3人家族が暮らしやすい一戸建ての間取りは?選び方のポイントを実例と共に紹介!

最終更新日 2025年04月09日

3人家族が暮らしやすい一戸建ての間取りは?選び方のポイントを実例と共に紹介!

3人家族で一戸建てに住む場合、間取りをどうするかは暮らしやすさを左右する大事なポイントです。2LDK、3LDK、4LDKなどの選択肢がある中、自分達にぴったりの間取りはどう選べばいいのか。考え方のポイントを建築設計事務所・シーズ・アーキスタディオの一級建築士・白崎治代さんに聞きました。一戸建て・3人暮らしの実例も併せてご紹介します。

3人家族にぴったりの一戸建ての間取りとは

家族構成とライフスタイルが間取り選びのポイント

3人家族といっても、小さな子どもを含む3人か、大人3人かでは必要な個室の数は変わるものです。また、現在の家族人数が3人でも、出産や親との同居などで今後家族人数が増える可能性が高い場合は、将来的なライフスタイルの変化を見据えて間取りを選ぶのが安心です。

まず最初に、3人暮らしの場合でよくあるケースとして、「夫妻+子ども1人」、「夫妻+親1人」の3人暮らしのケースについて、押さえておきたい間取り選びのポイントを見ていきましょう。

夫妻+子ども1人の3人暮らし

子どもがいる親子3人暮らしの場合は、子どもの成長について考えておくことがポイントです。

「子どもが小さいうちは、子どもの空間は親と一緒で良かったりもしますが、成長とともに個室が必要になります。また、子どもが大人になれば、深夜に子どもが帰宅しても、親が目を覚まさないような間取りの方が良くなることもあるでしょう。

子どもの成長とともに、部屋を仕切ったり、親の寝室と交換して使ったりすることも視野に入れて間取りを考えるのがおすすめです」(白崎さん、以下同)

子どもの成長に加え、家族人数が増えることもあるでしょう。個室が必要になった時に、リフォームなどで壁をつくりやすかったり、いずれ子どもが成長した時に、お互いを干渉しすぎないような距離感を取れたりという工夫をしておくと、家族人数やライフスタイルの変化などにも対応しやすくなります。

夫妻と子ども1人の3人暮らしのイメージ
(画像/PIXTA)

夫妻+親1人の3人暮らし

夫妻とどちらかの親が同居するといった、大人3人の3人暮らしの場合は、介護を視野に入れて間取りを考えておくのがおすすめです。

「家の中での親の独立性は確保しながらも、本当に介護状態になった場合は子世代がケアしやすいようにしておくのがいいでしょう。

例えば、リビングの横などに予備の個室を設けておいて、介護状態になったらリビング横の目を配りやすい部屋に親の寝室を移すなど、親が元気なうちと介護が必要になった場合の両方のパターンを考えておくのが安心だと思います」

また、トイレなどの水回りを親の寝室の近くに配置しておけば、足が不自由になってきても、夜中のトイレ移動などのストレスが軽減できます。元気なうちはできるだけ自分の力で動けるよう、水回りなどは同じ階の近い位置にレイアウトするのがいいでしょう。

夫妻と親1人の3人暮らしのイメージ
(画像/PIXTA)

マンションと一戸建ての間取りの違い

マンションの場合はワンフロアで完結する間取りが一般的ですが、一戸建ての場合は平屋を除き、上下に個室やLDKが分かれることになります。同じ部屋数でも、レイアウトが異なれば、暮らし方も変わるので、上下階の連携についてよく考えて間取りをプランニングする必要があります。

「連携しておきたい部屋というのは考えておくべきポイントです。例えば、キッチンと洗面スペースが上下階で分かれてしまうような場合は、両方とも階段の近くに配置しておくなど、動線を考えておくことで暮らしの中の負担を減らすことができます。

また、上下階に分かれてしまうと、一緒に住む家族の様子がわからなくなってしまうこともあるので、子どもが小さかったり、介護が必要だったりする場合は、暮らしの中で見守りがしやすい位置に子どもや親の個室を配置しておくと安心です」

動線の他にも、2階建てや3階建ての場合は、上下階の音の問題も考えておきたいポイントです。

「木造一戸建ての場合は、上階の音を完全に防音するのは難しいものです。例えば、寝室の真上に浴室を配置すると、寝ている時に家族がシャワーを浴びている音が気になったりすることがあります。家族の生活時間帯の違いなども考慮しながら、配置に工夫をしておくといいでしょう」

さらに、一戸建ての場合は上下階の連携という観点に加えて、家の外部空間とのつながりにも配慮しながら間取りを考えなければなりません。セキュリティの問題やプライバシーの確保、駐車駐輪スペースやゴミ出しなど、マンションの場合は当たり前に共用部分に備わっている機能についても、一戸建ての間取りを考える場合は、暮らし方や動線などを考えてプランニングすることが必要になります。

