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パークビレッジ南町田(分譲済)/全582邸の大規模プロジェクト。子ども向け教室やオンラインヨガなど多彩なプログラムを提供する「SPOLUTION」を分譲マンションとして全国初採用(同社調べ)
名古屋鉄道の信頼・安全のDNAを継承する
名鉄グループの総合デベロッパー
創業から120年を超える鉄道事業を中心に多角的な事業を展開する『名古屋鉄道グループ』。2022年4月に親会社である名古屋鉄道の不動産事業を承継・統合し、グループの中核を担う総合デベロッパーとして幅広い事業を展開するのが「名鉄都市開発」だ。不動産資産の仕入れ、企画開発といった川上機能の強化を図るとともに、必要な組織、体制の構築や資本関係の見直しも行い、より高い視点から時代のニーズに応えていく。
中部国際空港アクセス専用特急車両「ミュースカイ」
名鉄グループ約120社の総力で
安全・安心・快適な生活基盤を構築
名鉄グループの根幹は、1894年に創業した鉄道事業。「豊かな生活を実現する事業を通じて、地域から愛される信頼のトップブランドを目指す」という経営理念のもと創業地・名古屋を拠点に、グループ約120社によるネットワークを形成。幅広い事業で豊富な実績をあげている。
名古屋鉄道や名鉄バスをはじめとする交通事業を基盤に、名鉄運輸などの運送事業、名鉄都市開発などの不動産事業、名鉄百貨店などの流通事業、名鉄グランドホテルや名鉄観光サービスに代表されるレジャー・サービス事業など、暮らしに直結する「総合生活サービス事業」を展開。市民の生活に欠かせない公共交通を担う企業として、街と街、人と人をつなぎ、「安全・安心・快適」な生活環境の提案に力を尽くしている。
永く社会に貢献していくために
時代や環境の変化にも柔軟に適応
2030年に向けて新たな魅力や価値を創造し、持続的に成長していく企業グループとなるため、積極的な成長投資による事業基盤の拡大、収益力の強化を図っている名鉄グループ。名古屋都心部における積極的な不動産開発をはじめ、線路の高架化や耐震補強、沿線開発など、基幹事業を強化。同時に介護や育児サービス事業への進出、リノベーション事業にも取り組むなど、時代の変化を見据えた事業領域の拡大に注力。さらに独自の取り組みとして「名鉄グループサステナビリティ基本方針」を策定し、2050年のカーボンニュートラル実現へ、グループ一体で環境活動にも尽力している。
さらに、イノベーションを生み出す風土づくりの一環として、人材育成をはじめ組織改革にも着手。グループ間の積極的な人材交流を促進し、持続的な成長を目指す。
▲名鉄グループの事業紹介
名鉄都市開発の事業概念図
2022年4月に不動産事業を統合
名鉄都市開発として新たにスタート
2022年4月に名古屋鉄道の不動産事業部門と名鉄不動産を統合し、グループの不動産事業の中核を担う総合デベロッパーとして誕生した名鉄都市開発。
名鉄沿線の住宅開発をはじめ、住宅・オフィスを中心とする賃貸事業や駅商業施設の開発に注力してきた名古屋鉄道と、60年以上にわたる住宅分譲事業を中心に、首都圏・関西圏でも事業を展開してきた名鉄不動産が、それぞれ積み上げてきた信頼と経験、技術を礎に、新たな一歩を踏み出した。
同時に、「まちの魅力をつくり、地域の未来をひらく」を“Purpose=志”に掲げ、名鉄グループの使命である「地域価値の向上」の実現に向け、不動産分譲事業と賃貸事業を更に進化させるとともに、企業姿勢を体現できる人材の育成にも積極的に取り組んでいる。
目先の利益にとらわれることなく
お客様第一の未来につながる提案を
魅力あふれる街や住まいこそが、「まちづくり」の本質と捉える名鉄都市開発。分譲マンションづくりで何よりも大切にしているのがハード面の「安心」だ。鉄道事業において99.9%の安全性では安全たり得ないという考え方から、住まいも同様に、たとえ0.1%でも不安を取り除くことに尽力しており、構造計算の検査工程では、独自のチェック体制を定めて厳しく検査を行っている。
