「要望が多すぎて、設計士さんや現場監督さんには本当にお世話になりました」と笑うKさん夫妻。目指したのは、必要以上に飾らない"余白"のある家。枝物のグリーンが映える真っ白な壁や、必要な場所だけそっと照らすグレアレス照明など、すみずみまでこだわることができたという。素材選びへのこだわりは特に印象的で、床にはブラックチェリーの突板を採用。ラグもあえて敷かずに、素材そのものの経年変化を楽しめるよう計画した。「ここに越してまだ4か月ですが、ほんの少しだけ床の表情が深… 続きを読む
「要望が多すぎて、設計士さんや現場監督さんには本当にお世話になりました」と笑うKさん夫妻。目指したのは、必要以上に飾らない"余白"のある家。枝物のグリーンが映える真っ白な壁や、必要な場所だけそっと照らすグレアレス照明など、すみずみまでこだわることができたという。素材選びへのこだわりは特に印象的で、床にはブラックチェリーの突板を採用。ラグもあえて敷かずに、素材そのものの経年変化を楽しめるよう計画した。「ここに越してまだ4か月ですが、ほんの少しだけ床の表情が深くなりました。時が経つほど古くなるのではなく魅力が増していくので、一生涯の宝物になりそうです」とKさん。間取りは、1階だけで生活できる平屋風の動線や、工場に挟まれた土地でも明るく開放的に暮らせるL字型の建物など、初回提案でほぼ完成した。その分、照明の位置や細かな素材選びなどに、とことん付き合ってくれ、妥協は一つもないとのことだ。縁側のようにテラスで愛猫と日向ぼっこをしたり、玄関脇に植えたジューンベリーの実でジャムを作ったり。都市の住宅街で叶えた穏やかな日常が、「何よりも嬉しいんです」と話してくれた。
密集地でもLDKの奥まで光を届けるL字型の間取りが印象的なK邸。夫妻の寝室を含め、生活の中心を1階に集約。平屋のように過ごせる設計は、日々の移動の負担を減らし、将来にわたって快適さを保てる工夫だ。収納計画も抜かりはない。玄関脇のシューズクローク、キッチン横のパントリー、寝室に設けた大型ウォークインク… 続きを読む
密集地でもLDKの奥まで光を届けるL字型の間取りが印象的なK邸。夫妻の寝室を含め、生活の中心を1階に集約。平屋のように過ごせる設計は、日々の移動の負担を減らし、将来にわたって快適さを保てる工夫だ。収納計画も抜かりはない。玄関脇のシューズクローク、キッチン横のパントリー、寝室に設けた大型ウォークインクロゼットと、用途に合わせたスペースが充実。ランドリー兼脱衣室から寝室までの動線も短く、「洗濯物を干す・畳む・片付ける」の作業がスムーズに完結する。さらに、LDKとプライベートエリアは建具でしっかり分け、来客時でも気兼ねなく家事や入浴ができるよう配慮。日常を心地よくする小さな工夫が随所に込められている。
2階は将来の子ども部屋を想定したフロア。洋室は2ドア1ルームの仕様で、それぞれにクローゼットを完備。必要に応じて間仕切り壁を設けることで、兄弟の個室や趣味部屋など、多目的に使うことができる。納戸は季節物や大型の荷物も収められる広さがあり、1階に収納しきれないものをしっかり受け止める役割を果たしている… 続きを読む
2階は将来の子ども部屋を想定したフロア。洋室は2ドア1ルームの仕様で、それぞれにクローゼットを完備。必要に応じて間仕切り壁を設けることで、兄弟の個室や趣味部屋など、多目的に使うことができる。納戸は季節物や大型の荷物も収められる広さがあり、1階に収納しきれないものをしっかり受け止める役割を果たしている。また、トイレは2階にも設けられており、夜間や就寝前の動線にも配慮。家族がそれぞれの時間を快適に過ごせるよう、細やかな設計が施されている。
ミニマルデザインの洗面室は、壁出し水栓や鏡の見切り、タオル掛などをシルバーで統一した洗練の空間。天板には当初、… 続きを読む
