満足できるマイホームを買うため、いつ、何をすればいいのか。中古マンションと一戸建ての物件選びから、契約、引き渡しまでに必要な手続きと、スムーズに進めるためのダンドリをお教えしよう。
中古マンション・一戸建ての物件探しは、検索サイトなどを使って自分で行うほか、仲介会社に頼むこともできる。なかには地域とのつながりが深く、中古物件の売り出し情報をより早くキャッチできる会社も。SUUMOの「中古マンション購入情報探し」「中古一戸建て購入情報探し」のページでは、「不動産会社(仲介会社)の店舗を探す」こともできるので、希望エリアで営業をしている会社を探し、相談してみよう。
→詳しくは「物件情報収集のポイント」へ
中古はまだ売主が住んでいる物件が多いので、現地見学は仲介会社への予約が必要。見学時には、間取りや日当たりのほか、収納や設備の使いやすさなども確認しよう。分からない点・気になる点は、仲介会社のスタッフに聞けば売主に確認してくれる。このほか、物件の周辺環境を見ておくことも大切だ。
→詳しくは「現地見学のポイント」へ
中古マンションは住戸内(専有部分)だけでなく、建物の共用部分や敷地も見て回ろう。また、「管理規約」や「長期修繕計画書」の内容も確認しておきたい。
条件に合う物件が見つかったものの、建物や設備に修繕が必要な所があるのかどうか、修繕するにはいくら費用がかかるのか気になる場合は、プロに依頼して住宅診断してもらう「ホームインスペクション(※)」を利用する方法もある。この場合、売主の同意や、診断のための料金が必要になるが、安心して購入するためには利用するのもよいだろう。
※ホームインスペクションとは…住宅の建築知識などに詳しい専門家が第三者的な立場から、住宅の劣化状況、不具合や欠陥の有無、改修が必要な箇所やその費用などを見きわめる業務。住宅診断ともいう
→「中古のチェックポイント」
買いたい物件が見つかったら、希望価格や手付金の額、引き渡し時期など「購入条件」の交渉を、仲介会社を通して売主と行い、条件の合意ができたら「売買契約」へと進む。売買契約時には、手付金と契約書に貼る印紙代(価格により異なる)、仲介手数料の半金が必要だ。合わせると数百万円になるので早めに準備しておこう。
→詳しくは「申し込みから契約までの流れ」をチェック
物件の引き渡しから入居までの間にリフォームをする場合、早めにリフォーム会社を決め、引き渡し前に家を内覧させてもらって、リフォーム計画や見積書の検討をしておきたい。なお、引き渡し時には、仲介手数料の残金のほか、住宅ローン借り入れ費用、登記費用など諸費用の支払いもある。諸費用額を仲介会社に早めに計算してもらい、お金の準備もしておこう。
→詳しくは「新築・中古物件の引渡し&入居の流れと注意点」をチェック
→「住まいのリフォームマニュアル」もチェック