また、更なる魅力創出へ、共用施設はもちろん、ソフト面でどのような魅力を提供できるかにもチャレンジ。「パークビレッジ南町田」では、分譲マンションで全国初となる「SPOLUTION」を採用。マンションにいながら参加できる、スポーツや美容・健康、食、クラフトといった多彩なオンラインプログラムを提供している。こうしたマンションで豊かな暮らしを体験した子どもたちが、将来、自分でマンションを購入する際、名鉄都市開発のマンションを選んでもらえるように、コストを掛けてでもソフト面の充実に力を注いでいる。また、SDGsやカーボンニュートラルも同様に、目先の利益を追求するのではなく、将来への投資として取り組むべき課題として、積極的に推進している。
1976年に分譲したメイツブランド第1号「メイツ品川」(分譲済)。基幹ブランド「メイツ」の歩みはここから始まった
多様化する価値観に寄り添いながら
地域の価値を高める「まちづくり」へ
広大かつ緑豊かなセンターガーデンが話題となった「グランアリーナレジデンス」(分譲済)
TSUTAYAとコラボレーションした「メイツ深川住吉」(分譲済)のユニークな共用棟
ゴミ捨ての動線を工夫するなどのアイデアを盛り込んだ「メイツ三郷中央サラテラス」(分譲済)
首都圏・東海圏・関西圏で分譲マンションを展開し、創立から60年余りで約6万戸の分譲マンションを供給してきた名鉄都市開発。家族構成やライフスタイル、価値観が多様化する中で、幅広いニーズに対応すべく、事業拡大を目指している。
本拠地・名古屋を中心とする東海圏、東京を拠点とする首都圏、大阪に拠点を置く関西圏では、継続して分譲マンションを展開。大規模な郊外ファミリータイプだけでなく、今後は都心部でのマンション分譲にも意欲を示す。エリアごとに異なるニーズや、現代の多様化する価値観と向き合いながら、新しい可能性を模索。会社を統合し、名鉄都市開発に不動産事業を一本化したメリットを活かし、沿線開発や駅前再開発といった都市開発事業への参画のほか、邸宅型高級マンションの分譲も手掛けていく予定だという。これからも地域のことを一番に考え、魅力を維持するだけでなく、価値を高めていくこと、地域の一員であることの責任と誇りを持って、名鉄都市開発だからできる「まちづくり」に取り組んでいく。
メイツに住むひと家族ひと家族、一人ひとり全員が主役となれる住まいの提案を志すという首都圏事業部の住まいづくりのステートメント「みんなを、まんなかに」のロゴマーク
※MOM=Mates of Meitsuの略
入居者の声をヒントに課題を解決
双方向コミュニケーションの商品開発
2017年に首都圏事業部でスタートした「MOM(マム)」活動(※)。「聞く」「話し合う」と「提案する」という2つの活動で構成される。
「マムボイス」と称した「聞く」「話し合う」活動では、お客様と双方向コミュニケーションにより、暮らしの実態に即したリアルな情報や要望を収集。生活課題をテーマに議論と検討を重ね、お客様にとって本当に価値がある独自の商品・サービスの開発を進めている。その成果は「MOM」専用のWEBサイトから発信。アンケートの結果を公開したり、「おうち会議」と題して、「玄関」「ゴミ捨て」「働き方」など日常生活と切り離せないテーマについて、様々な住宅に暮らす人と意見交換を行い、課題と解決策をまとめたレポートを発表している。
また、お客様の「声」を基に専門家の意見も交えて解決策を具体化するのが「提案する」活動「マムラボ」だ。顧客アンケートや管理会社の意見・要望、東日本大震災の被災者を直接訪ねて聞いた体験談などを基に、同社オリジナルの防災システム「3ピース・システム」の改良に取り組み、同社の新築分譲マンション全てに最新版の「3ピース・システム」が導入されている。
3ピース・システム運用プログラム「そなえプログラム」
&防災マニュアル作成指針「そなえブック」
「つくるだけでなく使われてこそ意味がある」という考えのもと、名鉄都市開発は「3ピース・システム」を通して、「みんなで、そなえる。みんなで、ささえる。」をテーマに、入居者・管理会社に対する防災意識の啓発に努めてきた。
