亡くなられた木材商だった父親が建てた住宅を耐震診断したところ、壁量不足であることが判明。建て替えを検討することになった。はじめのうち大屋根を2階から1階まで葺き下す個性的なプランも考えていたが、周囲の景観にも馴染むオーソドックスな切妻屋根の日本家屋となった。時流に左右されない普遍的なデザインであることが一番の理由だったという。ご主人は地元小学校の校長先生。元中学校の社会科教師でもり、古民家や古民具を見て歩くことが好きで、古民具のいくつかは教材資料としても役… 続きを読む
亡くなられた木材商だった父親が建てた住宅を耐震診断したところ、壁量不足であることが判明。建て替えを検討することになった。はじめのうち大屋根を2階から1階まで葺き下す個性的なプランも考えていたが、周囲の景観にも馴染むオーソドックスな切妻屋根の日本家屋となった。時流に左右されない普遍的なデザインであることが一番の理由だったという。ご主人は地元小学校の校長先生。元中学校の社会科教師でもり、古民家や古民具を見て歩くことが好きで、古民具のいくつかは教材資料としても役立つため、収集もしている。そうした古民具を家の中に調度品として生かせるよう、住宅の一部室内を民家風に設計した。廊下を極力なくし、連続した部屋の中間仕切り建具を開け放つと、より多くの人が集うことのできる間取りで、普段家族が過ごす大広間を、住宅の中心で最も庭の眺めも良く、風通しのいい場所に配置した。亡き父親が建てた住宅の木材を一部生かし、松梁を板にして玄関ホール床に、桜の框材を同じく玄関上がり框に。さらに座卓天板にも加工し、家族一同が揃うシンボルにもなっている。
毎日野鳥が水浴びに訪れる蹲踞を中心に据え、苔の緑が鮮やかな主庭。広間と母親の居室が庭を臨む配置になっている
毎日野鳥が水浴びに訪れる蹲踞を中心に据え、苔の緑が鮮やかな主庭。広間と母親の居室が庭を臨む配置になっている
自在鉤もご主人が集めた古民具の一つ。訪問客が気軽に立ち寄り寛ぐこともできる応接間にも使用できる
自在鉤もご主人が集めた古民具の一つ。訪問客が気軽に立ち寄り寛ぐこともできる応接間にも使用できる
民家調の和室。家族の書を掛け軸にしたり、古民具を設えたりと、格式にこだわらない気軽さがこの部屋の持ち味にもなっ… 続きを読む
民家調の和室。家族の書を掛け軸にしたり、古民具を設えたりと、格式にこだわらない気軽さがこの部屋の持ち味にもなっている
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