一条工務店の注文住宅は、耐震、耐久住宅であることが第一義である。伝統の木造軸組工法にこだわりながらも、壁と床に面材を噛ませることで建物の柱梁にかかる過度な負担を避け、建物を面として一体化させた効力で剛性を確保するというモノコックの考えを採用するなど、時代のニーズとともに進化させてきた。そうした住宅性能の追求は、いま高気密・高断熱構造となり、熱交換式の換気システムにまで広がり、より快適で安全な住まいを実現させている。一条工務店で、もう一つ特徴的なのは「標準仕様」という考え方だ。注文住宅でありながらも、システムキッチンから家具収納に至るまでの多くを自社開発とし、最新スタイルを標準仕様と位置づけて数種のバリエーションを設けている。そうすることにより、低廉で高品質な室内空間の提供を可能にしている。