間取りの自由度は一戸建てのほうが高い

一戸建てとマンションでは、前述したように間取りの特徴が異なります。上下階や外部空間とのつながりに配慮が必要になる一方で、その特徴を楽しむことができるというのは一戸建てならではの魅力です。

例えば、一戸建ての場合は屋根の形を自由に選ぶことができるので、天井の高さを楽しめるような空間づくりが可能です。吹き抜け空間にリビングイン階段を設けたり、ロフトをつくって小屋裏収納として活用したりすることができ、コンパクトな土地でも、上下方向の空間を活かすことで、実際よりも広く感じられるような空間を演出することができます。

また、外部空間も自由にプランニングすることができるので、ガーデニング家庭菜園を庭で楽しんだり、ウッドデッキドッグランを設けたりすることもできます。

「外と内の中間的なエリアをつくることができるのも一戸建てならではの魅力です。車が好きな人は車庫をホビールームのようなビルトインガレージにしたり、インナーテラスをつくれば、空調の効いた室内で外のような雰囲気を楽しむこともできます」

2LDKで3人暮らしの間取りポイント

ここからは、2LDKの各間取りで、3人暮らしをする場合の暮らし方のイメージやプランニングの注意点などを見ていきましょう。
2LDKはリビング・ダイニング・キッチンと居室が2つの間取りです。3人家族でも子どもが小さい場合は居室が1つの1LDKでも問題ないこともありますが、子どもが成長するに従って、子ども部屋が必要になる可能性が高いもの。3人家族の場合は、少なくとも2つの個室を用意しておくのが安心です。2LDKであれば、夫妻の寝室と子ども部屋というふうに、それぞれの個室を確保することができますが、将来的に子どもが増える可能性がある場合は、子ども部屋は、分けて使えるようにしておくのがおすすめです。

「狭い部屋を分けて使用するとなると、小さな机しか置けないという可能性もありますが、8畳程度の部屋であれば分けて使用しているケースもあります」

家族人数が増える可能性がある場合は、仕切って個室のようにできる間取りにしておくという方法のほかにも、書斎や中和室など、個室のように使える空間を設けておくというのもいいでしょう。

なお、一戸建てで2LDKの間取りなら、平屋は18坪程度~、2階建ては21坪程度~の延床面積が必要になります。

【実例】2LDK・3人家族の間取りを紹介

【2階建て・2LDK】吹抜けを設けたことで、面積以上の広さを感じられる空間に

上部に吹抜けを設けたリビング
上部に吹抜け空間があることで、広々と感じられるリビングに(画像提供/ユニバーサルホーム

上部に吹抜けがある広々としたリビングは家族が集う空間。リビング横の畳スペースはダイニングを兼ねていて、食事をしたりくつろいだりするだけでなく、畳の下に収納もできる便利な空間です。

1階のランドリースペースはファミリークロークの機能も持つため、洗う、干す、しまうという家事を1カ所ですませることができる便利な場所。作業や事務処理ができるデスクカウンターもついています。2階に設けた2部屋は、1つは夫妻の主寝室、1つは子ども部屋で、どちらの部屋にも家族それぞれのウォークインクローゼットを配置。それぞれの個室はバルコニーでつながっているので、安心感もあります。

1階
1階の間取り図
土間仕様のシューズインクローク、パントリー、タタミコーナーや階段下の収納など、収納スペースもたっぷり確保(画像提供/ユニバーサルホーム
2階
2階の間取り図
主寝室は7.5畳とゆとりのある広さで、夫妻それぞれのウォークインクローゼットを用意。4.5畳の子ども部屋には2畳のウォークインクローゼットと2畳のパウダールームがあるため、トータルで8.5畳の専有空間に(画像提供/ユニバーサルホーム

DATA
延床面積:98.95m2(29.9坪)
敷地面積:206.6m2(62.4坪)
家族構成:夫婦+子ども
施工会社:ユニバーサルホーム

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【平屋・2LDK】将来の夫婦2人暮らしに備え、コンパクトな平屋に

ブルーのインテリアが印象的な平屋のリビング
サーファーズハウスをイメージした平屋。過ごす時間が長いリビングを中心に生活できる間取りに(画像提供/デザインハウス・エフ

子どもが独立して夫婦2人暮らしになることを見据え、上下移動のないコンパクトな平屋を希望。コンパクトといっても狭く感じることがないよう、勾配天井で開放的な広がりを感じられるようにしたり、キッチンを壁付けにしたりといった工夫が施されています。

