地下鉄駅が徒歩圏という利便性に優れた立地で住まいを実現したHさん。建築予定の敷地は98.94m2、30坪弱の狭小地。「大きな土間が欲しいことや、収納を充実させたいことなど、要望はいろいろありましたが、とにかく敷地が狭いので、実現できるのか正直不安でした」。もちろんその不安は杞憂に終わる。完成したのは想像以上に広いオープンな土間と、大容量で使い勝手のいい収納が確保され、広々と余裕のある3階建て。「日当たりが良い敷地ではないのですが、リビングの壁を一部木製ルー… 続きを読む
地下鉄駅が徒歩圏という利便性に優れた立地で住まいを実現したHさん。建築予定の敷地は98.94m2、30坪弱の狭小地。「大きな土間が欲しいことや、収納を充実させたいことなど、要望はいろいろありましたが、とにかく敷地が狭いので、実現できるのか正直不安でした」。もちろんその不安は杞憂に終わる。完成したのは想像以上に広いオープンな土間と、大容量で使い勝手のいい収納が確保され、広々と余裕のある3階建て。「日当たりが良い敷地ではないのですが、リビングの壁を一部木製ルーバーにしたり、洗面スペースの壁を抜いたり、細やかな工夫と提案で、どこにいても明るさを感じられる家を実現できました。欲しかった広い土間も、趣味の道具類を収納するスペースもしっかり叶えていただいて、本当に満足しています」とうれしそう。組込ガレージや物置に直接行き来できる玄関のオープン土間は、顔なじみのご近所さんにも人気で、「ここに来ると長居してしまう」と憩いの場になっているそう。「住んでみてわかったのは、夏は涼しくて過ごしやすいこと。この土間でご飯を食べたりしても、キャンプみたいで楽しいかもと思っています」(Hさん)
1階は7.5畳の広い土間と組込ガレージ。ふたつの空間をつなぐ位置に、趣味のアウトドア関連ギアを収納できる物置を確保している
1階は7.5畳の広い土間と組込ガレージ。ふたつの空間をつなぐ位置に、趣味のアウトドア関連ギアを収納できる物置を確保している
2階はLDKと水回り。キッチンは壁に収納付きのワイドなカウンターを造作。パントリーも設けて、食器や調理道具、食材まで、細々したものをスッキリ収納できるよう設計
2階はLDKと水回り。キッチンは壁に収納付きのワイドなカウンターを造作。パントリーも設けて、食器や調理道具、食材まで、細々したものをスッキリ収納できるよう設計
3階は吹抜けに面したフリースペースと、大容量のウォークインクロゼットを設けた寝室。ウォークインクロゼットはホールからも出入りできる回遊動線に。フリースペースには壁一面の本棚を設けた
3階は吹抜けに面したフリースペースと、大容量のウォークインクロゼットを設けた寝室。ウォークインクロゼットはホールからも出入りできる回遊動線に。フリースペースには壁一面の本棚を設けた
地下鉄駅にほど近く、常に人が行き交うエリアに建つHさん邸。角地のメリットを活かして、敷地の狭さをカバーする広々… 続きを読む
地下鉄駅にほど近く、常に人が行き交うエリアに建つHさん邸。角地のメリットを活かして、敷地の狭さをカバーする広々3階建てを実現
| 商品名 | 【LUXE/リュクス】 |
| 部材・設備 | 土間:モルタル+墨仕上げ、ガレージ(天井・壁):木毛セメント+一部有孔ボード、リビング:壁の一部をスレート板、天井の一部を木材で仕上げ |
| 商品名 | 【LUXE/リュクス】 |
| 部材・設備 | 土間:モルタル+墨仕上げ、ガレージ(天井・壁):木毛セメント+一部有孔ボード、リビング:壁の一部をスレート板、天井の一部を木材で仕上げ |
| 延床面積 | 136.64m2 (41.3坪) |
| 敷地面積 | 98.94m2 (29.9坪) |
| 工法 | 木造軸組 |
| 本体価格 | - |
| 竣工年月 | 2020年7月 |
| 店舗名 | 北王札幌 |
| 住所 | 北海道札幌市中央区北10条西20丁目2-30 |
| 問い合わせ | |
| ホームページ | この会社のホームページへ |
吹抜けに立ち上がる石のようなスレート張りの壁面に目を奪われる2階LDK。壁の一部をルーバーにすることで生まれるほどよい視線のヌケが、スペース以上の広がりを感じさせる
寝室がある3階から階段を降りてくると正面にキッチンが見える。食事の準備をする家族と自然に「おはよう」の挨拶を交わせる。階段を下りて右側に洗面コーナーや浴室があり、朝の身支度動線も快適
扉をつけずオープンにした食器棚や、キッチンからダイニングへ可動できる照明など、デザインの美しさはもちろん、日々の使い勝手にもこだわった
キッチンの壁に設けた造作棚。中棚には毎日のコーヒータイムに使うポットやドリッパー、コーヒー缶などがスタンバイ。置くものに合わせて高さを変え、棚板の数を増やすこともできる
キッチン側から見たリビングと吹抜けの階段。スケルトンタイプにすることで、リビングのルーバーと同様に視線の抜けが空間の広がりと開放感を演出している
LDKと水回りをつなぐホールには季節の花や、お気に入りを飾れるカウンター収納を造作。ギャラリーコーナーとして日常に潤いをプラスできるほか、取扱説明書などリビングまわりで使う細々としたものを収納できるなど実用面にもしっかり配慮
壁の一部をくりぬいた洗面コーナー。家のどこにいても明るさを感じられると同時に、空間をつなげ開放感も演出している
リビングの壁を一部ルーバーにしたことで、光が抜けて明るい階段。スチールの手すりも圧迫感のないものをセレクト。細かい選択の積み重ねが明るく開放的な空間を生む
3階のフリースペースには壁一面の本棚を造作。座り心地のいい椅子を置いて、ゆっくり読書ができるファミリーライブラリーとして使っている。奥行きも十分な棚は、本のほかに愛用のカメラや木彫りの熊など、お気に入りを飾るギャラリーとしても活用。ホールの奥に見えるのは主寝室
吹抜けに面した3階フリースペースから見下ろした2階リビング。スレート張りの壁が大きな柱のように、この家の象徴として存在感を放っている
ともすると暗くなりがちな階段は、窓を効果的に配置することで、吹抜けを通って光が自然に広がり、気持ちよく上り下りできる
玄関ドアを開けると目の前に広がるオープンな土間空間。住宅の玄関とは思えない雰囲気に、心奪われる人も少なくない。ここから物置を経由して組込ガレージへ直接アクセスできる。趣味の道具たちをしっかり収納できる場所を確保したことで、土間スペースは常にスッキリ広々
スチール階段越しに見た土間空間。さりげなく置かれたイスのセレクトに、ご夫妻のセンスの良さがうかがえる
来客のもてなしスペースにもなっている土間の窓台には、Hさんの家のアイコン(?)的な木彫りの熊がゲストをお出迎え。何かを飾れる場所が、家の中のところどころにあるのもうれしいポイント
多彩な趣味を持つHさん。1階組込ガレージの横にはアウトドア関連のギアを収納するための物置を確保。この空間に置かれるもののテイストに合わせて、ザックリとした風合いのOSB合板や、フックを取り付けやすい有孔ボードを使用したのもこだわり
地下鉄駅にほど近く、常に人が行き交うエリアに建つHさん邸。角地のメリットを活かして、敷地の狭さをカバーする広々3階建てを実現