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盛岡に住んでいると、どんどん自分の輪郭がはっきりしてくる。わたしがどんどんわたしらしくなる感じがする――。そう話すのは、作家のくどうれいんさん。ふるさとであり、今も続けている盛岡の街での暮らしについて綴っていただきました。
心の隅に「よそもの」の意識が張りついている私は、いつまで経っても「盛岡の人間」になりきれない――。そう話すのは、フリーライターの鈴木いづみさん。20歳から30年暮らし続けている盛岡の街について、その魅力をつづっていただきました。
ライターの玉置標本さん(@hyouhon)が、いろんな街でさまざまな暮らし方をする人に会って、話を聞く連載「いろんな街で捕まえて食べる」。今回は秋田県から岩手県盛岡市へと移住し、Tシャツ屋さん「6JUMBOPINS」を営む京野誠さんにお話を伺いました。
著: 菅原 茉莉 わたしの盛岡市民歴は約7年ほどだ。 大学進学を機に一人暮らしをした4年間と、シングルマザーになったことをきっかけにして戻って来た、ここ3年。 3年前に引越し先を考えているときは、正直盛岡に帰ってくるのが嫌だった。 故郷というのは少なからずそういう場所かもしれないが、景色の中に昔の思い出が湧いてくることが辛く感じられたのだ。街の狭さや人の近さが息苦しく感じた。 それでも、誰も知らない土地に住むよりは多少はマシに思えた。過度な期待をすることもなく、盛岡で2度目の暮らしを始めてから3年経った。 普段は子どもたちとにぎやかに暮らしているので、街をのんびりと歩く時間はなかなかない。でも…