2022年以降に完成を予定している20階建て以上の超高層マンションが2022年3月末時点で全国に307棟・11万2142戸あり、1年前の調査時より74棟・1万7211戸増えたことが分かった。(不動産経済研究所調べ)首都圏は173棟・8万1510戸で、前回より26棟・8272戸の増加、近畿圏は52棟・1万5030戸で、同じく15棟・3826戸の増加となっている。
Q.東京23区は119棟が計画されているよ
A.大阪市は33棟で9000戸近い計画じゃ
スマイカ :「23区の中でも港区や中央区で計画が多いね」
ジュータコ:「戸数でも港区が1.4万戸近くでダントツだが、大規模物件が多い中央区も1万戸近い。新宿区や横浜市も5000戸超だ」
スマイカ :「近畿圏では大阪市が目立つね」
ジュータコ:「梅田では50階を超える計画もある。大阪市の全国シェアは前回の7.1%から7.9%に高まったぞ。また福岡県で14棟、愛知県で10棟、北海道で9棟など、大都市や中核都市で供給が活発化しておる」
Q.超高層の供給はなぜ活発化しているの?
A.中古市場でも高値で売れやすいからじゃ
スマイカ :「超高層の人気は根強いんだね」
ジュータコ:「駅前立地や商業施設との複合開発など利便性が高く、共用施設が充実した物件も多いぞ」
スマイカ :「今後も活発な供給が続くのかな?」
ジュータコ:「2022年は前年と同程度の1.3万戸が完成の予定だが、2023年は2万戸近くの見込みだ。ただコロナ禍やウクライナ情勢などで建設資材が高騰・不足して計画が遅れる可能性もある」
スマイカ :「今後の動向には注意しておく必要があるね」