避難設備

避難設備(ヒナンセツビ)の意味・解説

避難設備とは、火災などの災害が発生した際、避難するために用いられる機械器具や設備のことです。大きく分けて「避難器具」と「誘導灯・標識」に分類されます。
「避難器具」は、避難階段などで避難できない場合に用いられる器具で、簡単に操作ができ、確実に機能し、過大な不安感を与えないことが性能として求められます。主な種類は、避難ロープ、すべり台、避難ばしごなどがあり、設置すべき器具の種類や設置数などは消防法で規定されています。
「誘導灯・標識」は非常口の位置や避難の方向を示すためのもので、照明装置のついた誘導灯と、つかない誘導標識とに分けられます。誘導灯や誘導標識の表示は、だれにでも容易に識別できること、また遠方からでも見分けられることが必要で、表示内容は、避難口を示す記号、避難方向の矢印、非常口という文字により構成され、色彩は緑色にすることが法令に定められています。

ページトップへ戻る