ご夫妻と愛犬ルルが暮らすSさんのお住まいは、一見すると窓の少ない四角い箱のような佇まい。しかし、家の中に一歩足を踏み入れると、どの部屋も明るさと開放感にあふれていた。「光と風を感じる住まいが夢でした」とSさん。それを可能にしたのが、コの字型に配した建物の真中にある約7畳ほどのコートヤードである。外部からの視線を気にすることなく、カーテンを開け放って暮らせる。「しかし、完全に閉ざすのではなく、どこかに地域とつながる設計にしたかった」と夫人。閉じながら開くとい… 続きを読む
ご夫妻と愛犬ルルが暮らすSさんのお住まいは、一見すると窓の少ない四角い箱のような佇まい。しかし、家の中に一歩足を踏み入れると、どの部屋も明るさと開放感にあふれていた。「光と風を感じる住まいが夢でした」とSさん。それを可能にしたのが、コの字型に配した建物の真中にある約7畳ほどのコートヤードである。外部からの視線を気にすることなく、カーテンを開け放って暮らせる。「しかし、完全に閉ざすのではなく、どこかに地域とつながる設計にしたかった」と夫人。閉じながら開くという難しい要望をカタチにしたのがミサワホームの営業担当・宇都宮氏と設計者・加藤氏だった。その設計コンセプトを加藤氏は次のように語る。「コートヤードを軸に、1階をコの字型、2階をL字型とするボリューム構成を提案しました。半屋外のコートヤードは内部に連続性をもたせるだけでなく、外部に接するゲートの扉を開くと、気まぐれな商店のように、いつでも気が向いたときに地域とのつながりを楽しむことができます」。居室はコートヤードを囲むカタチに配置され、ほどよい距離感が心地よいとか。玄関を入るとリビング扉の向こうに中庭が見通せ、夜はライトアップされる。「住み始めて2年が経ちますが、今でもワクワクします」。ご夫妻の笑顔が印象的だ。
リビングとダイニング、キッチンは中庭を囲むように雁行してレイアウトされ、家族がどこにいてもお互いの気配を感じる… 続きを読む
リビングとダイニング、キッチンは中庭を囲むように雁行してレイアウトされ、家族がどこにいてもお互いの気配を感じることができる。「中庭から差し込む光は時間によって違う表情をもたらし、ソファーに腰掛けて眺めているだけで飽きません」。折り上げ天井は間接照明を採用
キッチンは左手の扉を開けると回遊式になる。ダイニングテーブルと一列に配列され家事動線がいい。キッチンに立つとル… 続きを読む
キッチンは左手の扉を開けると回遊式になる。ダイニングテーブルと一列に配列され家事動線がいい。キッチンに立つとルーバー扉を全開放したコートヤードの向こうに町並みが見える
キッチン背後の収納。普段は開け放って使用するが、来客時には扉を閉めるとスッキリ
キッチン背後の収納。普段は開け放って使用するが、来客時には扉を閉めるとスッキリ
ダーク色で統一した上質な主寝室。高い位置にスリット窓を採用して外部の視線を遮断
ダーク色で統一した上質な主寝室。高い位置にスリット窓を採用して外部の視線を遮断
玄関を入ると愛犬ルルがお出迎え。「ライトアップされた中庭は感動的です」と夫人
玄関を入ると愛犬ルルがお出迎え。「ライトアップされた中庭は感動的です」と夫人
1階はコートヤードを囲んでコの字型に居室が配置されている。タイル張りの床にはシンボルツリーが植えられている。「… 続きを読む
1階はコートヤードを囲んでコの字型に居室が配置されている。タイル張りの床にはシンボルツリーが植えられている。「ここは愛犬の遊び場やバーベキューなどの会場にもなります」
2階にはルーフバルコニーを提案。もう一つのプライベート空間がご夫妻の心を捉えた
2階にはルーフバルコニーを提案。もう一つのプライベート空間がご夫妻の心を捉えた
道路側から見たS氏邸は四角い箱のような外観だが内部に豊かな空間を擁している
道路側から見たS氏邸は四角い箱のような外観だが内部に豊かな空間を擁している