防火塗料

防火塗料(ボウカトリョウ)の意味・解説

防火塗料とは、難燃性または不燃性の塗料で、木などの可燃物の表面に塗布することによって、不燃材料、準不燃材料、難燃材料とする塗料のことです。
一般的に塗装する素材に応じて塗料は選択され、防火性能の発揮方法も異なります。例えば、木部や金属に塗装する「発泡型」の塗料の場合、塗装面に炎や高温が接することで被膜が膨張し、スポンジ状の耐熱断熱層を形成することで素材への熱と炎の広がりを遅らせます。コンクリートに塗装する「反応型」の塗料は消火作用のある材料を含有しており、炎や高温に接するとガスを発生することによって素材への熱と炎の広がりを遅らせます。
ただ、塗料が防火材料としての認定を取得していても、塗装した素材自体が防火材料と認定されるわけではありません。

ページトップへ戻る