日当たりの良い約18畳のLDKは同じ空間でも、ゆるやかにゾーニング。床の色味と天井に変化をつけ、生活しやすい環境に整えました。また、玄関ホールは正面からとクローク側からの2WAYの動線を確保。洗面室と脱衣室を分けたことで、帰宅後すぐの手洗いがしやすくなり、脱衣室は洗濯室も兼ねた空間として使いやすくなりました。

2LDKの平屋の間取り図
玄関から洗面やトイレ、脱衣室などへの移動がスムーズな動線を確保。LDKからはどちらの個室にも移動しやすい(画像提供/デザインハウス・エフ

DATA
延床面積:67.28m2(20.3坪)
敷地面積:395.33m2(119.5坪)
家族構成:夫婦+子ども
施工会社:デザインハウス・エフ

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3LDKで3人暮らしの間取りポイント

【部屋数別】2LDK・3LDK・4LDK、3人家族の間取りのポイントは?

3LDKはリビング・ダイニング・キッチンと居室が3つの間取りです。個室が3つなので、3人家族なら、主寝室に加え、将来子どもが2人になっても、子どもそれぞれの個室を確保することが可能です。

「3LDKで3人家族であれば、夫妻の寝室と子ども部屋、そしてもう1つの部屋は書斎や趣味の部屋、ゲストルームなどとして使うというケースもありますが、将来的に4人家族になることを想定して、3LDKを選ばれる人も多いと思います」

3人がそれぞれ個室を持つこともでき、将来の変化にも対応できるという観点から、3人家族で3LDKという間取りは、比較的選ばれることの多い間取りですが、2LDKよりも部屋数が増える分、面積も必要になります。

一戸建てで3LDKの間取りなら、平屋は21坪程度~、2階建ては24坪程度~の延床面積が必要です。

【実例】3LDK・3人暮らしの間取り紹介

【2階建て・3LDK】リビングイン階段を上った2階には趣味のスペースを実現。ロフトで収納もたっぷり

リビングイン階段を設けたLDK
リビングとダイニングは天井の高低差を活かしてゆるやかにエリアを分け、空間にメリハリをプラス(画像提供/アットナチュレ

一体感のあるLDKにはリビングイン階段を設置。2階に上がると、ホールを中心に3つの個室が配置され、それぞれの部屋の独立性も確保できるような間取りになっています。

夫妻の共通の趣味がフィギュアなどの収集ということで、随所に造作カウンターを設置。雑貨のディスプレイも楽しめるうれしい工夫です。また、2階のウォークインクローゼットの横には大切なコレクションを保管できる、子どもは立ち入り厳禁の趣味室を設けることもできました。

1階
1階の間取り図
キッチン、パントリー、洗面室、浴室を直線上に配置することで、スムーズな家事動線を実現。洗面室からリビング・ダイニングにも移動できるので、回遊できる生活動線が便利(画像提供/アットナチュレ
2階
2階の間取り図
3つの個室は吹抜けのホールを中心にレイアウトすることで、各部屋の独立性を確保。それぞれの部屋には十分な収納も設け、約3畳のウォークインクロゼットの隣は趣味のコレクションを保管できるスペースに(画像提供/アットナチュレ
ロフト
ロフトの間取り図
7畳強の広さのロフトは、荷物の出し入れがしやすい階段付き(画像提供/アットナチュレ

DATA
延床面積:124.03m2(37.5坪)
敷地面積:315.94m2(95.5坪)
家族構成:夫婦+子ども
施工会社:アットナチュレ

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【平屋・3LDK】2つの庭でたっぷり採光。コの字型の建物形状で、外からの視線も気にならない

ワイドな開口部を開けるとウッドデッキにつながるリビング
LDKの採光のため、玄関横の庭に加え、リビング横にも中庭を配置。ウッドデッキはセカンドリビングのようにも使える空間(画像提供/アールギャラリー(アールプランナー)

LDKを南に配置するプランではなく、家族の様子を常に感じられる位置にLDKを置くことを優先。LDKの採光を確保するため2つ庭をつくり、明るい空間を実現しました。中庭に設けたウッドデッキはアウトドアリビングとして活用でき、子どもと気兼ねなく遊べる空間になっているそうです。ダイニングからはシンボルツリーを植えた玄関横の庭の眺めを楽しむことができます。

また、玄関の土間収納は、室内からも行き来できる2WAY動線で、靴だけでなく、荷物もたっぷり収納。朝の支度もできる空間です。玄関横には手洗い場やトイレも備えられています。

2LDKの平屋の間取り図
LDKから洗面室、脱衣室、浴室、主寝室とつながる回遊動線により、起床後服を着替えて顔を洗い、リビングに行くといった動線もスムーズに(画像提供/アールギャラリー(アールプランナー)

