内閣府が実施した「住生活に関する世論調査」によると、住宅を「所有したい」と答えた人が約75%を占め、持ち家志向が根強いことが分かった。所有したいと思う理由は「同じところに安心して住み続けたいから」が約6割で最も多く、資産価値の面で有利という回答が2割を超えた。中古を希望する人は一戸建て・マンション合わせて10%に満たず、新築を好む傾向が強いことも明らかになった。
新築がよいと思う理由では、まだ誰も手をつけていない、かつ間取りやデザインを自由に選べる、といった回答が多い。新築マンションは床や建具の色を選べたり、間取りを複数のプランから選択できるケースが少なくないため、人気が高いようだ。また、中古住宅には性能や追加のリフォーム費用に不安を感じる人が少なくない。新築住宅は性能や価格が明確な点も、人気の理由といえそうだ。