賃貸VS購入 買ったほうがお得な街ランキング～神奈川編～

買うか？借りるか？住まい選びで迷うポイントの1つだが、実は街（駅）によって、どちらがお得なのかは異なる。編集部では今回、首都圏各駅の物件価格と賃料相場から、毎月の「ローン返済額」と「家賃」を比較。今回は神奈川県内でお買い得な街（駅）を探してみた。

差額は約2万8千円も！首都圏のマンションは「借りる」より「買う」ほうがお得！

毎月のローン返済額と家賃の比較

【画像1】毎月のローン返済額と家賃の比較（70m²換算・首都圏）

新築マンション平均価格から算出した住宅ローン返済額と賃貸の平均家賃をそれぞれ70m²に換算してその差を比較。借りるより買うほうがお得な街（駅）をランキングにした。結果、首都圏平均で差額は月々2万8千円ほどに。
「ターミナル駅から少しずれた駅や、物価の安い駅、開発中の駅も上位に上がっています。価格・利便性などを合理的に見た街選びがトレンドのようです」（井出さん）

買ったほうがお得な街をランキングでご紹介！

ランキング内のデータの見方

【画像2】ランキング内のデータの見方

1.賃貸マンション：2016年11月～2017年10月の分譲賃貸マンションの平均家賃（70m²換算）
2.新築マンション：3を固定金利1.4%、35年ローンで組んだ場合の毎月の返済額
3.2016年11月～2017年10月に供給された新築マンションの平均価格（70m²換算）

買ったほうがお得な街ランキング

【画像3】買ったほうがお得な街ランキング（出典／東京カンテイ調べ）

京浜急行大師線（港町、産業道路）、東海道本線（戸塚、藤沢）の2路線がランキングを占めている。その中の一つである「戸塚」は、東海道本線、横須賀線、湘南新宿ライン、ブルーラインの4路線が利用可能となった。これが資産価値を高めている一因である。そのほか、京急川崎、武蔵小杉、新杉田、大和、和田町、高島町がランクインしている。

▼上記の黄色くハイライトされた駅（街）の詳細を以下でご紹介！

お買い得な注目の街をPICK UP！

京急川崎～購入したほうが約8.4万円お得
川崎駅まで地下直結！ 利便性のわりに穴場な街

【画像4】ウィング川崎に直結。ショッピンフロアは21時まで、レストランフロアは23時まで（撮影／森カズシゲ）

品川駅、羽田空港までダイレクトアクセスで、出張が多い人にも便利。JR東日本の川崎駅までは500mほどの距離があるが、地下通路の川崎アゼリアを利用して徒歩で5～6分程度。雨の日の乗り換えもスムーズだ。川崎エリアはバス便も充実しており、武蔵小杉方面へも行きやすいため、大型ショッピングモールでの休日ショッピングも楽しめそうだ。

戸塚～購入したほうが約4.8万円お得
4路線利用の利便性！ 駅の両側で再開発が進む

【画像5】駅直結の商業施設が便利。写真左手「戸塚モディ」は地下1階、地上1階に食品フロアが（撮影／森カズシゲ）

東海道本線、横須賀線、湘南新宿ライン、ブルーラインの4路線が利用可能。直通9分の横浜駅をはじめ、東京駅や新宿駅などに乗り換えなしで出られるので、通勤・通学の選択肢も幅広い。駅の両側で再開発が進み、複合商業施設「トツカーナ」「サクラス戸塚」「モディ」と複数の商業施設が誕生して生活利便性が向上。将来性にも期待大だ。

藤沢～購入したほうが約4.3万円お得
利便性と海近くの立地をともに享受できる街

【画像6】駅前には大型の商業施設が点在。小田急百貨店は手土産や贈り物を探すのも便利（撮影／森カズシゲ）

海の近くに住みたい人から根強い人気があり都心への通勤者からも選ばれ続けている街。東海道本線と小田急江ノ島線の2路線が利用可能で、特に東海道本線では東京まで乗り換えなしで46分と、通勤・通学の利便性が高い。駅前には小田急百貨店、ルミネ藤沢をはじめ、スーパーマーケットや家電量販店が並ぶなど、買い物環境も抜群だ。

住みたいエリアを決めかねている方は、毎月のローン返済額と家賃の差額を知ることで、目安のひとつになったのではないだろうか。さらに、交通や生活利便性、物価など”住みやすさ”について調べてみて、住む街を検討してはいかがだろうか。

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