不動産鑑定評価額

不動産鑑定評価額(フドウサンカンテイヒョウカガク)の意味・解説

不動産鑑定評価額とは、不動産鑑定士(補)が土地、建物またはこれらに関する所有権以外の経済価値を鑑定した価額のことをいいます。

一般的に、新築住宅の販売価格、中古住宅や土地の売出価格、成約価格などは実勢価格といわれています。実勢価格には、個々の不動産ごとに「早く売りたい、利益を出したい」といった売主の事情、「安く買ってリフォームしたい」といった買主の事情も含まれています。

一方、不動産鑑定評価額は相続税評価、固定資産税評価、地価公示、都道府県地価調査など、「公的土地評価」の基礎とするための価額です。このため、不動産売買の主観的な事情を排除し、周辺の取引事例やその不動産の利用価値、賃貸した場合の収益性などの経済価値のみを検証して客観的に価額が決められています。

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