さらに首都圏事業部ではみんなの「声」のアンケート結果を基に、「3ピース・システム」を正しく管理・運用するための「そなえプログラム」を開発。「誰もが無理なく取り組める」ことに主眼を置きながら、特に要望の多かった「分かりやすい防災マニュアルが欲しい」という声を基に、情報を図形やイラストで表現し、視覚的に分かりやすくまとめた「そなえブック」を用意した。こうした事業部ごとに独自の取り組みも、今後、3事業部間で連携・共有することで発展を目指していく。
単なる防災設備の提供ではなく、入居者の防災意識に働きかける取り組みも行う「3ピース・システム」のマーク
名鉄都市開発3事業部合同会議の参加メンバー
エリアの垣根を越えた初の試み
「3事業部合同プロジェクトミーティング」開催
2023年9月・10月に名鉄都市開発の名古屋事業部、首都圏事業部、関西事業部を代表するスタッフが集い、「メイツ」ブランドの新しい可能性を模索する会議が開かれた。エリアごとに異なるニーズ、環境を踏まえながら、「メイツ」ブランドの共通イメージを確立し、エリアの垣根を越えて統一された新しい「メイツ」の在り方を模索していく。
本年に発表した名鉄都市開発分譲マンションの最上位ブランド「FUDE(フューデ)」や、首都圏事業部独自の取り組みとして始まったMOM活動など、これまで積み重ねてきた実績や最新の取り組みを振り返りながら、若手社員を中心に理想の「メイツ」について意見をぶつけ合った。各エリア代表者が語るメイツへの想い、その一部を紹介していく。
名古屋事業部代表 岸部氏が思い描く
名鉄都市開発にしかできないマンションづくり
「東海圏では、やはり名鉄グループの認知力は高いものがあります。メイツが名鉄グループである名鉄都市開発のマンションと知っていただくことで、安全基準に対する信頼性は得られている印象です。
名鉄沿線を中心に地域密着で、名鉄グループが持つ交通・ホテル・流通などの事業、当社の賃貸や商業、まちづくりの部署と連携し、より街づくりの要素を取り入れたマンションを企画していくことで、名鉄都市開発にしかできないマンションになると考えます。沿線地域に留まらず、他エリアにもノウハウを還元することで、メイツブランドの強みとしていきたいです。
一方で、首都圏で実施しているMOM活動のように、引渡後、実際に住まわれた方がどう感じているのか、アンケートやヒアリングを実施し、定量的なデータを取得、分析することで、ブランドがより洗練されていくと思うので、そこは東海圏でも取り入れていきたいと思っています」
分譲事業本部 名古屋事業部 岸部氏
分譲事業本部 首都圏事業部 鈴木氏、名波谷氏
首都圏事業部代表 鈴木氏・名波谷氏が志向する
メイツを象徴する独自の商品やサービスづくり
「首都圏独自の取り組みとしてMOMがスタートして6年、MOMから生まれた商品が実際に各物件で、共通の仕様で導入できるようになってきました。たとえば洗面室のユーティリティスペース『UD』は、実際の商品サンプルを見て、体験していただいた方々から好評を頂いています。今後もMOM活動は継続しながら、エリア間でアイデアや情報を共有し、メイツを象徴するプランや設備、サービスなどの商品を創っていきたいと思っています。
また、サステナビリティは当社の強みですので、3ピース・システムをはじめとする防災や省エネにより特化した商品であれば、エリア特性とは関係なく、メイツ共通の特徴にしていけるのではないでしょうか。
同時に、分譲・賃貸の垣根を越えたマンション入居者向けの会員サービスや、流通事業などのグループ会社間で連携した新しいサービスの構築も検討していきたいです」
関西事業部代表 谷口氏が目指す
商品性と魅力を兼ね備えたマンションづくり
「関西事業部では用地選定からアフター対応まで、少数精鋭でプロジェクトを推進しているため、物件ごとに担当者の想いが強く反映されています。分譲マンション事業を一気通貫で担当できる一方、責任も重大です。私が土地取得から担当した北摂・茨木市の物件ではマテリアルから外観ファサードのデザインだけでなく、細かな仕様設備にまでこだわっています。
