愛知県は四季のはっきりした暮らしを楽しめる県。現在、名古屋市は、2027年を予定しているリニア中央新幹線開業に向けて、名古屋駅周辺の再開発やまちづくりが進んでいます。2016年6月にはKITTE名古屋が開業。2017年4月には商業施設やオフィス、ホテルなどが入るJRゲートタワーが開業予定。愛知県の玄関が大きく変わっています。
愛知県に注文住宅の施工会社は多くありますが、家を建てた人は、どのような会社で建てているのでしょうか。2014年度の着工棟数をもとに施工会社のトップ10社を紹介します。(住宅産業研究所調べ)
注文住宅を建てる人がどの施工会社に依頼をしたか、着工棟数の多い会社を見てみると、愛知県全体では上位10社中9社がハウスメーカー。旭化成ホームズ、一条工務店、大和ハウス工業のほか、名古屋市に本社がありゼロ・エネルギーハウスや全館空調システムの「スマート・エアーズ」などを用意するトヨタホームがランクインしています。ビルダーではサンヨーハウジング名古屋が入っています。
愛知県で着工棟数の多い会社を都市別で見てみましょう。
名古屋市のなかでも特に注文住宅の新築が多い名古屋市緑区では、愛知県全体のランキングと同様、上位10社の多くを住友林業、積水化学工業、積水ハウス、パナホームなどのハウスメーカーが入っています。ビルダーでは名古屋市を中心に注文住宅、店舗併用住宅の設計・施工、宅地分譲などを行うクラシスホームが健闘しています。
豊田市では、トヨタホーム、ミサワホームなどのハウスメーカーのほか、安城市、刈谷市、知立市を中心に、フルオーダーの注文住宅を建てる、安城市本社のナイスホームがランクインしています。
愛知県で注文住宅を建てるとき、ハウスメーカー、ビルダー、工務店のどの業態が多く選ばれているのでしょうか。いちばん多いのはハウスメーカーに建築を依頼した人で44%を占めています。そのうち、プレハブ工法の会社が29%で、木造の工法を扱う会社の15%よりも多くなっています。そのほか、地元の会社が多い工務店に依頼する人は31%、ビルダーは25%という結果になりました。
愛知県で注文住宅の着工棟数が多いのは、愛知県全体でも、都市別でも、ハウスメーカーが多くなっています。地元を拠点に家づくりに取り組むビルダーや工務店、設計事務所も多くありますから、依頼先探しではさまざまな会社を比較してみるのがオススメです。
【調査概要】
○調査会社:住宅産業研究所
○調査年度:2013年度(2013/4/1~2014/3/31着工)
掲載日:2015年7月29日