ミニマルデザインの洗面室は、壁出し水栓や鏡の見切り、タオル掛などをシルバーで統一した洗練の空間。天板には当初、人造大理石を検討していたが、予算の都合でシート材に変更。モルタル風の質感が石目調のボウルと調和し、理想以上の雰囲気に仕上がった。「コーディネーターさんが素材ごとのコスト差を提示してくれたおかげで、納得して選ぶことができました。このシート材は好みの洗面台の写真をもとに提案してくれたもので、特に気に入っているポイントです」
祖父母の土地を受け継ぎ、新築を検討したKさん夫妻。東西を工場に挟まれた敷地のため、理想の住まいが実現できるか不安だったという。そんな時に思い出したのがクラシスホーム。以前に夫人の実家を同社で建替えた際に、設計力や自由度の高さを実感していたので、早速紹介して貰ったとのこと。「それが大正解でした。日当たりの課題を解消するため、建物は庭を囲むようにL字型を希望したところ、お隣が工場という立地を逆手にとり、視線を遮りながらも開放的な住まいを提案してくれました。また… 続きを読む
祖父母の土地を受け継ぎ、新築を検討したKさん夫妻。東西を工場に挟まれた敷地のため、理想の住まいが実現できるか不安だったという。そんな時に思い出したのがクラシスホーム。以前に夫人の実家を同社で建替えた際に、設計力や自由度の高さを実感していたので、早速紹介して貰ったとのこと。「それが大正解でした。日当たりの課題を解消するため、建物は庭を囲むようにL字型を希望したところ、お隣が工場という立地を逆手にとり、視線を遮りながらも開放的な住まいを提案してくれました。また長期優良住宅を標準でクリアできるので、その点も決め手になっています」と振り返る。自由度の高さは、打合せで常に実感していたという。特に印象的だったのは、夫妻の相反する希望への対応。夫は「勾配天井にしたい」と話し、妻は「片流れ屋根の外観にはしたくない」と譲らなかった。「それぞれの思いを受け止め、外観の印象を変えずに実現できる天井高を計算してくれ、両方の希望を叶えてくれたんです」とKさん。細部へのこだわりにも、とことん付き合ってくれ、「エアコンはコストを掛けずに隠したい」との依頼にも、現場監督や大工と相談し、数百円のパネル一枚で隠せるようにしてくれたという。『クラシスホームさんなら理想の家が叶う』との確信は間違いなかったと話してくれた。
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 延床面積 | 126.71m2 (38.3坪) |
| 敷地面積 | 219.58m2 (66.4坪) |
| 工法 | 木造軸組 |
| 本体価格 | 2,500万円~2,999万円 |
| 竣工年月 | 2025年3月 |
| 店舗名 | 緑店 |
| 住所 | 愛知県名古屋市緑区桶狭間清水山1306-1 |
| 問い合わせ | |
| ホームページ | この会社のホームページへ |
庭を囲むL字型の開放的な室内に対し、閉ざされたファサードが印象的なK邸。軒の水平ラインを際立たせた塗り壁と木目による洗練された外観は、素材の質感や彩度にこだわり、納得がいく組み合わせが見つかるまで何度も検討を重ねた結果。素材一つひとつに込められた想いが、豊かな表情を生み出している
ソファに腰掛けるときも、食卓を囲むときも、家事の合間でさえも。視線の先には必ず庭の緑があるように窓を計画。夜の雰囲気にもこだわり、明るくなりすぎないようLDKの照明は全てグレアレスライトを指定。必要な場所をやさしく照らし出すことで、空間に奥行きと落ち着きをもたらしてくれる
