マンションも消費エネルギーゼロが実現する時代になった。積水ハウスが2017年夏に名古屋市で着工するマンションは、断熱性能を従来の1.3~1.6倍に高め、LED照明など省エネ設備や太陽光発電システムと燃料電池「エネファーム」を搭載。全住戸でネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)を実現する。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)のイメージ図
Q.ZEH(ゼッチ)って電気を使わないの?
A.創るエネルギーが使う量より多いのじゃ
スマイカ:「なぜZEHが必要なの?」
ジュータコ:「CO2を減らして地球温暖化を防ぐためじゃ。日本では2030年までに家庭部門において2013年度比で39%のCO2削減を目標としておる。そのためZEHを増やす必要があるのじゃ」
スマイカ:「ZEHはもう実現しているの?」
ジュータコ:「一戸建てでは進んでいるぞ。国では2020年までにハウスメーカーなどが建てる新築住宅の過半数をZEHにする目標を立てているのじゃ」
Q.省エネ住宅はなにがメリット?
A.光熱費が安くなり家も快適になる
スマイカ:「ほかにメリットはないの?」
ジュータコ:「ZEHに限らず一定の省エネ基準を満たせば住宅ローン控除が拡充されたり、フラット35Sの金利引き下げ期間が長くなったりしておトクじゃ」
スマイカ:「分譲マンションのZEHは今回が初めてなんだよね」
ジュータコ:「屋根面積が限られるので十分な太陽光発電の設置が難しかったが、技術が進んできたようじゃ。これからマンションでも普及が進むかもしれないの」