山の緑を身近に感じて暮らせる西区西野エリア。緑道が見える自然豊かな場所でマイホームを実現したTさん。リクエストしたのは緑に恵まれたロケーションを活かした空間づくり。設計にあたっては、薪ストーブを置きたいこと、愛着のあるカップボードを使いたいこと、無垢床に白い壁、左官仕事の経験を活かして、一部だけでも自分の手で仕上げたいことなどを希望した。完成した住まいは1階に3つの居室と収納を、2階にオープンなLDKと水回りを設けたプラン。窓に切り取られた風景が絵画のよう… 続きを読む
山の緑を身近に感じて暮らせる西区西野エリア。緑道が見える自然豊かな場所でマイホームを実現したTさん。リクエストしたのは緑に恵まれたロケーションを活かした空間づくり。設計にあたっては、薪ストーブを置きたいこと、愛着のあるカップボードを使いたいこと、無垢床に白い壁、左官仕事の経験を活かして、一部だけでも自分の手で仕上げたいことなどを希望した。完成した住まいは1階に3つの居室と収納を、2階にオープンなLDKと水回りを設けたプラン。窓に切り取られた風景が絵画のように際立つよう、壁は白一色で造作収納も白で統一。床はナラの無垢材を使用。空間に合わせて薪ストーブもスッキリと縦型デザインのものを選んだ。また、確かな審美眼で選ばれた家具やインテリアは、存在を主張し過ぎないデザインと素材感が魅力的なものばかり。その一つひとつの居場所が、初めからそこに決まっていたような無理のない美しさがある。「帰宅してホールから2階にあがったとき、家族で食卓を囲んでいるとき、ふとした瞬間に視線の先に緑が見えることがあります。そんな何気ない瞬間が一日の中にいくつもあって、うれしくなります」とTさん
1階は玄関に入るとすぐ大容量のシューズクロゼット。主寝室と洋室2部屋、そして主寝室から独立させたウォークインクロゼットを設けた。広さは約3畳とたっぷり。納戸としての役割も担う
1階は玄関に入るとすぐ大容量のシューズクロゼット。主寝室と洋室2部屋、そして主寝室から独立させたウォークインクロゼットを設けた。広さは約3畳とたっぷり。納戸としての役割も担う
2階はLDKと水回り。階段を上がってすぐ、LDKの一角に薪ストーブのためのスペースを確保。独立したパントリーも設けた
2階はLDKと水回り。階段を上がってすぐ、LDKの一角に薪ストーブのためのスペースを確保。独立したパントリーも設けた
| 商品名 | 【LUXE/リュクス】 |
| 部材・設備 | 薪ストーブ:HETA/NORN、造作材:白樺突板のカウンター等、床:ナラ無垢材 |
| 商品名 | 【LUXE/リュクス】 |
| 部材・設備 | 薪ストーブ:HETA/NORN、造作材:白樺突板のカウンター等、床:ナラ無垢材 |
| 延床面積 | 108.48m2 (32.8坪) |
| 敷地面積 | 202.56m2 (61.2坪) |
| 工法 | 木造軸組 |
| 本体価格 | - |
| 竣工年月 | 2020年3月 |
| 店舗名 | 北王札幌 |
| 住所 | 北海道札幌市中央区北10条西20丁目2-30 |
| 問い合わせ | |
| ホームページ | この会社のホームページへ |
緑道をのぞむ自然豊かなロケーションを活かして2階に設けたLDK。四季ごとに変化する窓からの眺めは見飽きることがない
白い壁に外の緑が鮮やかに映える空間はアートギャラリーを思わせる美しさ。こだわりの薪ストーブも似合っている
リビングに設置した薪ストーブはHETA社のもの。周囲の床は耐熱のためタイルで仕上げ、ナラの無垢床との境目はアルミアングルでスッキリと仕上げた
ナラの無垢床の上にラフに積み上げた薪。まるでオブジェのようにインテリアの一部として空間に溶け込んでいる
リビングの一角に設けた子どものためのコーナー。絵本を広げて読んだり、お絵描きをしたり、腰かけたり、おもちゃを並べたり自由に楽しく遊んでいるそう
リビング側から見たダイニングスペース。ダイニングテーブルにチェア、天井から下げたペンダントライト、この空間に合わせて一つひとつセレクトしたインテリアが美しく調和している
近くの山の緑が鮮やか。プランを書く前の現地チェックで、方位や周辺環境をしっかり把握し、「この位置に窓があると自然が抜けて見える」「この方位は高めの窓にすることで周りの視線を感じにくくなる」など、景色を具体的に想像する設計士の技術力の高さが現れている
ダイニングの壁際にはカウンター収納を造作。デスクトップPCを置いて、日常の調べものなどに使っている
カウンタートップは白樺の突板で仕上げた。花瓶代わりのウォータージャグや、グレーのボックス、小さなガラス瓶、さりげなく飾られたものたちが、アート作品のように見えてくる
ダイニングから見たキッチン。家具はもちろん、小さなインテリアアイテムまで、近すぎず遠すぎない絶妙な距離感が保たれ、「やさしく、落ち着く」空気感をつくりだしている
キッチンは白い空間にやさしく調和するグレイッシュカラーをセレクト
キッチンはカップボードに合わせてスペースをとった。気に入ったものを愛着をもって、長く大切に使い続ける。こうしたところにも住まいに対するTさんの思いが感じられる
キッチンには愛用のカップボードを配置。大切に使い込まれ、日々の食卓を彩る愛用の器たちが並んでいる
キッチン背面に設けた造作収納の一部をカウンターに。アートフレームや形のきれいな落ち葉、小さな靴の木型を飾って
階段から玄関まで真っ直ぐ伸びる廊下。白くまっさらに広がる空間の中に、ほわっと灯るペンダントライトが美しい光景を描く。白くきれいな空間をつくるため、Tさんの希望でライトのスイッチもシューズボックスの中に隠して設置した
ユーティリティーの洗面コーナーも白一色で潔くクリーンに。毎日使う場所だからこそトーンの統一感を意識したのだそう
薪ストーブの煙突がポイントのひとつになっている外観。1階部分に建物の一部をえぐるように軒をつくり、玄関ポーチの屋根につなげた