守秘義務

守秘義務(シュヒギム)の意味・解説

守秘義務とは、「業務上・職務上知りえた秘密を他に漏らしてはならない」という義務。秘密保持契約、英語:Non-disclosure agreementを略して「NDA」ともいう。
医師や弁護士などに対して法律で厳重な守秘義務が課されているほか、企業に勤める社員に対しても就業規則などで守秘義務が課される。また、M&Aの際にも、買い手企業は、売り手企業の経営上の重要事項を知りえる立場にあり、情報漏えいはM&Aの不成立だけでなく、売り手企業の存続に影響を与えることが多いため、徹底した秘密保持が要求される。
また、具体的な契約内容は双方の合意によって決められるが、すでに公知の情報や、秘密を当事者以外から別に入手した場合を除外する規定が定められることが多い。顧問弁護士のように交渉や取引に密接に関わる必要のある第三者への開示や、公的機関などから法律に則って開示を求められた場合なども除外されることが多い。

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