「娘夫妻が家を建てることになり、将来を考え一緒に住むことになったんです」海外在住のJ夫妻に代わり、話してくれたのは夫人の両親(S夫妻)だ。J夫妻、日本在住のS夫妻、営業・設計チームをオンラインでつなぎ家づくりをスタート。様々な会社から話を聞いたJ夫妻は、安全性と快適性、スタッフとの関係を重視し、同社に決定した。J夫妻がこだわったのは、素材や空間デザインに込める“想い”。邸宅の名にふさわしい門屋と外観、「普段使いしない和室にこそ贅を尽くす」とJさんがこだわっ… 続きを読む
「娘夫妻が家を建てることになり、将来を考え一緒に住むことになったんです」海外在住のJ夫妻に代わり、話してくれたのは夫人の両親(S夫妻)だ。J夫妻、日本在住のS夫妻、営業・設計チームをオンラインでつなぎ家づくりをスタート。様々な会社から話を聞いたJ夫妻は、安全性と快適性、スタッフとの関係を重視し、同社に決定した。J夫妻がこだわったのは、素材や空間デザインに込める“想い”。邸宅の名にふさわしい門屋と外観、「普段使いしない和室にこそ贅を尽くす」とJさんがこだわった組子障子のある和室、天然木素材に包まれた大開口のリビング──国境を超え、それぞれの美意識が融合した“物語のある邸宅”が誕生した。帰国した際に初めて自宅を見たJ夫妻は、大変喜ばれたそうだ。デザイン重視のJ夫妻に対し、S夫妻は性能重視。高い断熱性能と空調システムで安定した温熱環境が実現できる点や、大容量の太陽光パネルと蓄電池で、災害時にも安心して「在宅避難」ができる点(※)に魅力を感じていた。実際に停電した際もほぼ通常通り電化製品を使えたそうだ。伝統的な手法を取り入れた上質なデザイン、大部分を工場製造する同社ならではの堅牢さ、この両方を兼ね備えた邸宅が完成した。※蓄電池の残量がないと復旧しません。停電時の電力使用が可能な範囲は、蓄電池や事前設計により異なります。同時に使用できる電力には限りがあります。
ひとつひとつの空間を広くプランニング。ゆとりを贅沢に楽しめる大開口のLDKには、ホームエレベーターが設置され、上下の移動がスムーズに。機能性を重視したアイランドキッチン、そして奥にはパントリー・勝手口・洗面室・脱衣室・浴室へとつながっており、日々の生活に寄り添った動線となっている。浴室には大きな窓を… 続きを読む
ひとつひとつの空間を広くプランニング。ゆとりを贅沢に楽しめる大開口のLDKには、ホームエレベーターが設置され、上下の移動がスムーズに。機能性を重視したアイランドキッチン、そして奥にはパントリー・勝手口・洗面室・脱衣室・浴室へとつながっており、日々の生活に寄り添った動線となっている。浴室には大きな窓を設け、庭を眺めながら湯に浸かる満たされた時間を演出する。洗濯動線も考慮され、脱衣室には乾いた洗濯物を収納できる納戸を設置。玄関にも収納スペースがあり、機能性の高さがうかがえる。大空間でありながら、全室空調によって快適な温熱環境が保たれていることもポイントだ。
1階を望むホールは、セカンドリビングとして描かれており、ガラス手すりが空間に軽やかな抜け感をもたらしている。このフロアには、J夫妻の寝室、S夫妻の寝室、子どもたちの部屋、Sさんのゴルフルームが用意されている。S夫妻の寝室には、ミニキッチン、冷蔵庫、洗濯機、浴室などの水まわり一式と、大容量のウォークイ… 続きを読む
1階を望むホールは、セカンドリビングとして描かれており、ガラス手すりが空間に軽やかな抜け感をもたらしている。このフロアには、J夫妻の寝室、S夫妻の寝室、子どもたちの部屋、Sさんのゴルフルームが用意されている。S夫妻の寝室には、ミニキッチン、冷蔵庫、洗濯機、浴室などの水まわり一式と、大容量のウォークインクローゼットが揃っており、ここだけで暮らしが完結。「2階だけでも十分。ここが落ち着きます」とS夫妻が語るほど、満足度の高い空間となっている。
現在は、収納スペースとして活用。親族が集まった際に使う大量の布団が片付けられており、収納力は抜群だ。床の色味は、1階や2階とテイストを変えたダークブラウンを選択し、落ち着いた雰囲気に。窓からは田園風景が広がり、季節の移ろいを感じられる。
現在は、収納スペースとして活用。親族が集まった際に使う大量の布団が片付けられており、収納力は抜群だ。床の色味は、1階や2階とテイストを変えたダークブラウンを選択し、落ち着いた雰囲気に。窓からは田園風景が広がり、季節の移ろいを感じられる。
J夫妻が強くこだわった和の空間。灯籠や植栽が佇む庭をのんびりと眺められるよう広縁を設けるなど、情緒を大切にした… 続きを読む
J夫妻が強くこだわった和の空間。灯籠や植栽が佇む庭をのんびりと眺められるよう広縁を設けるなど、情緒を大切にした設えとなっている。「日本では和室に人が集まる」との印象があったJさんは、ゲストに感動してもらえる空間にしたいと熱意をもって空間づくりに取り組んだ。そうして出来上がった和室は「まるで料亭のよう」とゲストが感嘆の声を漏らすほどの趣を感じさせる空間となった
和室の襖にも、こだわりが込められている。京都の唐紙が張られた襖には、龍をモチーフにした柄が。引手部分は松竹梅の… 続きを読む
和室の襖にも、こだわりが込められている。京都の唐紙が張られた襖には、龍をモチーフにした柄が。引手部分は松竹梅の模様を透かし彫りであしらった。和の技術に異国感のある意匠を重ねることで、独創的な存在感を放っている
