ザ・ライオンズ妙典 （取材レポート）

約10年前に転勤で首都圏に暮らすことになったAさん。地縁のない妙典の賃貸に引越し、その後、妙典を気に入りマンションを購入。現在2人のお子様を持つAさん妻に、街の魅力を伺いました。

――転勤の際、妙典を選んだ理由は？
「夫婦ふたりの通勤利便を考え、東京にも千葉方面にも行きやすい『妙典』を選びました。始発があるのも大きかったですね。少し待って、座って通勤しています。都心に出やすく、大手町へ32分。新幹線に乗る時も便利です」

――妙典の第一印象は？
「街並みがきれい、という印象が強かったですね。商業施設が多い『行徳』も選択肢にあったのですが、住宅街が広がる、妙典の街並みが気に入りました。『妙典』は比較的新しい駅のため(2000年開業)、街が区画整理されています。特に駅南側は“碁盤の目”になっており、道も広く、すっきりとしています。行徳は自転車で行ける近さなので、暮らすなら妙典がいいと思いました」

――妙典に多く暮らす世代は？
「子育て世代が多いですね。街を歩いていると、ベビーカーを押している人をとても多く見かけます。引越してきた当時も今も、子育て世代が多いという傾向は変わっていないです。上の子どもが生まれた当初、知り合いもいなくて心細かったのですが、妙典の『地域子育て支援センター』に行くようになり、そこで近所に同世代の友人ができました。公園もあちこちにあるので、子どもとのお出かけに助かります」

――生活利便施設は？
「買い物は駅前の『イオン』を一番利用します。食品から雑貨、学童品まで、日用品はここで揃います。シネコンも入っているので、子どもと映画を観に行くことも。他にもスーパーが『オリンピック』や『業務スーパー』など色々ありますよ。ベーカリーは『てるパン』や『デュデスタン』、スイーツは四季折々の素材を使った『ボンクラージュ』など、個性ある飲食店も。医療施設は『行徳総合病院』や『妙典駅前メディカルモール』などが身近にあり、いざという時も安心です」

――お出かけは？
「江戸川河川敷は、河津桜などの四季折々の景色が美しく、開放感があって本当に気持ちがいい。天気の良い日はピクニックも。近年、障がいのある子もない子も一緒に遊べる遊具がある、『ぴあぱーく妙典』ができました。BBQ施設では、ソファでゆったりとBBQを楽しめます。夏の市川市と江戸川区の花火大会の際は、イオンの屋上が開放されます。水族館がある『葛西臨海公園』にもよく行きますね。春は花見も楽しめます。『ららぽーと船橋』や『ふなばしアンデルセン公園』…車での外出も便利です。2019年に妙典橋ができて外環とつながったので、さらに便利になりました」

――最後に、妙典の魅力を。
「都心に出やすいです。住宅街なので閑静。それでいて、生活用品は全て揃うので、住みやすいです。ほかの地域から引越して来た人が多く、疎外感がないのも魅力だと思います」

佐々木シェフとオーナーの金丸シェフがご夫婦で営む「ブーランジェリー デュデスタン」。朝のオープンと同時にお客様がひっきりなしに訪れる人気店です。このエリアを子ども時代から知る金丸シェフに、街と人の魅力を伺いました。

――お客様の層は？
「お子さんのいるファミリー層が多いですね。添加物はもちろん使いませんし、卵を使わない柔らかいパンなどもつくり、幅広い層の方が召し上がれるようにしています。具材はそのパンに合ったものを手づくりしています。一番人気は、フランス産小麦粉と発酵バターを使ったクロワッサン。ハード系のパンも人気です。ホームパーティーやBBQといった時にバゲットなどをたくさん買って行かれます。妙典には、家族や友人との集まり、そして食を大事にしている方が多いんですよ」

――この場所で開業したきっかけは？
「以前このお店は喫茶店でした。子どもの頃から、三角屋根が素敵だなと思いながら前を通っていました。開業にあたっては、西葛西など東西線沿線で探しましたが、個人店を開く感じではなくて。ちょうど貸しに出ていたので出会いだと感じ、この地で開業しました。もともと東西線沿線の街が好きで、特に妙典のきれいな街並みが気に入っています。お客様に恵まれていると常に感じていますが、それは、“妙典という街”だからだと思います。みなさん、穏やかな方ばかり。8割がリピーターなので、お客様と知り合いになりました」

――妙典の子育て環境は？
「妙典は街がきれいで、健全な雰囲気があります。少し表現を変えると、娯楽の場所がないとも言えます。でも、だからこそ子育て世代には良い街なのだと思います。どんどんマンションや家が建っているので、人口が増えて、ずっと子育て世代がいます。私はここにいて、『少子化って何？』と思うほど（笑）。それだけ住みやすいのだと思いますね。学校も近くに揃っています。『第七中学校』の生徒さんがお店の前を通るのですが、行儀がいい。また、みなさん、習い事にも熱心です。お教室も多いので、公文やそろばん、バレエに英会話と、小さいお子さんが習いに行っています」

――最後に、妙典の魅力を。
「住む街として、非がないです。江戸川河川敷周辺の開発が進み、新しい遊び場も増えているので、これからの街でもあると感じています。まだ新しいから、これからもっと良くなりますし、実際、年々良くなっていると実感しています。保育園も、私が子育てしている時より、何倍増えたのかというくらい増えています。待機もほとんどなくなりました（国の基準では待機児童数ゼロ※3）。保育園が増えたので、親御さんも安心して働ける、子育てしやすい街だと思います。そして何よりも、“クリーンな街”というのが大きな魅力です」