地の緑が眺められる。一方の左側が南方向で、こちらは隣家が迫っているため建物で視線をカットした内側に中庭が設けられている。プライバシーと開放感を両立する設計だ
モダンな和の感覚を取り入れたシンプルな空間に、組子の建具が美しく映える2階の和室。正面の押入れのある側が南になるが、近隣の建物との関係を考慮して、視線が抜ける東に向けて窓を設けた
バルコニーは格子や壁で近隣の視線を遮り、アウトドアの心地よさを満喫できるスペースに。カーテンを開けたまま過ごすことができ、室内からバルコニーへと、内と外の空間がつながることで実際の面積以上の広さを感じられる
片流れや寄棟など様々な外観を検討する中で、最終的に選ばれたのが箱型のシンプルな外観。樹木が多く残る歴史のある街並みに、明るいアースカラーの外壁色と、深い色合いの外構が美しく調和している
バルコニーの道路側に格子を設ける一方で、大樹に面したバルコニーの中庭側は透明な手すりを採用。建物の内側に開くことで、光と風が抜けるよう工夫されている。中庭で過ごす家族の様子を上から眺めることもできる
大樹と寄り添うように、階段状にキューブを組み合わせたようなモダンなA氏邸の外観。道路に面した1階部分よりも、2階部分のボリュームを抑えることで、見上げた時の圧迫感を抑えるようデザインされている