メイツブランドを強化していく上で、今後はさらに立地条件の良い土地取得にも力を入れる必要があると思っています。希少な立地に、デザイン性・商品性を備えた街のフラッグシップとなるマンションを手掛けていくことが、メイツブランドの価値向上につながるのではないでしょうか。
また、引渡後の生の声を取り入れることで、説得力のある商品性と魅力を兼ね備えたマンションづくりができると思うので、今後は首都圏事業部の、MOM活動のプロジェクトとも連携していきたいです」
分譲事業本部 関西事業部 谷口氏
メイツブランドの継承と進化
エリア間交流で生まれる新しい風
基幹ブランド「メイツ」のロゴ
2023年に誕生した最上位ブランド「フューデ」のロゴ
東海圏の名鉄沿線における地域密着の街づくり、首都圏のMOM活動によって生まれた実際にマンションで暮らす人の声を基に開発したアイデア商品、関西圏における魅せるデザインの工夫など、各エリアの特徴やノウハウを共有することで、「メイツ」ブランドの新たな魅力を創出していく取り組みは始まったばかり。様々な議論や提案が飛び交い、相互に気づきを得た3事業部合同会議は、早くも2023年11月に第3回が開催された。
この取り組みに先駆け、「邸宅という名の、未来(これから)をデザインする。」というコンセプトを掲げ、同社従来の分譲マンションとは一線を画す、最上位ブランドとして「フューデ」を発表している。
名鉄グループの一員として、お客様ファーストおよび、安全と信頼のものづくりのDNAは変わらず継承しつつ、次代を担う若手の情熱と、エリアや部署の垣根を越えた交流、そして最上位ブランド誕生の後押しを受けて、名鉄都市開発の基幹ブランド「メイツ」の進化の旅が始まった。2つのブランドがどのように相乗効果を生み、進化していくのか、今後の展開に注目だ。
ちょっとした気づきや工夫を積み重ねることで、暮らしやすさが格段に向上する。宅配ロッカー横の荷ほどきスペース&段ボールストッカーも、「MOM活動」の成果のひとつ/画像は荷ほどきスペース&段ボールストッカー企画概念図
時短&タッチレス&ユーティリティ
MOM活動の目指す住まいの質を具現化
MOM活動で積み上げてきた、住まいの改善点や工夫を凝らした商品が続々と具体化していると名波谷氏。
「MOM活動を通して、住まいの本質に立ち返り、暮らしの中で本当に必要とされている物を取り入れることに注力しています。たとえば各住戸からゴミ捨て場までの動線をしっかりと整備し、ゴミ捨て場の入口には、タッチレスキーで開閉する自動ドアを設置することで、衛生面はもちろん、ゴミの不法投棄などで荒らされる心配もなく、セキュリティ面の向上にもつながります。また、1階共用部に共用手洗い場も設けたり、こうした姿勢はお客様からもご評価いただいています。
『コワーク&スタディスペース』は、交流・仕事・子育てなど多目的に、かつ幅広い世代の方に利用していただける共用空間となっています。宅配ロッカーの荷ほどきスペースも見た目に派手さはありませんが、実際にオンラインショッピングを経験されている方が多い中で、実用性を評価して頂いています」
一つ一つ積み重ねたアイデアの数々が
多くの喜びを生む住まいとして結実
「専有部では、『ステーションスタイルクロゼット』の導入も進んでいます。過去分譲した物件では、もう1部屋欲しいとの声が多かったため、今後は3LDK+土間も取り入れていきたいと考えています。
また実は多用途で必要な物が多いのに、収納や作業スペースが不足しがちな洗面室のリアルな課題と向き合い生まれた洗面室のユーティリティスペース『UD』も好感触を得ています。現在、MOMラボで最新の研究成果としてバルコニーのアイデアも発表しています。こちらも実際の物件への導入を目指し、商品開発を進めているところです。一つ一つはささやかな工夫でも、積み上げれば、多くの方に喜んで頂ける住まいになる。改めてMOM活動の重要性を実感しています」(名波谷氏)
棚板を追加して収納を充実させたり、ワークスペースとしてカスタムするなど、多機能にカスタマイズできる洗面室のユーティリティスペース「UD」概念図
※完成予想図はいずれも外構、植栽、外観等実際のものとは多少異なることがあります。
※CG合成の画像の場合、実際とは多少異なる場合があります。
名鉄都市開発