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 延床面積 | 443.51m2 (134.1坪) |
| 敷地面積 | - |
| 工法 | 鉄骨系プレハブ(ユニット工法(鉄骨)) |
| 本体価格 | - |
| 竣工年月 | - |
「日本といえば木」というJさんの想いをかたちにしたリビング。床はもちろん、壁や天井に至るまで、贅沢に木材を使用。自然素材ならではのぬくもりがやさしく広がり、心地よさと開放感が共存する豊かな大空間が生まれた
門屋のある外観は、邸宅というにふさわしく、品格を感じさせる。検討時、門屋を提案したのは同社のみであったことも決め手のひとつとなったそうだ。J夫妻に希望される門屋のイメージを伺ったところ、実際の城門の写真が届いたのだとか。外構担当者の意欲が掻き立てられ、情熱が注がれた門屋の出来栄えにふたりは大層満足されたそうだ
「日本を感じる庭にしたい」との希望で用意された坪庭。格子の下の石積部分には城壁などに用いられる「穴太衆積み」を採用。実際に城の修復に携わっている職人が施工した。シンボリックに据えられた大小の石や石灯籠などが夜にはライトアップされ、昼とは異なる美しさを放つ
J夫妻が強くこだわった和の空間。灯籠や植栽が佇む庭をのんびりと眺められるよう広縁を設けるなど、情緒を大切にした設えとなっている。「日本では和室に人が集まる」との印象があったJさんは、ゲストに感動してもらえる空間にしたいと熱意をもって空間づくりに取り組んだ。そうして出来上がった和室は「まるで料亭のよう」とゲストが感嘆の声を漏らすほどの趣を感じさせる空間となった
和室とホールの仕切りとなる富山の組子障子は、この住まいの象徴とも言える存在。数種類の木材を使用し、多彩な色味を組み合わせることで、奥行きのある表情を創出。玄関からこの障子を通して見える和室の風景は、端正な空気を漂わせる
「リビングに入った瞬間、視界が一気に抜けるような広がり」をJ夫人が希望し実現したのが、のびやかな印象を与える吹き抜けのリビング。連続する大開口が生み出す圧倒的な開放感は、堅牢な鉄骨構造で設計する同社ならではの空間提案だ。内と外をゆるやかにつなぎ、広がりと奥行きをもたらしている
吹き抜け部分に沿った2階の手すりには、ガラス、そしてJさん希望の白いフレームを採用し、空間に圧迫感を与えず、抜け感を生み出している。ホテルライクな照明がデザイン性をさらに高め、整然としたスタイリッシュな印象に仕上がっている
リビングの一角に設けられた畳のスペースは、子どもたちの遊び場として活躍。少し囲われたような構造が、子どもたちには“秘密基地”のような特別感を生み出し、大人にはリラックスできる憩いのひとときを創出する
ダイニングのペンダント照明は、海外のクリスタルグラスブランドからセレクト。一枚板の無垢材で創られた大きなダイニングテーブルはS夫人が選び、和の落ち着きと欧風の華やかさが共存する洗練された空間に
黒を基調とした重厚感のあるアイランドキッチンは、機能性を追求しながらも、美しさを兼ね備えた設計。木の壁に隠れるように配置されており、その佇まいはまるでインテリアのよう。カウンターは約3mのもの幅があり、複数人での調理や配膳も快適。さらに、大型の壁面収納が生活感を隠し、空間の美しさを保っている
木の濃淡が美しく映える障子の先は、S夫人の“おこもり部屋”だ。ピアノ演奏やバッグ制作などに集中したいときはもちろん、同じ趣味を持つ知人たちとのコミュニティの場としても利用している。家にいるときは自然とこの部屋に足が向くのだそう
和のテイストを用いたJ夫妻の寝室。子どもが小さいことに加え、畳で寝たいというJさんの希望があり、畳の小上がりを用意。壁面にはリブ加工の木材が施されており、立体感が空間に深みを与える。反対の壁面には梅が描かれた壁紙を使用し、美意識がここでも息づいている
床の間の設えには玉砂利を必ず入れてほしいという希望があり、選ばれたのは「那智黒石」。その美しい深みのある黒が長きにわたり人々の心をつかんできた。選定の理由と背景が宿り、“静かな語り部”のように機能している
和室の襖にも、こだわりが込められている。京都の唐紙が張られた襖には、龍をモチーフにした柄が。引手部分は松竹梅の模様を透かし彫りであしらった。和の技術に異国感のある意匠を重ねることで、独創的な存在感を放っている
S夫妻からの要望で用意された神棚。神聖な場である神棚は、海外出身のJさんにとってもその意味は深く「豪華絢爛で、きらびやかにしなくてはならない」と、設えに対する想いは強かったそうだ。最終的にはJさんの希望で金箔を施すことに。網代天井の繊細な編み目と調和し、落ち着きと格調が感じられる仕上がりとなった
広々とした玄関は、住まいづくりにおいて譲れないこだわりのひとつ。玄関からリビング、その先の庭と、視線に奥行きを持たせたプランニングが、さらなる広がりを感じさせる。組子障子には間接照明が仕込まれており、灯りをともすと木の陰影がほんのりと浮かび上がる。さらに、ボーダータイルで緩やかなカーブを描くR曲線の壁面が、空間全体にやわらかな印象を与えてくれる
トイレは全部で4つ。その中でもゲストが多く使用するであろう和室横のトイレは、特にこだわりが詰まっている。壁には和風のタイル、天井には網代張り、名栗加工を施した無垢材のドアの取っ手には南部鉄器を用いる等、細部にまでゲストへの心遣いが見られる