共働きをしながら、小学生のお子様二人の子育てをしているH様ご夫婦。積水ハウスのチーフアーキテクトである笹栗氏が提案したのは、木のぬくもり溢れる平屋の住まいだった。その美しい空間は、すっきりとしながら細部までさまざまな工夫が施されている。リビングから庭へつながる幅約6mの開口部は、あえて高さを抑え、隣家の庭の緑を取り入れ、それ以外を視界からカット。重心を下げ、光もコントロールすることでくつろぎが生まれるという。床に座って心地よく暮らせるよう、床材はスギの無垢… 続きを読む
共働きをしながら、小学生のお子様二人の子育てをしているH様ご夫婦。積水ハウスのチーフアーキテクトである笹栗氏が提案したのは、木のぬくもり溢れる平屋の住まいだった。その美しい空間は、すっきりとしながら細部までさまざまな工夫が施されている。リビングから庭へつながる幅約6mの開口部は、あえて高さを抑え、隣家の庭の緑を取り入れ、それ以外を視界からカット。重心を下げ、光もコントロールすることでくつろぎが生まれるという。床に座って心地よく暮らせるよう、床材はスギの無垢材に。さらに、裏側が収納になっているタイル貼りの壁は、天井との間を空けることで、圧迫感を与えず木の空間のアクセントをつくりだすなど、質感へのこだわりが心地よさを生み出している。また、プランで特徴的なのは、共働きご夫婦の日々の家事を効率的に行うための動線の工夫だ。回遊動線により「脱ぐ・洗う・干す・畳む&アイロン掛け・しまう」が一連の流れで行え、「洗濯が本当にラクになりました」とH様は語る。実は動線や収納については、細かな要望は出していないそう。笹栗氏は「表層的な要望の奥にある“本質的な望み”を表現することが大切なんです」と語る。実際、「暮らしているうちに便利なことを発見するんです」と笑う奥様。住むほどに心地よさが生まれる、そんなH様邸だ。
「水廻りとキッチンを近くに」といった表層的な要望の奥にあるオーナー様も気づいていない「本質的な望み」を追求してプランニングをしました。オーナー様の朝昼晩、平日や休日など、ふだんの生活を思い浮かべるとリアルなプランが見えてきます。要望が少ないなか、しっかりと「H様ご夫婦の家」がつくれたと思います。
「水廻りとキッチンを近くに」といった表層的な要望の奥にあるオーナー様も気づいていない「本質的な望み」を追求してプランニングをしました。オーナー様の朝昼晩、平日や休日など、ふだんの生活を思い浮かべるとリアルなプランが見えてきます。要望が少ないなか、しっかりと「H様ご夫婦の家」がつくれたと思います。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 96.50m2 (29.1坪) |
敷地面積 | 242.77m2 (73.4坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | - |
竣工年月 | - |