目立ちすぎる外観にはしたくないが、街の価値を高める洗練された住まいにしたい。「CENTURY 蔵のある家」は、そんな大人の美意識に応える外観としました。重厚な意匠、味わい深い仕上げなど格調高いトラディショナル系デザイン、時代を超えて愛される「クラシックタイプ」、新和風の「ジャパニーズタイプ」、自然感覚の「ナチュラルタイプ」と好みで選べる3タイプをご用意
土間リビングは開放感のある吹き抜けを擁し、右手の1階蔵とその上のスキップリビングをほどよい距離感でつないでいる
「蔵のある家」では中2階に設けられていたミサワホーム独自の大収納空間「蔵」。それを1階に設けるという発想が閃いた時、住まいは新しい暮らし方を手に入れた。土間リビングに隣接し、屋外ともつながる1階蔵は、大きな家具をそのまま収納したり、アウトドアグッズを置く趣味の空間や愛犬の部屋として使うなど、新しいライフスタイルを刺激してやまない
たとえばそこを愛犬の部屋にするのもいい。今では家族同様の愛しさに満ちた愛犬と、いつも一緒に、いつまでも仲良く暮らしたいという願いが、これなら叶うに違いない。土間リビングと1階蔵を組合せるという設計の妙が、暮らしの幅を無限に広げてくれる。そして、その上部に拡がる高さ5mの吹き抜け空間がさらに無上の安らぎをもたらす
毎日が祝祭であるような暮らしなど欲しくない。普段は生成りのような肌触りのいい時間に包まれて過ごしたい。そこに座す主の温もりやクセを知っている使い慣れたソファー、ワインの沁み跡が残るテーブルが心地良いから。だが、時として、寛ぎのスペースが華やかな情景(シーン)に変化することがある。たとえば、遠方から知人が訪れてきた日や銀婚式の祝宴など。しかし、この家では晩餐会と呼ぶにふさわしいしつらいも見る間にできるのだ。普段使いの家具は1階の蔵にまるごと仕舞い込み、大テーブルや椅子を運び出してセッティングするだけ。ハレとケを明確に分けて愉しむ日本人の伝統のスタイルを可能にする1階蔵の底力だ
土間リビングは全開口サッシを開け放つとアウトリビングと一体になるのびやかなスペース。ある時はスキップリビングで、ある時はキッチンリビングでと、各々が気ままに好きな場所を確保しながらも、どこかでお互いの存在を感じながら暮らすスタイルがこの家にはよく似合う
メインリビングを土間としたかわりに、半階上がったスキップリビングは畳敷きの空間とした。扉を開ければ土間リビングともつながっていて、気配を感じながら暮らせる設計も気に入っている。気分を変えてゴロ寝したり、お客様の泊まる部屋になったり、我が家のユーティリティ空間として重宝している
各自、家族が思い思いに自分の好きなことに没頭できるそんな空間を作りたかった。妻の作りかけのカーテンや娘の学校の道具などが置かれている机の横で読書をしていると、家族のぬくもりに包まれているような安心感が得られる。この空間で各人が自由に過ごすようになってから、テレビを見なくなった分、会話が増えた気がする