家づくりを考え始めたときから「平屋」を希望したMさん。「5人だと狭くないか?と聞かれることもありましたが、暮らし方次第だな、と思っていて」。ヒントとなったのが昔ながらの日本家屋。「ミニマムなためひとつの部屋が、食事をする、寝る、 くつろぐ、作業をする、といくつもの機能を持ち、間取りのあり方や過ごし方には学ぶところが多いんです。うちも、個室を充実させてそこにこもるよりは、 家族が集まってそれぞれが好きに過ごせるようなリビングにしたかったんです」。そこで積水ハ… 続きを読む
家づくりを考え始めたときから「平屋」を希望したMさん。「5人だと狭くないか?と聞かれることもありましたが、暮らし方次第だな、と思っていて」。ヒントとなったのが昔ながらの日本家屋。「ミニマムなためひとつの部屋が、食事をする、寝る、 くつろぐ、作業をする、といくつもの機能を持ち、間取りのあり方や過ごし方には学ぶところが多いんです。うちも、個室を充実させてそこにこもるよりは、 家族が集まってそれぞれが好きに過ごせるようなリビングにしたかったんです」。そこで積水ハウスの設計担当は、主寝室と個室ではさむようにしてLDKを家の中央に広く配置。リビングの床とフラットにつなげたデッキと高さ4mを超える三角天井で、 外と上に向け視界が広がるように設計を行った。電動で高さが変えられるオフィス用デスクを使ったダイニングはMさんのこだわり。ソファはL字に置いたり、並べて大きなベッドにしたり、1台ずつバラバラの場所で使ったりと、そのときどきの状況でLDKでの過ごし方を家具でアレンジ。「家族や友人と次はこうしよう、と企画をして、 いつまでも完成しない。だからこそ、家が楽しいんですよね」と、満足度の高い暮らしをお喜びのMさんだ。
主寝室と個室で挟むようにLDKを家の中心に配置。昔ながらの日本家屋を参考に、食事をする、寝る、くつろぐ、作業をするなど、リビングはいくつもの機能を持つスペースとして活用。キッチンは壁付けにして、存在を感じさせないシンプルなものに。リビングとフラットでつながる使い勝手のいい大きなデッキも設置した
主寝室と個室で挟むようにLDKを家の中心に配置。昔ながらの日本家屋を参考に、食事をする、寝る、くつろぐ、作業をするなど、リビングはいくつもの機能を持つスペースとして活用。キッチンは壁付けにして、存在を感じさせないシンプルなものに。リビングとフラットでつながる使い勝手のいい大きなデッキも設置した
必要な収納量を確保するために大きなロフトを設置。キッズスペース上部はベッドのようにして活用
必要な収納量を確保するために大きなロフトを設置。キッズスペース上部はベッドのようにして活用
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 98.00m2 (29.6坪) |
敷地面積 | 285.15m2 (86.2坪) |
工法 | 木造軸組(シャーウッド構法) |
本体価格 | - |
竣工年月 | 2021年5月 |
絵本に登場するような三角天井。この勾配が、平屋と思えない開放感を生み出しているLDK。真っ白な壁にはお子さんと自作した歯車のオブジェのほか、アーティストの写真や絵画作品が飾られている
家づくり当初から希望していた平屋を実現。「エコロジカルで、質感もおもしろい」(Mさん)と、セメントや古紙パルプなど再生可能な材料からつくられた壁材を外塀に採用した
電動アジャスター付きで高さが調節できるオフィス用デスクを2つ並べ、ひとつは作業台、ひとつはダイニングテーブルに。来客時には高さを揃えて大テーブルとして使っている。キッチンは生活感と存在感を出さないように、家具のようなデザインを意識してオーダーメイドしたもの
リビング西側の壁は、グレーの塗料でペイント。壁全面に磁石がつく施工をすることでポスター類もきれいに貼れるようにした。水性ペンで落書きができるようになっているため、家族のお祝い時には「HAPPY BIRTHDAY!」などのカラフルな絵や文字があふれる
リビングとフラット&大開口でつながるデッキを設置。サッシ上の壁を少し下げることで、隣家の視線をうまく遮るように工夫している
「青空付きの室内」と考えて広いスペースを確保した、リビングとフラットでつながるデッキ。深い軒が強い日差しや少々の雨から守ってくれる心地よいスペース。「植えたばかりのヒメシャラやサルスベリの成長が楽しみです」とMさん
ケーブル自体が絵になる、お洒落なペンダントライトが空間を彩るダイニング。奥がキッズスペース
ダイニング隣のキッズスぺース。3人のお子さんは、この眺めがいい共有デスクかダイニングテーブルで勉強をしている
布団を敷いて寝られるほどの広さを確保した、キッズスペース上部のロフト