DATA
延床面積:130.28m2(39.4坪)
敷地面積:320.23m2(96.8坪)
家族構成:夫婦+子ども
施工会社:アールギャラリー(アールプランナー)

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4LDKで3人暮らしの間取りポイント

4LDKはリビング・ダイニング・キッチンと居室が4つの間取りです。夫妻の主寝室のほかに3つ個室が確保できるので、子どもが増えた場合に対応しやすいほか、在宅ワークで夫妻それぞれの仕事部屋が欲しかったり、将来的に両親と同居することも視野に入れたりする3人家族にもおすすめです。

一方、基本的に家族全員がリビングで過ごすといったライフスタイルや、家族人数の変化もなさそうな場合は、個室を多く確保しても持て余す可能性もあります。4LDKにするのであればその分、リビングが狭くなったり、個室分の面積が必要になったりするので、各部屋の用途はしっかりイメージしておきましょう。

4LDKで平屋なら24坪程度、2階建てなら27坪程度~、3階建てなら30坪程度~の延床面積が必要になります。

【実例】4LDK・3人暮らしの間取り紹介

【2階建て・4LDK】4LDKで使うエアコンはおおむね1台。機能的でエコな住まいを実現

20畳超の明るいLDK
太陽光や風など、自然のエネルギーを活用したパッシブデザインの住まい。20畳超のLDKはリビングイン階段の吹抜けで2階とつながり、上下階の温度環境を均一に調整(画像提供/カーサ総研

高気密高断熱なパッシブデザインハウスでエコな生活をかなえたEさん家族。住宅の温度環境は空調システムのエアパスファンでコントロールしていて、1年を通して4LDKで使うエアコンは3台設置している内のおおむね1台で済むそうです。

2階は洗面台のあるオープンな廊下にエアコンを設置し、横並びに配置した3部屋を循環させるシステムを採用したことで、各部屋と廊下の温度差がなく快適な温度をキープ。2階にレイアウトした4室は寝室や書斎、ゲストルームやホビールームなどとして活用しています。

1階
1階の間取り図
高齢になってからのホームエレベーターの設置も見据え、パントリーは十分な広さを確保。キッチンとテラスが隣接しているため、庭でBBQや食事を気軽に楽しめる(画像提供/カーサ総研
2階
2階の間取り図
書斎の壁面には趣味のロードバイク4台をディスプレイして収納。ゲストルームとして確保した洋室の1室は、普段は妻のホビールームとして利用している(画像提供/カーサ総研

DATA
延床面積:121.63m2(36.7坪)
敷地面積:212.66m2(64.3坪)
家族構成:夫婦+子ども
施工会社:カーサ総研

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【3階建て・4LDK】念願のビルトインガレージをかなえた3階建ての家

玄関ホール側からも出入できるビルトインガレージ
ビルトインガレージはワイドサイズのスポーツカーも格納できるゆとりある広さ。玄関ホールから直接行き来ができる(画像提供/ライクスホーム

3階建ての1階部分には、念願のビルトインガレージを実現。広々とした空間は、車を収めるだけでなく、タイヤ交換やチューニング、DVDの鑑賞まで行うことができます。

2階に設けたリビングはふんだんに無垢のスギを使ったことで、いい香りが漂う空間に。現しの梁がアクセントとなった勾配天井が空間の開放感を高めてくれています。また、LDKのそばにはカウンターを造作。隙間時間などに、パソコンや読書などに使えるスペースになっています。

1階
1階の間取り図
1階には念願のビルトインガレージのほか、浴室や洗面室など水回りを配置。南側の家の裏手にはウッドデッキやガーデニングスペースも設けている(画像提供/ライクスホーム
2階
2階の間取り図
LDKには和室を併設し、くつろいだり、ゲストルームとしても使える空間に(画像提供/ライクスホーム
3階
3階の間取り図
3階には2つの個室をレイアウト(画像提供/ライクスホーム

DATA
延床面積:132.48m2(40坪)
敷地面積:99.19m2(30坪)
家族構成:母+夫妻+犬1匹
施工会社:ライクスホーム

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3人家族が暮らしやすい一戸建ての間取りは、その家族の構成や暮らし方などによって変わります。記事で紹介した間取り選びのポイントやさまざまな実例も参考に、ぜひ、自分達家族の暮らしに合う間取りを検討してみてください。

まとめ

同じ3人家族でも家族構成やライフスタイルは間取りを決める上で大事なポイント

一戸建てなら、上下空間の広がりや外部とのつながりを楽しむ間取りにすることができる

子どもが増える、親と同居するなど、将来の変化も視野に間取りを選ぶのが安心

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構成・取材・文/島田美那子 
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