2025年4月から新築建築物に省エネ基準への適合が義務化されるのに先立ち、省エネ性能をラベル表示する「省エネ性能表示制度」が2024年4月から始まる。これは住宅などの販売・賃貸時に広告などへの省エネ性能の表示を求めるもの。現在、省エネ基準の義務化を知っている人の割合は3割弱にとどまっているが、新制度の普及により省エネ住宅への関心が高まることが期待される。
スマイカ :「そもそも2025年4月から新築住宅に省エネ基準が義務化されるのは知らなかったけど」
ジュータコ:「まだ知っている人は多くないから無理もない。国は2030年までに新築についてZEH(ネットゼロ・エネルギー・ハウス)水準の確保を目指すなど、2050年のカーボンニュートラルに向けた取り組みを進めておる」
スマイカ :「そのために省エネ性能を表示するんだね」
ジュータコ:「住宅を買うときの目安にしてもらうのだ」
ジュータコ:「エネルギー消費の少なさを星の数で、断熱性能の高さを家のマークや数字で示す。どちらも数が多いほど性能が高いぞ」
スマイカ :「性能が高いとなにがいいの?」
ジュータコ:「一年中快適に過ごせて健康にいいし、光熱費の節約にもつながる。任意項目だが光熱費の目安が表示される場合もあるぞ。さらに太陽光発電など再エネ設備が付いているかどうかも分かる」
スマイカ :「住宅も省エネ性能で選ぶ時代になりそうだね」