Tさんは住友林業の設計担当。「はじめにどんな家にしようかと妻と話して思い描いたのが、家族のつながり、空間のつながり、庭とのつながりといった『つながりのある家』でした」とTさん。 つながりをもたせるための工夫のひとつが、室内の開口部のすべてを1,900mm と低めにすること。「こうすると天井から開口部までの『垂れ壁』と呼ばれる部分が大きくなるので、扉を設けなくても空間を分けることができます。 例えば、1階玄関脇の洗面コーナーやキッチン奥のパントリーは垂れ壁… 続きを読む
Tさんは住友林業の設計担当。「はじめにどんな家にしようかと妻と話して思い描いたのが、家族のつながり、空間のつながり、庭とのつながりといった『つながりのある家』でした」とTさん。 つながりをもたせるための工夫のひとつが、室内の開口部のすべてを1,900mm と低めにすること。「こうすると天井から開口部までの『垂れ壁』と呼ばれる部分が大きくなるので、扉を設けなくても空間を分けることができます。 例えば、1階玄関脇の洗面コーナーやキッチン奥のパントリーは垂れ壁と明るさの変化で空間を仕切っています。扉を設けないので広がりが生まれますし、デザイン的にすっきり、扉のコストも抑えることができます」。 垂れ壁だけでは来訪者から見えてしまうLDKと玄関は大きな障子の建具を設置。「開ければ玄関とLDKがひと続きになり、閉めても光が透過するので空間のつながりが感じられます」。 LDKをL字型に配したり、建物寄りにも植木スペースを設けるなど、庭とのつながりをより深める工夫もなされている。 「空間がつながり視線が通るので、LDKや庭で家族が各々のことをしていても身近に感じられます」とTさん。様々なつながりを楽しまれているご様子だ。