満足できるマイホームを買うため、いつ、何をすればいいのか。ここでは、新築一戸建て購入の流れを3つのステップに分け、必要な手続きをスムーズに進めるためのダンドリをお教えしよう。
新築一戸建てを手に入れる方法は、「建売住宅の購入」、「土地を買って家を建てる」の大きく2つに分けられる。建売住宅は土地と建物を合わせた価格が決まっているため資金計画が立てやすく、手続きが少なく済む。一方、土地を買って家を建てるほうは、暮らしに合う間取りや設備を手に入れられる。どちらがいいか迷う場合は、建売住宅を見るとともに注文住宅の住宅展示場なども見学して、比べてみるといいだろう。
ここでは、建売住宅の購入の流れとダンドリ・注意点について紹介する。
→比較をしたい場合は「建売vs注文」の記事をチェック
新築一戸建ての物件探しは、検索サイトなどを使って自分で行うほか、仲介会社に頼むこともできる。なかには地域とのつながりが深く、新築一戸建ての供給情報をより早くキャッチできる会社も。SUUMOの「新築一戸建て購入情報探し」のページには「不動産会社(仲介会社)の店舗を探せる」ページもある。希望エリアで営業をしている会社を探し、相談してみよう。
→詳しくは「物件情報収集のポイント」へ
建売住宅は、建物の完成前に販売を行う物件が多い。このため、現地見学時には、土地と図面だけでは分からない点をスタッフに質問し、完成した家の様子をイメージすることが大切だ。事前に「見学予約」をして案内してくれるスタッフを確保しておくと、疑問をスピーディーに解消できる。また、完成済みの物件を複数見学すると、図面から建物の様子をイメージしやすくなる。
→詳しくは「現地見学のポイント」へ
購入の意思を正式に伝える「購入申し込み(物件により購入予約ともいう)」の際、「申込証拠金」として2万円~10万円程度のお金が必要な物件もある。さらに、購入申し込みから1週間~10日後、「重要事項説明」を受けて「売買契約」を交わし手付金を支払う。手付金は、所定の口座に振り込むケースが多い。
→詳しくは「購入申し込みから契約までの流れ」へ
土地を買って家を建てる場合、住宅ローンによっては、土地の引き渡しから家が完成するまでの間「つなぎ融資(※)」が必要になることも。土地の購入先や建築を依頼する会社、金融機関などに、「土地代金に充てる借入金が、土地の引き渡しまでに支払われるかどうか」早めに確認しておこう。
※つなぎ融資とは…住宅の購入や新築の際、残金決済(引き渡し)時までに住宅ローンの資金が受け取れない場合に利用する融資のこと。残金決済から住宅ローンの資金を受け取るまでの短期間だけ借りるため「つなぎ融資」という。つなぎ融資を利用する場合、住宅ローンの借り入れ費用とは別に、利息や手数料がかかる。
建物の完成前に契約を行う物件の場合、物件の引き渡し前に「建物の内覧」をする。ここでは、建物の状態・仕上がりに契約と異なる部分はないか確認しよう。内覧して問題がなければ、残金決済(残代金と諸費用の支払い)、引き渡しとなる。
→詳しくは「「内覧会」の有意義な活用法」「新築・中古物件の引渡し&入居の流れと注意点」へ