年間施工数を10棟ほどに抑え、質の高い家づくりを行う「なんば建築工房」。木材は奈良県吉野の山で直接買い付け、木に負担をかけない自然乾燥を行い、木の特性を活かした住まいを実現する。構造材はもちろん、「梁」など視界に入る部分にも桧を使用。さまざまな銘木を自社倉庫に揃え、自社職人の手仕事で、木が最も美しく見える状態に仕上げる。創業135年超で築いた自社一貫体制で、施主の想いに応える。(写真の家は4000万円台)
なんば建築工房では、平屋を建築する際、小屋組みの美しさに特にこだわっている。平屋は2階がないため、天井を吹き抜けや勾配とし、大きな梁を見せることができる。同社では機械加工だけでは出来ない空間をつくるため、職人の手仕事による丸太や構造材のカンナ掛けで、強さはもちろん、見た目も美しい天井に仕上げる。床にごろりと寝転んで見上げる天井は、ずっと見ていたくなる味わい深さ。平屋ならではの開放感を高めてくれる。
なんば建築工房で使用する木材は奈良県吉野へ出向き、直接買い付けている。4棟ある自社倉庫では、さまざまな銘木を保管し、木に負担をかけない自然乾燥で、本来の強さと美しさを発揮。また同社で行っている古民家解体で出た古材を、家づくりで再利用。年月を経て強さと味わいを増した木を、新しい家のエッセンスとして取り入れている。木の特性を知る工務店だからこそできる独自の取り組みだ。
家づくりに必要なのは自然素材を扱う知識と技術。さらに職人による手仕事こそが、家に深い味わいとあたたかみを与えてくれる。なんば建築工房では、自社で職人を育て、設計から施工、アフターまで全ての工程を自社で行う。職人は入社後10年かけて、棟梁大工から技術の継承はもちろんのこと、職人としての心構えも学んでいく。ショールームのそばに自社工房があり、職人とスタッフの距離が近いのも同社の特徴のひとつだ。
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岡山県倉敷市児島上の町1-14-56
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