モルタル仕上げのテラスはKさんからのリクエスト。予定よりも広い奥行きを確保し、縁側のように腰掛けて植栽を眺めたり、猫が日向ぼっこをしたりと、それぞれの時間を楽しむ場所に。深さ約1mの軒は、夏の強い日差しを遮り、冬の低い陽光を室内へと導く仕掛けに。庭にはシンボルツリーのイロハモミジをはじめ、ユキヤナギやオオデマリ、ナツハゼなど四季の表情を映す植栽が彩りを添える
床にはブラックチェリーの突板を張り、ラグを敷かず経年の色の変化を楽しむスタイルに。「さらりとした肌ざわりも心地よく、猫も気持ちよさそうに寝転んでいるんですよ」とKさん
窓のプリーツスクリーンは畳むとカーテンボックス内に完全に隠れるよう壁をふかすなど、細部まで丁寧に設計。室内の壁や天井はコスト面を考慮しクロスを採用。艶のないマットタイプを選択し、職人による丁寧な施工で塗り壁のような質感を叶えられた
リビングは勾配天井で、空間をより広く感じられる設計に。「視界に余計なノイズを入れたくない」との希望から、アクセントクロスを用いず、真っ白な壁で統一。シンプルを追求した空間では、お気に入りのヴィンテージ家具もよく映える
「可能な限り生活感を抑えたい」という夫妻の要望を受け、オーブンから冷蔵庫までの家電を全て収められる大容量のパントリーを計画。キッチンには、約3.5mのバイブレーション仕上げのステンレス一枚板を天板に据えたII型を採用。ネイビーブラックの面材は重厚すぎず、シンプルな空間にしっくりと溶け込んでいる
ヴィンテージのペンダントライトが主役の寝室は、シンプル&ナチュラルなテイストでコーディネート。隣接する大容量のウォークインクロゼットのおかげで、いつでもスッキリと片付いた空間をキープできる
ミニマルデザインの洗面室は、壁出し水栓や鏡の見切り、タオル掛などをシルバーで統一した洗練の空間。天板には当初、人造大理石を検討していたが、予算の都合でシート材に変更。モルタル風の質感が石目調のボウルと調和し、理想以上の雰囲気に仕上がった。「コーディネーターさんが素材ごとのコスト差を提示してくれたおかげで、納得して選ぶことができました。このシート材は好みの洗面台の写真をもとに提案してくれたもので、特に気に入っているポイントです」
脱衣室はランドリーを兼ねているので、ゲストも使用する洗面室とは別に設計。すぐ隣に寝室のウォークインクロゼットがあり、「洗濯→干す→畳む→片付ける」という一連の家事動線を短くまとめている
白い花を咲かせるジューンベリーや、ピンクの花が可愛らしいミツバツツジなど、季節の植栽が家族やゲストを迎えてくれる。玄関ポーチの天井にはヒノキの無垢板を使用。目に入るすべての素材において、節の有無といった細かな点まで丁寧に選び抜いたことで、主張しすぎない上質な空間を演出した
玄関扉には木目の美しさや自然な風合いが魅力の木製ドアを採用。グレーの塗り壁との絶妙な対比で、和モダンの雰囲気を際立たせる
空間の余白を愉しむ真っ白な壁に、枝物のグリーンが鮮やかに映える。玄関土間はポーチとのつながりを意識したモルタルの金ゴテ仕上げ。シューズクロークは当初建具付きの予定だったが、よりシンプルな印象を目指してオープンに変更した
玄関ホールからLDKへ続く建具にはガラス戸を採用。細いフレームがスッキリとした印象を与えるとともに、実際の面積以上の広がりを感じさせる
こちらはリビングから寝室へ抜けるホール2の写真。窓がなくても、階段の吹き抜けやオープンな洗面室から光が届き、家族の動線を明るく包み込む
コンパクトな空間に、壁付けの手洗いボウルと可愛らしいニッチを配置。壁を明るく照らす照明が、シンプルながらも落ち着きのある空間を演出している
可能な限りシンプルさを追求し、階段の踏板に至るまで素材を選び抜いた住まいでは、日常の何気ないひとコマにさえアートを感じさせる