火災通報設備

火災通報設備(カサイツウホウセツビ)の意味・解説

火災通報設備とは、火災の発生時に、起動ボタンを押すことで消防機関に119番通報する設備のことです。電話回線を使用して消防機関へと通報できるうえ、通報後、消防機関からの呼び返しにより、直接担当者と会話をすることもできます。火災の際にパニックを起こし、火災現場の住所等の情報を正確に伝達できないケースが多々発生していることから、1ボタンの操作であらかじめ録音した住所や名前を伝える機能を備えられています。さらに、自動火災報知機と連動させれば、起動ボタンを押さずに自動的に通報することが可能です。
2016年(平成28年)の消防法令の改正により、病院、診療所、助産所などの医療機関や養護老人ホームなどへの設置が義務付けられています。

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