国土交通省が発表した2022年の基準地価(都道府県地価調査より)をみると、全国平均で住宅地が前年比プラス0.1%と、1991年以来、31年ぶりに上昇。商業地も同プラス0.5%で3年ぶりの上昇となった。低金利とコロナ禍を背景に、都市近郊などで住宅需要が高まっている。東京圏でも浦安市やさいたま市など、近郊エリアで上昇率の高い地点が目立つ。
Q.基準地価ってどういうもの?
A.毎年7月1日時点の基準地の地価を調べておる
ジュータコ:「1月1日時点の公示地価とともに土地売買の目安になるぞ」
スマイカ :「東京圏も地価が上昇したんだね」
ジュータコ:「住宅地は1.2%、商業地は2.0%の上昇で、どちらも昨年より上昇率が高くなった。コロナ禍で在宅時間が増え、住宅需要が高まったことが要因の一つじゃろう」
スマイカ :「東京都の住宅地は1.6%上昇だ」
ジュータコ:「都内は各地域で上昇率がアップしたが、再開発が進む北千住駅や中野駅周辺で特に上昇率が高い」
Q.神奈川県や埼玉県は上昇に転じたよ
A.千葉県も東京寄りのエリアが高い上昇率だ
ジュータコ:「来年3月に相鉄・東急直通線開業を控え、横浜市や大和市などで地価が上昇しておる」
スマイカ :「さいたま市は上昇率の高い地点が目立つね」
ジュータコ:「上野東京ラインなどが乗り入れて都心へのアクセスが便利な浦和駅周辺などが人気だ」
スマイカ :「浦安市は6.6%も上昇したんだね」
ジュータコ:「都心に近く、広めのマンションが多く分譲されている点も人気の理由だろう」
スマイカ :「マンション選びの選択肢も広がりそうだね」